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姫様宣言プリンプリン P(SR) 水/火/自然文明 (9) |
クリーチャー:レッド・コマンド・ドラゴン/ハンター/エイリアン 11000 |
スピードアタッカー |
マッハファイター |
W・ブレイカー |
このクリーチャーが出た時またはバトルに勝った時、コスト10以下のサイキック・クリーチャーを1体、自分の超次元ゾーンから出す。 |
自分のターンのはじめに、バトルゾーンにある自分のサイキック・クリーチャーのコストの合計が100以上なら、自分はゲームに勝つ。 |
DMBD-13で登場した水/火/自然のレッド・コマンド・ドラゴン/ハンター/エイリアン。
cipまたはバトルに勝った時、コスト10以下のサイキック・クリーチャーを呼び出し、ターン開始ステップにサイキック・クリーチャーの合計コストが100以上なら、エクストラウィンできるスピードアタッカー、マッハファイター持ちのW・ブレイカー。
出せるサイキック・クリーチャーの文明は一切問わない。もちろん覚醒後のクリーチャーも直接呼ぶことができる。
マッハファイターですぐ攻撃可能なため、同一ターンにバトルゾーンにコスト10以下のサイキック・クリーチャーを2体並べることができる。
コストは大きいが種族が優秀で、しかもマナ基盤にもなる3色である。
【5色蒼龍】や【カイザー「刃鬼」】、【鬼丸「王牙」】に【連ドラ】などビッグマナ系統なら入るデッキは多く、汎用性はそれなりに高い。
【カイザー「刃鬼」】に投入すると、《閃光のメテオライト・リュウセイ》のオールタップで的を作らなくとも、マッハファイターで安全に《不敗のダイハード・リュウセイ》のシールド焼却を発動できる。また、自身と能力によって展開したクリーチャーを合わせて最大3体ものドラゴンを展開できるという利点があり、やはり《不敗のダイハード・リュウセイ》のサポートを活かしやすい。
このカードのスペックを一番生かせるカードは《蒼龍の大地》だろう。《蒼龍の大地》で《姫様宣言プリンプリン》を出す事で、マッハファイターと《蒼龍の大地》の効果バトルも含めて、サイキック・クリーチャーを最大3面、相手のターン中にS・トリガーで捲れても、2面の展開ができる。
ただし、パワーは11000と登場時点の基準でもコストの割に低く《ドンジャングルS7》の攻撃対象固定能力などの裏目もある。《超覚醒ラスト・ストーム XX》での殴り返しで処理しようにも、《ドンジャングルS7》が立った時点でこのクリーチャーでのサイキック展開は阻害されてそもそも《超覚醒ラスト・ストーム XX》の着地まで持っていけなくなり、そうなると原則呪文などで退かすしかなくなる。
結論から言うと、呼び出し範囲の広さ、種族の優秀さなどから、生半可なサイキックリクルーターの存在意義を一刀両断したカードと言える。
《姫様宣言プリンプリン》がバトルに勝てば、コスト9以下のハンタークリーチャーを超次元かマナゾーンから出せる。
《プリンプリン》のcipで出した後、マッハファイターでバトルに勝つと、《プリンプリン》の能力と合わせて《メンチ斬ルゾウ》の覚醒リンク素材を展開可能。《メンチ斬ルゾウ》の能力で後述する《真羅万龍 リュウセイ・ザ・ファイナル》を4体並べれば、合計コストが108となり、《プリンプリン》の勝利条件が達成できる。後述のラスト・ストーム型と比べて、超次元ゾーンを7枠も採るため拡張性が低く、また一目で相手に狙いが伝わってしまうが、《プリンプリン》1枚とパワー11000未満の相手のクリーチャー1体で済むので下準備の必要がほぼ無い点で有用。《禁断竜王 Vol-Val-8》も予め立っていれば、そちらで追加ターンを得ることで安全に《プリンプリン》の特殊勝利のタイミングを迎えることが可能。
