DMPP-16〜DMPP-20環境 (デュエプレ)


  1. DMPP-16 「ファースト・オブ・ビクトリー -激竜王の目覚め-」期
  2. DMPP-17 「ライジング・アライズ -希望の王女-」期
    1. #update1
  3. DMPP-18 「ゴールデン・ビクトリー -天頂開戦-」期
  4. DMPP-19 「グレイト・ディスティニー -希望の双子-」期
  5. DMPP-20 「レイジ・オブ・インフィニティ -神人類光臨-」期
    1. #update2

DMPP-16 「ファースト・オブ・ビクトリー -激竜王の目覚め-」

2022年9月29日実装。

新たに「New Division」で使えなくなるDMPP-10DMPP-10EXサムライナイトの登場弾だったこともあり、それらの基盤カードが一部使えなくなっている。
New Division環境に大きな影響があるのは【白黒緑超次元】などに入る《天雷の導士アヴァラルド公》くらいだろうか。
そのほか、【エンペラー・キリコ】でワンショットコンボのお供として利用されてきた、《鬼装 オーガ・フィスト》も使えなくなった。

+  新たに「New Division」では使えなくなる主なカード

実装後の環境(Ver.3.0.0〜)

この弾では、ハンター主体のビートダウンデッキと、《若頭 鬼流院 刃》を利用したソリティアデッキ、エイリアン系統のデッキが新しく成立した。

少ないパーツでの即死級のコンボには、《復活の祈祷師ザビ・ミラ》で一気に《竜骨なる者ザビ・リゲル》《ハイドラ・ギルザウルス》《ガロウズ・セブ・カイザー》《死海竜ガロウズ・デビルドラゴン》(+《時空の戦猫シンカイヤヌス》)を登場させるパッケージがある。
長期戦に強い《龍聖大河・L・デストラーデ》デッキに組み込んだり、生贄を揃えられる【エンペラー・キリコ】に投入したりすることで上位デッキでも太い勝ち筋として十分運用できる。

《永遠のリュウセイ・カイザー》は、マッドネスに依存しないビッグマナ【バルガライゾウ】【エンペラー・キリコ】で極めて強力である。

後々まで活躍が期待できるカードには、シークレットカードにもなった《霞み妖精ジャスミン》《特攻人形ジェニー》をはじめ、《DNA・スパーク》《地獄門デス・ゲート》《スーパー炎獄スクラッパー》《黙示護聖ファル・ピエロ》《ジオ・ブロンズ・マジック》などがある。

《光流の精霊ガガ・カリーナ》《次元流の豪力》によって《大神砕グレイトフル・ライフ》の足回りが強化された。

《タイタンの大地ジオ・ザ・マン》は対象にカードタイプの縛りがなく、デュエプレで初の濁りの心配が不要なマナ回収であり、緑入りコントロールで使用率が高い。

Ver.3.0.1〜

2022年10月27日付で、《ダイヤモンド・カスケード》の能力ナーフ《魔光蟲ヴィルジニア卿》《エンペラー・キリコ》DP殿堂が施行された。

New Divisionで元々使用率が高くなかった【ダイヤモンド・カスケード】は、完全に息の根を止められた。
All Divisionでのみ使える《ダイヤモンド・ブリザード》はお互いに回収できる関係なので【ダイヤモンド・ブリザード】が依然として環境で使われ続けている。

《魔光蟲ヴィルジニア卿》の1枚制限はデッキの幅が狭まったものの、《ヴィルジニア卿》は4枚入れるべきという固定観念から解放されたため、【M・R・C・ロマノフ】の再考察のきっかけとなった。根本的なデッキパワーの高さはまだ損なわれていないため、依然として環境で使われ続けている。

《エンペラー・キリコ》は状況次第で評価が変わる。《無頼妖精ワイルド・リリィ》があるので、盾落ちさえしなければ《キリコ》が1枚でも安定してマナゾーンに確保できる。つまり87.5%の確率でDP殿堂前と同等の動きが可能で、以前よりデッキの1〜3枠が空いた状態で運用できる。
敗退のないランクマッチでは、盾落ちは事故と割り切れば使用感はさほど変わらず使うことができ、BO3やBO5のような少ない試合数なら事故を全回避する確率も現実的。
しかし、BATTLE ARENA予選のような、10戦前後を1〜2敗ほどに抑えたいルールでは、12.5%の盾落ちはかなりの痛手となる。《キリコ》をマナゾーンに置いた後から呪文ロックされ《神歌の星域》が封じられてしまえば、手札からの召喚に使う用のカードも足りなくなった。
少なくとも、【エンペラー・キリコ】が新たなリスクを抱えたのは確実で、ランクマッチでの使用率は大きく下がった。

