時空(じくう)神風(かみかぜ)ストーム・カイザー XX(ダブルクロス)

時空の神風ストーム・カイザー XX SR 火文明 (10)
サイキック・クリーチャー:アーマード・ドラゴン/フレイム・コマンド 12000
T・ブレイカー
覚醒−自分のターンのはじめに、自分の山札から1枚目をすべてのプレイヤーに見せる。そのカードがドラゴンであれば、このクリーチャーをコストの大きいほうに裏返す。
覚醒後⇒《奇跡の覚醒者ファイナル・ストーム XX NEX》

DM-38で登場した大型サイキックアーマード・ドラゴン/フレイム・コマンド
パワー12000のT・ブレイカー準バニラクリーチャー

コスト10という覚醒前としては最高クラスの重さであるため呼び出す手段が非常に限られている。

覚醒後の《奇跡の覚醒者ファイナル・ストーム XX NEX》は強烈なフィニッシャーとなりえるため、《時空の神風ストーム・カイザー XX》を使うからにはやはり覚醒を狙っていきたい。

覚醒条件は、自分のターンのはじめに自分の山札の上から1枚目を公開し、それがドラゴンであるというもの。指定されているのはクリーチャーではなくカードであるため、ドラゴンを持っていればタマシードなどでもよい。
また、覚醒後の《奇跡の覚醒者ファイナル・ストーム XX NEX》追加ターンを得られる能力をもっており、これの条件もアタックトリガーであること以外は同様である。
バルガ系の効果を彷彿させる条件となっており、【連ドラ】などにそのまま組み込める様意識したのだろう。

構築の段階から縛りを要求する条件であり、実践的なレベルで覚醒覚醒後の追加ターン取得を成功させるには、何もせずともドラゴンをめくれる位デッキドラゴン比率を高めておくか、山札操作を挟むなど工夫が必要となる。
見た目よりも構築難易度は高く、【連ドラ】に投入すると《超次元ストーム・ホール》自体がデッキドラゴン比率を下げてしまうため、他のバルガ系の能力を阻害しかねない。
山札操作をしようと思うと、「《超次元ストーム・ホール》」と「覚醒のためのドラゴン」と「山札操作カード」の3種をデッキに入れることが要求されるため、デッキスロットを圧迫する上にデッキパワーが落ちやすい。あまりにも盤面をおろそかにした構築をすると、覚醒に成功し《奇跡の覚醒者ファイナル・ストーム XX NEX》追加ターンを得られても、仕留めきれない事態も起こりえる。

そもそも《超次元ストーム・ホール》自体が《時空の神風ストーム・カイザー XX》の覚醒を妨害するというジレンマを抱えているため、何も考えず採用しようと思うとちぐはぐな構築になりやすい。
《時空の神風ストーム・カイザー XX》の覚醒覚醒後の追加ターンを狙いつつ合理的なデッキ構築をするのはなかなか難しく、時にはある程度デッキコンセプトを歪めることを容認するか、完全に専用デッキにするなどした方がいいだろう。

とはいえドラゴンシナジーの恩恵は十分にあり、ドラゴンデッキであれば《インフィニティ・ドラゴン》で守るなど出来、覚醒に失敗しても前のめりな構築をしておけば《時空の神風ストーム・カイザー XX》の打点も生かしやすい。
山札操作も、ドラゴンとなにかとシナジーがある《魂の呼び声》が存在し、覚醒後の追加ターン取得まで確約してくれる。公式サイトでもこれを組み合わせたデッキが紹介されている。山札操作を使ったドラゴンデッキには【転生ライザー】があり、そちらに投入することも考えられる。
【ドラゴンランデス】に投入するのも一考。自然とドラゴンの比率を高めることが出来、ランデスによる妨害で《時空の神風ストーム・カイザー XX》の覚醒の試行回数を稼ぎやすい。

数多S・トリガードラゴンの追加やツインパクトの登場などもあり、ドラゴンカードプールは登場当時よりも随分よくなっている。【連ドラ】ほど尖らせなくとも、デッキの動きの幅をもたせたままドラゴン比率を高めていくことも十分出来るようになった。

《奇跡の覚醒者ファイナル・ストーム XX NEX》追加ターンが得られれば勝ちは固い。
他のサイキック・クリーチャーよりもデッキへの依存が大きいため、無理のないしっかりした構築を目指したい。
また、覚醒後がQ・ブレイカー解除をもっていないことを考えると、盤面にある程度打点を用意するか、スピードアタッカー等で詰め切れる構築にするべきだろう。

DMBD-16《ネオ・ボルシャック・ドラゴン/ボルシャックゾーン》《ボルシャック・栄光・ルピア》が登場した辺りからメインデッキ40枚全てをドラゴンで統一したデッキも現実的に作ることが可能となり、デッキに実戦性能を持たせつつ無限追加ターンを狙いやすくなった。ドラゴンでもある呼び出し元には《姫様宣言プリンプリン》がある。ただし王来篇環境には、《Disアイ・チョイス》《始まりの龍装具 ビギニング・スタート》を装備した《最終龍覇 グレンモルト》など、ストッパーとなるスレイヤーブロッカーが多いため、過信は禁物。

ドラゴンデッキにせよ専用デッキにせよ、上記したジレンマがあるため、《超次元ストーム・ホール》の枚数から気を配っていくべきだろう。

デュエル・マスターズ プレイスでは

時空の神風ストーム・カイザー XX PS 火文明 (10)
サイキック・クリーチャー:アーマード・ドラゴン/フレイム・コマンド 12000
T・ブレイカー
覚醒:自分のターン開始時、自分の山札の上から1枚目を墓地に置く。それがドラゴンであれば、このクリーチャーを《奇跡の覚醒者ファイナル・ストーム XX NEX》のほうに裏返す。
覚醒後⇒《奇跡の覚醒者ファイナル・ストーム XX NEX》

DMPP-14で実装。自分のターン開始時に、自分の山札の上から1枚目を見せるではなく墓地に置くになった。
《超次元ストーム・ホール》も条件付きでS・トリガーが付与されるようになった為、自ターンに即刻覚醒を狙えるようになった。

TCG版では表向きにしたカードをドローステップで引くため何を引いたか相手に知られてしまうが、デュエプレでは墓地送りにするため新たに引くカードが相手にバレてしまうことはない。
ただし山札の減りが早くなってしまった為、終盤召喚する際にはライブラリアウトに注意したい。

  • パックや生成では入手できず、《超次元ストーム・ホール》入手時に特典として付いてくる。レアリティがなくなったがSRの特典カードなので入手難易度はSRのままである。

関連カード

フレーバーテキスト

  • DMPP-14DMPS-06
    炎のキズナを以て、悪を討つ!GENJI・XXよ!ついてこれるか!?――時空の神風ストーム・カイザー XX

収録セット

デュエル・マスターズ

デュエル・マスターズ プレイス

参考