単純に同一ターンにコスト10のサイキック・クリーチャーを2体出せば、それらを進化元に場に出すことが可能。攻撃する的こそ必要だが、相手の意思が絡まずに1枚で《ストーム G・XX》を出せるのはこのカードが初。しかしこのカードの真価は後述の《時空の踊り子マティーニ》と組み合わせることで発揮される。
《ラスト・ストーム》さえ場に出せたなら、後はきっちりと勝負を決めるだけ。ワールド・ブレイカーとヤヌスアンタッチャブルで殴りきってもいいし、覚醒込みでコスト合計100になるようにサイキック・クリーチャーを展開して特殊勝利を狙ってもよい。
クリーチャー限定のアンタッチャブルを持つので、《時空の支配者ディアボロス Z》面を2体出しておけば、相手はなかなか対処しづらいだろう。ちなみにターンの初めに片方を覚醒させた際に2体の《ディアボロス Z》を進化元に《ストーム G・XX》を重ねることで、もう一方の覚醒を引き継がせられる上に、進化元の《時空の支配者ディアボロス Z》/《最凶の覚醒者デビル・ディアボロス Z》をコストにできるので、覚醒に必要なカードが1枚(最初の《ディアボロス Z》の分を含めるなら4枚)で済む。
同一ターンに複数のサイキック・クリーチャーを並べられるので、これら3体の覚醒条件を満たせやすい。覚醒後の《真羅万龍 リュウセイ・ザ・ファイナル》のコストは21なので、特殊勝利を狙う要員として使える。それ目当てなら《FORBIDDEN STAR〜世界最後の日〜》があれば実質無条件で覚醒するコスト20の《最凶の覚醒者デビル・ディアボロス Z》でもいいと思われるが、《超次元リュウセイ・ホール》のような超次元呪文を入れたり、cipを使えることから《偽りの名 ゾルゲ》でループさせたりできる点ではこちらに軍配が上がる。また、《メンチ斬ルゾウ》型の場合、種族:ハンターを参照するため、このクリーチャーが必須。
主に《マティーニ》側が使われる。コスト3のサイキック・クリーチャーで、そのまま単体で出す意味はないが、覚醒条件が比較的緩いので、次の手順を踏むことで、あっという間に《超覚醒ラスト・ストーム XX》が誕生する。
こちらも《蒼龍の大地》とのコンボで容易に3面展開が可能なのも追い風。
覚醒後の《ユリア・マティーナ》も、使用頻度こそ少ないものの、ブロッカーと盾追加で最大二面止められるため、いざという時に役にたつこともあるだろう。その場合、なるべくチャンプブロックでこのクリーチャーを超次元ゾーンに戻しておきたい。
適当な7コスト以上のサイキック・クリーチャーの枠をこのカードにすることで、《超覚醒ラスト・ストーム XX》に、アンタップキラー状態を引き継がせられる。無闇にS・トリガーを踏むことがないので、安全にエクストラウィンの準備ができる。
《蒼龍の大地》と《姫様宣言プリンプリン》で2回戦闘破壊、《超覚醒ラスト・ストーム XX》でクリーチャーを攻撃して1回の戦闘破壊で、覚醒条件が達成できる。《超覚醒ラスト・ストーム XX》のアタックトリガー4体並べて覚醒させれば、相手のクリーチャーは-20000ものパワー低下で即座に溶け落ち、仮に生き残っても、+20000ものパンプアップがあるため、バトルでの突破はほぼ不可能。悠々と次の自分のターンのはじめを迎えてエクストラウィンできるだろう。cip、pig持ちクリーチャーや、呪文での除去に耐性がない点はご愛敬。
《蒼龍の大地》でのカウンターとして考えると、ブロッカー付与で防御性能を高められる。《プリンプリン》の能力でこのクリーチャーを出すのに1枠使うことを加味しても、
と、最大4面止められる。出すサイキック・クリーチャーのcipもあるため、期待値はもう少し高く見積もれるだろう。