この時期に活躍したカード・アーキタイプ

  • 活躍したカード

DMPP-17 「ライジング・アライズ -希望の王女-」

【バルガライゾウ】の本体や周辺パーツ、【M・R・C・ロマノフ】から数枚、《時空の英雄アンタッチャブル》のメタカードに使えた《ローズ・キャッスル》といったカードがNew Divisionから撤退する。

《蒼狼の始祖アマテラス》DMPS-04で再録されており、2022年末まで使えるので【エンペラー・キリコ】は生き残る。

1弾前に《魔弾バレット・バイス》が落ちていたため死に体だった【ナイトコントロール】は、さらに《暗黒皇グレイテスト・シーザー》《超銀河弾 HELL》までこの弾で落ちる。
※このカードプールでのナイト・マジック持ちは《魔弾グローリー・ゲート》《魔弾デュアル・ザンジバル》《魔弾 ベター・トゥモロー》のみになる予定なので、もう組むことは難しい。(前2種は2022年末まで)

+  新たに「New Division」では使えなくなる主なカード

実装後の環境(Ver.3.1.0〜)

New Divisionでは《超次元リュウセイ・ホール》《ドンドン吸い込むナウ》などを獲得した【Nエクス】が躍進し、メタゲームの中心となった。

《母なる大地》《ドンドン吸い込むナウ》を得たことで青緑系のコンボデッキの安定性が高まった。

《ヴォルグ・サンダー》の登場により、【M・R・C・ロマノフ】は従来のシステムクリーチャーを採用した構築からデッキ内の呪文比率を極端に高めた構築へと大きく変化した。

呪文に依存するデッキの増加から《聖隷王ガガ・アルカディアス》を採用できるエイリアンが評価された。《龍聖大河・L・デストラーデ》を採用できる白青黒で組まれることが多い。

《闇戦士ザビ・クロー》などの登場により黒を含む速攻が強化された。

《光器アマテラス・セラフィナ》から唱える呪文として《超次元ホワイトグリーン・ホール》《陰謀と計略の手》が加わったことで、《セラフィナ》を主軸にした5cコントロールが新たに誕生した。

カードプール更新

New DivisionではLEGEND of KIRIFUDA魂Knights of Arcadiaマスター・オブ・NEXマスター・オブ・ロマノフLEGEND OF PLAY'S 2022のカードが使えなくなり、燃えよ紅蓮のガイアール咆えろ漆黒のガロウズLEGEND OF PLAY'S 2023のカードが新たに、もしくは引き続き使えるようになった。

《ゴースト・タッチ》《汽車男》ナーフ解除、 《魂と記憶の盾》DP殿堂解除が行われた。

+  カードプール変化のリスト

カードプール更新後の環境

《魂の大番長「四つ牙」》《アクア・アタック<BAGOOON・パンツァー>》の登場により《超次元リュウセイ・ホール》の汎用性がさらに上がった。

《フェアリー・ミラクル》が再録されNew Divisionでも使えるようになった。
《超次元ガード・ホール》白黒《超次元リュウセイ・ホール》青赤緑の2セットで《フェアリー・ミラクル》の5文明を達成できることから【5色コントロール】(およびAll Divisionでの【バイオレンス・フュージョン】)はこの超次元呪文基盤がスタンダードなものになった。

《封魔ゴーゴンシャック》の再録および呪文メタ性能の向上により、【青黒墓地進化速攻】などでの採用率が上がった。

《紅蓮の怒 鬼流院 刃》の登場により【紅蓮ゾルゲ】が組めるようになった。【Nエクス】基盤にコンボパーツを入れた形になることが多い。

《ヘブンズ・ゲート》が再録されNew Divisionでも使えるようになった。
その《ヘブンズ・ゲート》に、DMPP-17で登場していた《魔光大帝ネロ・グリフィス・ルドルフ》及び自壊クリーチャーを組み合わせた構築がNew Divisionから開拓され、《ルドルフ》は天門系デッキの主流となった。

主流デッキ

参考:大会環境(ND)の使用率分布

DMPP-18 「ゴールデン・ビクトリー -天頂開戦-」

既存カードでは、《若頭 鬼流院 刃》に弱体化が行われた。

+  新たに「New Division」では使えなくなる主なカード

実装後の環境(Ver.3.2.0〜)

