《
|
大神秘イダ UC 自然文明 (5) |
進化クリーチャー:ジャイアント/サムライ 7000 |
マナ進化:自然のクリーチャーを1体自分のマナゾーンから選び、このクリーチャーをその上に重ねつつバトルゾーンに出す。 |
W・ブレイカー |
W・ブレイカー以外の効果を持たない準バニラだが、種族と進化方法が非常に優秀。
ビートダウンの中盤の一押しが欲しい5コスト到達点でパワー7000の疑似スピードアタッカーは非常に強力。5以上にマナを伸ばす必要が無いビートダウンデッキに置いてはよく採用される。
ジャイアントとサムライはどちらもサポートカードが豊富であり、特に《西南の超人》によるコスト軽減の恩恵を受けられる点は大きい。
加えてバトルゾーンの戦力を減らさずに召喚されるマナ進化であるため、奇襲性は抜群であり、場合によってはわずか1コストの疑似スピードアタッカーと化すことも。
《進化の化身》からそのまま繋げられるのも利点だろう。
《西南の超人》→《剛撃戦攻ドルゲーザ》→《大神秘イダ》×2といけば、そのままゲームエンドである。《西南の超人》のセイバーにより、《デーモン・ハンド》1枚程度のS・トリガーなら問題はない。
また《奇兵の超人》で二体呼んでくれば、6マナでW・ブレイカーが二体並ぶ。
コスト5の自然クリーチャーであることから《邪帝斧 ボアロアックス》および《邪帝遺跡 ボアロパゴス》を利用するビートダウンとも相性が良く、マナゾーンから呼び出すことで即座に2打点を追加することができる。マナの消費はより激しくなるため、《成長の面 ナム=アウェイキ》や《ベル・ザ・エレメンタル》の能力でカバーしたいところ。
DM23-RP4では《超重竜 ゴルファンタジスタ》が登場。このクリーチャーから革命チェンジでき、そちらのcipでこのクリーチャーをマナから踏み倒すこともできるため、ビートダウンデッキでは抜群に相性が良い。《龍装者 バルチュリス》を併用すれば3ターンキルも可能。
《邪神M・ロマノフ》殿堂入り後の【Mロマノフビート】では、《進化の化身》から呼び出されるサブフィニッシャーとして採用された。そちらはあまりマナが伸びずこれを詰めの1手に出しても大きなデメリットとなり辛かった。サイキックマスター日本一決定戦のレギュラークラス優勝デッキにも採用されていた。
エピソード1環境からエピソード2環境では【赤緑ギフト】や【ラムダビート】の追撃要員として使われた。当然サイキックではないので、《希望の親衛隊ファンク》で溶かされないという利点があった。
ドラゴン・サーガ環境では【緑単サソリス】において、《邪帝斧 ボアロアックス》で踏み倒せる召喚酔いしないW・ブレイカーであるため、定番フィニッシャーとして活躍した。ここでもやはりクリーチャーである点が優位に働いた。
しかしその後、【緑単サソリス】はコントロール型にシフト。相性の良いデッキが減ったことやインフレによって小型~中型クリーチャーのスペックが向上したことで、このカードもあまりあまり見かけなくなった。
ぱっと見たスペックは淡白であり、火文明のシューティングガイアールのようなコストパフォーマンスに優れた動きに劣ってしまいそうだが、自然文明、5コスト、パワー7000、マナ進化の進化クリーチャーである点などから独自の需要を生み出し、長い間使われたカードであった。特に手頃なサイズの進化クリーチャーという点が大きく、いかにも神化編らしい1枚と言えるだろう。
性能は全く同じでDMPP-13にて登場した。レアリティはレアに上昇。
TCG版とは環境が全く異なるため、《西南の超人》を入れる【ジャイアント】でさえ採用されることが少ないカードであった。
DMPB-04で再録。相変わらず普通に使う場合は使用価値の感じにくい中速アタッカーだが、進化も出せる《邪帝斧 ボアロアックス》で踏み倒しで出すには替えのきかないクリーチャーである。
《龍覇 イメン=ブーゴ》から装備した《ボアロアックス》のcipで《鎧亜の咆哮キリュー・ジルヴェス》、さらに《イメン=ブーゴ》の攻撃に反応したアタックトリガーで《大神秘イダ》で5打点が生成できる。序盤に《青銅の面 ナム=ダエッド》や《成長の面 ナム=アウェイキ》で削り要員があるならリーサルが見える。
DMPP-24の《豪勇者「猛攻の面」》とは相性抜群。《邪帝斧 ボアロアックス》を装備させた《龍覇 サソリス》を《「猛攻の面」》に進化させて攻撃すれば、先に《ボアロアックス》が《イダ》を出す処理を済ませてから《「猛攻の面」》のアタックトリガーのパワー2倍パワード・ブレイカー付与が処理されるため、《イダ》がパワー14000の即時3打点となる。ただし、マナから踏み倒す都合上《「猛攻の面」》が持つマナ武装の全体アンブロッカブル・破壊置換効果付与を剥がしてしまいかねないため注意が必要。