また、《偽りの名 ゾルゲ》と組み合わせた場合、あえて《時空の不滅ギャラクシー》の面で出すことで、《プリンプリン》の能力を誘発しつつ、擬似的にスピードアタッカーのW・ブレイカー2体+更なるサイキック・クリーチャー1体が並ぶ。必至の盤面を覆せる可能性があるため、覚えておいて損は無いだろう。
自身以外の味方全体にすべてのバトルに勝つ能力を与える。《プリンプリン》のそう高くないパワーを補ってくれるため、コンボの始動を考えない場合は最高の相方となる。主に《プリンプリン》のcipで出すことになるだろう。なお、《蒼龍の大地》で《プリンプリン》を出す場合、《蒼龍の大地》の効果バトルの際には、まだこのクリーチャーはバトルゾーンに出せない点には注意。
実は《超次元ストーム・ホール》、《並替と選択の門》などと共に、《ストーム・カイザー》にアクセスできる数少ないカードでもある。それらと違ってドラゴンのため、【ファイナル・ストーム XX NEX】でこのカードが捲れても覚醒や追加ターンが不発に終わる事故が減るのもうれしい所。
ドキンダムBLACKだけで99ものコストを稼ぐことができるため、隣にサイキック・クリーチャーを並べておけばそれだけでエクストラウィンを達成できる。コスト5以下のクリーチャーおよび呪文に対するアンタッチャブルも持っているため場持ちもそこそこ。
ただし、エクストラウィンの達成および裏返すには自分のターン開始時に相手の場に封印がある必要があり、プリンプリンを出せる頃には相手がフィニッシャーを出すのも容易となる可能性があるため、封印の維持と早期の召喚が課題となる。
事前に1体を出しておくか、《蒼龍の大地》から《プリンプリン》を出す事でスムーズにGP覚醒リンクに繋げられる。その後、アタックトリガーによって追加の《プリンプリン》を展開し頭数を増やせば、そのまま勝ちまで持っていく事は容易だろう。《イソレイト》の性能が単体で完結している為、超次元ゾーンを含めデッキ構築の自由度が非常に高い点が嬉しい。
DMBD-13発売直後から、【5色蒼龍】にこのカードを入れたデッキ構築が数々考案されるが、【連ドラグナー】、【青黒緑デッドダムド】と比べると、環境での活躍は乏しい。
【5色蒼龍】以外には、サブフィニッシャーとしてこのカードが2枚程度入った【5色ジョリー】の優勝報告がされており、補助役程度の活躍はしている。
DMRP-15期にはこれをタッチした型の【モルト NEXT】のチャンピオンシップ優勝が報告された。同構築では《時空の神風ストーム・カイザー XX》も採用されており、《奇跡の覚醒者ファイナル・ストーム XX NEX》に覚醒させてそちらのアタックトリガーで疑似《勝利宣言 鬼丸「覇」》の実現を狙うのだと思われる。
DMSD-19期開始前に青赤緑構築の【モルト NEXT】が周知され、以降このカードも色が合う汎用サイキック・リクルーターということでこのシリーズ中そこそこ使われた。
DM24-RP1期にはこれを《蒼龍の大地》で呼び出してそちらの効果でバトルしてからマッハファイターを使い、一気に《勝利の頂上 ヴォルグ・イソレイト6th》を用意する型の【5色蒼龍】が120人参加規模のチャンピオンシップで4位入賞。
Q.自分のターンのはじめに、《時空の支配者ディアボロス Z》を「覚醒」させるためにバトルゾーンの《姫様宣言プリンプリン》を山札に加えてシャッフルしました。「覚醒」によりバトルゾーンにある自分のサイキック・クリーチャーのコストの合計が100となった場合、自分は山札に戻した《姫様宣言プリンプリン》の「自分のターンのはじめに」の能力でゲームに勝てますか?
A.はい、勝利することができます。「ターンのはじめに」がトリガーした《姫様宣言プリンプリン》が別のゾーンに移動しても、効果がなくなることはありません。
引用元(2020.8.21)