New Divisionでは、以下のような傾向が見られる。

まず、今弾から頭角を現した【メンチ斬ルゾウ】だが、従来から存在していた《予言者ヨーデル・ワイス》が、《魂の大番長「四つ牙」》と併用することで安定してビッグマナに到達できるということの発掘により、特に開幕で大流行した。
研究が進むと対策として《希望の親衛隊ファンク》が多用されるようになり、非サイキックなのについでに倒されてしまう《予言者ヨーデル・ワイス》が使いづらくなり、多少他のデッキに人が流れた。

《希望の親衛隊ファンク》によるサイキックメタのアンチデッキとして、【Nエクス】も差別化に成功した。これでも《勝利のガイアール・カイザー》が機能しなくなる点は痛いが、デッキ名の《ボルバルザーク・エクス》《サイバー・N・ワールド》は《ファンク》の重ねがけでも場に残れるアタッカーであり、《アクア・アタック<BAGOOON・パンツァー>》も殴りに参加して押し切ることが多い。

同じく青赤緑基盤で《次元院のディメンジョン・ホーン》を使うデッキも一定数活躍している。
主に《恵みの大地ババン・バン・バン》を使って、16マナまで伸ばしてしまえば、《殲滅の覚醒者ディアボロス Z》覚醒をスルーして直接出すこともできる。
また、14マナ到達で《龍圧の覚醒者ヴァーミリオン・ドラヴィタ》も出せる。《聖隷王ガガ・アルカディアス》と違い抜け道のない呪文ロックは言うまでもなく強力。
状況を見て、常時相手全体-5000か常時相手呪文ロックかを使い分けてフィニッシュする。

これらのデッキで必ず候補に入るであろう《勝利宣言 鬼丸「覇」》だが、フィニッシュ力は高いものの、環境全体がコストの大きい制圧札を積む構築が多くガチンコ・ジャッジが不安定だった。
追加ターン獲得の失敗のリスクを考えると、《ボルメテウス・サファイア・ドラゴン》ほど「出し得・殴り得」とまではならず、リーサルが足りている場面のスパークケアや、負け濃厚な場面に今引きからの逆転勝利を期待して2枚程度の採用が多い。

《悠久を統べる者 フォーエバー・プリンセス》は、山札回復【悠久弾幕】ギミックよりも、コスト踏み倒しメタとして活躍した。
原則としてサイキック・クリーチャーを完全に封殺でき、トップメタの【ヘブンズ・ゲート】に対しても、《魔光大帝ネロ・グリフィス・ルドルフ》の能力が使えないマナ送りで対処できる。

まず、《希望の親衛隊ファンク》の登場により、それを採用できる枠が作れるコントロールデッキという時点で追い風が吹いている。
《カチコミの哲》《予言者ヨーデル・ワイス》など刺さる相手が多く、【黒緑速攻】のような5マナ溜められないデッキ以外では、が入れば必ず《ファンク》採用が検討されるほどの流行具合である。
《ファンク》を使うために黒を組み込んだ【ターボゼニス】や【5色コントロール】も見られた。

【ヘブンズ・ゲート】には《偽りの名 オレオレ・ライオネル》などの新規パーツが登場したが、環境ではレシピに大きな変化はなく、《コアクアンのおつかい》を新たに組み込んだ程度の【ルドルフ天門】に落ち着いた。
「破壊された時[1]」や「(アタック・チャンス時なら)相手のクリーチャーが攻撃する時」は使えるものの、《炎龍秘伝カイザー・フレイム》でブロッカー全滅には気をつけたい。呪文アンタッチャブルの《墓守の鐘ベルリン》も一緒にやられてしまう。

白青黒エイリアンも、環境への刺さりから使用率の伸びが確認された。《希望の親衛隊ファンク》エイリアンを持つので《ザビ・クラズ・ドラグーン》コスト軽減でき、エイリアンを使わないデッキに高パワー呪文ロックを発揮できる《聖隷王ガガ・アルカディアス》も採用できる。ドローソース《コアクアンのおつかい》《セブ・コアクマン》を併用できる点、フィニッシュの際には《復活の祈祷師ザビ・ミラ》から《死海竜ガロウズ・デビルドラゴン》でカウンターを封じられる点も魅力。

