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流離の頭目 鬼流院 刃 R 自然文明 (7) |
クリーチャー:ビーストフォーク/ハンター 8000 |
相手の墓地にカードが10枚以上あるなら、このクリーチャーの召喚コストを2少なくする。 |
バトルゾーンに出た時または攻撃する時、いずれかのプレイヤーの墓地から、すべてのカードを持ち主の山札に加えてシャッフルする。 |
W・ブレイカー |
DMPP-18で登場した自然のビーストフォーク/ハンター。
デュエル・マスターズ プレイスのゲームオリジナルカード。
相手の墓地が10枚以上あれば5マナで出せ、タイタントリガーで自分または相手の墓地をリセットするW・ブレイカー。
デュエマでよくある「数シーズン前の環境を席巻したカードへの火消し[1]」として誕生したと思われるカード。具体的には【M・R・C・ロマノフ】に対して刺さる。
コスト軽減能力は、カードタイプ条件は違うものの《黒龍王ダーク・ジオス》以上の枚数が必要になるため、あまり期待しないほうが良いだろう。
下の解説通り《ヴォルグ・サンダー》のような大規模墓地肥やしでも9枚以下で止まってしまうということも多々あるため、《母なる大地》から必要な場面で引っ張り出すなどの工夫は欲しい。
直前のDMPB-03の実装と同時にNew Divisionで使えなくなる《お清めトラップ》と入れ替わりで登場したあからさまな墓地利用メタである。
しかし、肝心の【M・R・C・ロマノフ】が、DMPP-18環境では逆風が強すぎて数を減らした(DMPP-16〜DMPP-20環境 (デュエプレ)を参照)ため、《流離の頭目 鬼流院 刃》は全く使われることはなかった。
また、自身のコスト軽減条件やパワーラインは《ヴォルグ・サンダー》のメタとして設定されたのだろうが、相手の墓地が9枚以下で止まってしまった場合、手打ちでのコスト5超次元呪文のカウンターとして使えない弱点があった。
よくあるパターンの、《超次元リバイヴ・ホール》で《煉獄邪神M・R・C・ロマノフ》を確保しつつ、2体目の《ヴォルグ・サンダー》でさらに墓地を肥やし、同じターンに《M・R・C》に進化してアタックトリガーを使うというものに対応しきれず、コスト5換算のメタカードとしては信頼性も低い。相手のチャージャーの加速や《特攻人形ジェニー》などをかいくぐりながら7マナ溜めて召喚する必要がある。
DMPP-19環境では【M・R・C・ロマノフ】が復活してきたことに加え、《流離の頭目 鬼流院 刃》を使う必要性がなかった最大の理由である「《サイバー・N・ワールド》で十分」という問題が、《N・ワールド》が環境的に採用が忌避されるようになったということで、すでに《お清めトラップ》が使えなくなっているNew Divisionでは消去法的に採用が検討されるようになった。
今季は呪文のコスト加重を意識した《埋葬虫ベリアル・ワーム》型も人気が高まっているため、TCGの《コッコ・武・ルピア》よろしくタイタントリガーで毎ターン墓地リセットしていけば《M・R・C》への進化を継続的にロックできる。
自分の墓地もリセットできるという地味な性質も、《ガチンコ・ジョーカー》《偽りの王 ヴィルヘルム》《恵みの大地ババン・バン・バン》《アクア・アタック<BAGOOON・パンツァー>》を使っていて試合が長引いたせいで自分がデッキアウト寸前という状況から救い出すことができる。
自分の墓地に溜まっているのは唱え終わった《超次元リュウセイ・ホール》や《母なる大地》、相手に破壊された《永遠のリュウセイ・カイザー》などなので今引きの強化にもなる可能性もある。