開幕は青緑のTCG【ターボゼニス】が切り口として試みられたが、ただ最速でゼニスを出すだけでは、ナーフ前の【若頭 鬼流院 刃】ほどの制圧力がない。また、同時期は《黄金世代 鬼丸「爆」》のようなビートダウンも多く存在したため一時期鳴りを潜めた。

ところが、プリン効果《勝利のプリンプリン》オールタップ《ボルメテウス・ホワイト・フレア》、それらを出したり仕込んだりする《超次元ホワイトグリーン・ホール》と延命カードが多く、【ヘブンズ・ゲート】の隆盛も相まってビートダウンが激減。この環境変化を受けて、S・トリガーを貫通して安全に勝てる《「祝」の頂 ウェディング》をフィニッシャーにしたデッキが再び組まれるようになった。この際、初期のようなターボよりも、何かしら3色以上でコントロール色を強めた方針転換も少なくない。

《「祝」の頂 ウェディング》は召喚限定でのcipで手札・場から合計4つ選ばせ除去を使えるため相手を選ばず高い封殺力を発揮できる。
《「智」の頂 レディオ・ローゼス》は、《墓守の鐘ベルリン》《永遠のリュウセイ・カイザー》などの採用率が高いためにやや腐りやすいが、出しどころを選べば非常に強力なカード。

準必須のサポートカードは、置きマナ加速アンノウンマナ召喚できるシステムクリーチャー《偽りの名 ハングリー・エレガンス》。登場時点のゼニスはすべてアンノウンも持つので、実質ゼニスサポートとして使える。多く採用すると手札事故の元になるゼニスを、自己コスト軽減と息切れ対策のマナ利用に転換できる。
青緑(ターボ系)なら《偽りの名 イージス》青赤緑《超次元リュウセイ・ホール》併用系)なら《偽りの名 ゾルゲ》白黒緑なら《偽りの名 シャーロック》といったアンノウンも採用し、種族シナジーをより活用するパターンもある。>【アンノウン】

なお、マナ召喚とデュエプレの文明の解放システムの相性は最高で、《エレガンス》経由なら実質使用可能マナの支払いのみで済む。この特徴から《偽りの名 シャーロック》白黒ではないデッキでもタッチ採用は多く見られる。

ゼニスデッキは、【ヘブンズ・ゲート】を主な仮想敵としてトップメタに進出した。また、単体性能の高さから、【Nエクス】等のマナが伸びるデッキにグッドスタッフ的にゼニスが採用されることもある、

また、中低速デッキを粉砕するために運用されるため、単発ではカード1枚を「使う」扱いで踏み倒すガチャカードの《「俺」の頂 ライオネル》はコンセプトに合わず通常は採用されない。
無論、1枚のシールド追加ブロッカー《星龍パーフェクト・アース》効果で他のゼニスにはない防御力の高さがあり、《天頂の精霊ワテライオ》《天運ゼニスクラッチ》《先導の精霊ヨサコイ》など早出し手段を活用するデッキでは受けの役目を担う代替不可能なゼニスとして採用されている。

  • 速攻

速度次第、S・トリガー次第でトップメタと戦える速攻デッキも使われた。
小細工なしに殴る【赤白速攻】や、《虚構の影バトウ・ショルダー》《封魔ゴーゴンシャック》を入れたメタビート型がある。【赤緑ハンター速攻】も活躍した。

上手く回れば速攻に近いキル速度を発揮し、対速攻にもシールドブレイクで得た手札をフル活用してカウンターできる【ドン・グリル】も一定数活躍した。中低速にも速攻にも勝ち筋がある点が優れている。
《ジオ・ナスオ》などのパワー1000ラインが《希望の親衛隊ファンク》で全滅してしまう点はやや痛い。

DMPP-17までは常にトップメタだったこのデッキだが、今弾は大きく逆風が吹いている。

まず、青赤緑系統のデッキを相手にすると、常に《サイバー・N・ワールド》に怯えなければならない。
それ自体は前弾とは変わらないが、今弾は即座に試合を決めるカードが増えたことから、《ヴォルグ・サンダー》の大量墓地肥やしでも1ターンの遅れをケアしきれない場面が増えた。

《サイバー・N・ワールド》は入らないことが多い【ルドルフ天門】にも、あまり有利ではない。
とにかく《魔光大帝ネロ・グリフィス・ルドルフ》《大河聖霊エル・ドラード》による巻き返しを防ぐため、現環境のコントロールは呪文ロック《死海竜ガロウズ・デビルドラゴン》等の踏み倒しメタ効果を使い追加行動を防いでシールドブレイクするのが鉄板になっているが、従来の【M・R・C・ロマノフ】はそれらの要素を持っていない。
ランダムハンデスしつつ墓地に進化元を準備できる《特攻人形ジェニー》も、《墓守の鐘ベルリン》がいたらアドを稼げなくなってしまう。《ヴォルグ・サンダー》だけでは墓地のクリーチャーは2枚止まりなので《特攻人形ジェニー》自壊しづらい状況では墓地進化GVも進化条件が遠くなってしまう。

現状、黒赤2色のデッキカラーではこの問題の解消は難しく、《執拗なる鎧亜の牢獄》など非破壊除去で制圧しながら《ボルメテウス・ブラック・ドラゴン》《ボルメテウス・リターンズ》を駆使したシールド焼却、といったブレイクスルーが求められる状況。

デッキに闇文明を含んでいるのに《希望の親衛隊ファンク》を入れづらい構造なのも隠れた問題点といえる。

誤解してはいけないが、開幕の一文の通り、ここで行っている解説はNew Divisionにおける傾向の話題であること。
All Divisionでは《クルセイド・チャージャー》《ロスト・チャージャー》といった《煉獄邪神M・R・C・ロマノフ》をサーチできるチャージャーを利用でき、【黒緑速攻】【ダイヤモンド・ブリザード】【バルガライゾウ】といった墓地利用メタをあまり使わないデッキが多いことから、依然としてトップメタの一角に立っている。
純粋に取れる選択肢も広がり、《崩壊と灼熱の牙》《ギガボルバ》といったNew Divisionでは使用不可のカードから戦術を考えることもできる。

後期では【アナカラーザビミラ】と呼ばれるデッキが流行した。
《戦攻妖精クルメル》《希望の親衛隊ファンク》などで時間を稼ぎながらクリーチャーを並べていき、《復活の祈祷師ザビ・ミラ》から《死海竜ガロウズ・デビルドラゴン》に繋ぐ動きを基本とする。

呪文の依存度があまり高くなく、呪文のコスト加重ロックの影響を受けづらいのも特徴。

このデッキの肝となるのが今環境から登場した《クリクリ・イガラーズ》の存在といえる。《恵みの大地ババン・バン・バン》で潤沢なマナを確保したあとなら、探索せずに好きなクリーチャーをサーチしつつ頭数を増やしているようなものであり、特に《復活の祈祷師ザビ・ミラ》との噛み合いが非常に良い。

主流デッキ

以下はAll Divisionのみで使えるデッキ

DMPP-19 「グレイト・ディスティニー -希望の双子-」

既存カードでは、《魔光大帝ネロ・グリフィス・ルドルフ》に弱体化が行われた。

《死神術士デスマーチ》《火ノ鳥カゲキリ》が使用不可になり、低コスト進化クリーチャーを用いた【速攻】は構築を見直す必要が生じた。

再録《独裁者ケンジ・パンダネルラ将軍》《アクア・エボリューター》の2種。

+  新たに「New Division」では使えなくなる主なカード

実装後の環境(Ver.3.3.0〜)

All Division

《メンデルスゾーン》とハイスペックなドラゴン多数の追加で、All Division【バルガライゾウ】が大幅に強化された。
その強さたるは、先攻最速《メンデル》+S・トリガー《フェアリー・ギフト》などの上振れが決まれば、かの【黒緑速攻】ですら相手からのリーサル前に自分からのリーサル打点が間に合うというほど。
こちらからシールドブレイクしなければ手札補充の少ない【ライゾウ】が勝手に息切れすることも少なくなく、逆に序盤からのシールドブレイクは利敵行為になりうる。【ライゾウ】に手札を使わせる暇を与えたくないことから、非【ライゾウ】のデッキタイプ含めND以上にワンショット色が強くなっている。
こちらの【リキッド・ピープル】《超閃機 ジャバジャック》ではなく《クリスタル・ツヴァイランサー》で殴ることが多い。

ドリームメイトデッキにおいての《眠りの森のメイ様》は、《幻獣竜機ボルパンサー》のフルスペックを引き出せることからも一定数使われた。
【バルガライゾウ】の速度が異常なため決して有利対面にはならないが、シールドを割ることなく勝利できる点は相性が良い。同じく「展開が間に合えば」の前置きはあれど、《ボルパンサー》や《災勇鬼ダイゴクウ》で打点を揃えて殴ることでも勝利しやすい。

New Division

【バルガライゾウ】のいないNew Divisionでは、大型クリーチャーが攻撃しながら呪文ロック《デル・フィン》《ナンバーナイン》)まで出てくる馬鹿げた押し付けムーブが使えないため、《ウェディング・ゲート》《ヘブンズ・ゲート》が使いやすい下地がある。
《アクア・スーパーエメラル》《超次元ホワイトグリーン・ホール》《ザ・ストロング・ガード》で3〜4ターン目に仕込めるため、通常のビートダウンでは唱えられる前にダイレクトアタックする立ち回りで勝ち越すというのは非現実的。

したがって、All Divisionとは違いハンデスで先の《ゲート》2種を機能不全に陥らせるか、何らかの呪文ロックで唱えることを封じてからワンショットする戦術が目立つのが特徴。
《祝儀の堕天チャーマジュン》《偽りの星夜 オレオレ・ダークネス》のパッケージや、ビッグマナでの《ガチンコ・ジョーカー》は使用率も高い。
《ガチンコ・ジョーカー》は、《ロスト・ソウル》《ガンヴィート・ブラスター》などと違い性能変更なしで登場したことも大きい。

長期戦においてはまず腐ることのない《「祝」の頂 ウェディング》も重宝されている。無色なのでデッキカラーに関係なくシールド焼却で《ゲート》2種含むすべてのS・トリガーを気にせずブレイクしていける。


New Divisionの対戦環境では「《眠りの森のメイ様》抜き(緑抜き)でギミックが完結して戦えているデッキ」と「《眠りの森のメイ様》入りのおかげで最大出力を高めているデッキ」で大きく二分されている。


緑抜き部門の最王手は【リキッド・ピープル】《アクア・エボリューター》《アクア・エリート》から《超閃機 ジャバジャック》の動きを基本とし、サブに《アクア少年 ジャバ・キッド》《大集結!アクア・ブラザーズ》での手札補充、環境メタの《封魔ゴーゴンシャック》《クリスタル・スーパーパラディン》で幅広く戦える。
手札補充しつつ殴れるビートダウンと見ても、総合的に《アストラル・リーフ》《超電磁コスモ・セブ Λ》などの上を行くスペックで、純粋に地力が高い。

「通常のビートダウンは《ゲート》2種デッキに不利が付く」とあったが、それに該当しづらいのがこのデッキである。
S・トリガー呪文のケアを持ちえないデッキだが、持ち前の手札補充で継戦能力が高く、《アクア・エリート》《クリスタル・スーパーパラディン》の動きにより《偽りの星夜 スター・イン・ザ・ラブ》リセットに滅法強い。
《偽りの羅刹 アガサ・エルキュール》にも戦えるものの、《クリスタル・スーパーパラディン》アタックトリガーということが災いしてシールドから《凍結の魔天ダイイング・メッセージ》《ボルメテウス・ブラック・ドラゴン》が差し込まれうるのが弱点。

S・トリガー《アクア・サーファー》と、好みで《DNA・スパーク》が入るか入らないか程度なので守りは薄く、いかに貫通できるかが攻略の鍵を握っている。

特筆すべきクリーチャーは《アクア・ガード》だろう。《お目覚めメイ様》サボタージュ能力をいなすことができ、《ジャバジャック》のアンタッチャブル化の貢献、進化元、チャンプブロック要員と低い単体スペックに反しこのデッキでは多数の役割を担っている。


続いて緑抜き部門には、闇でも火でもないクリーチャーは1枚も入れるべきではない【M・R・C・ロマノフ】
前述の通り緑入りかどうかが環境入りの有無を左右するほどウェイトが重く、緑入りは軒並み序盤からマナ加速で手札を消費するため、相手にも5枚の手札を与えるデメリットが痛すぎる《サイバー・N・ワールド》が激減したことから環境に復権した。

新規カードの《白骨の守護者ホネンビー》は、デュエプレで《超次元リバイヴ・ホール》に次ぐ2種目となる「探索なしに好きなクリーチャーを選んで墓地回収できる」効果である。

環境意識の変更点としては、《封魔ゴーゴンシャック》でデッキの回転が遅くならないよう《埋葬虫ベリアル・ワーム》をメイン墓地肥やしにした型が復活したり、《お目覚めメイ様》をいなせる《ねじれる者ボーン・スライム》が抜擢されたりしたことが挙げられる。

一方、《ベリアル・ワーム》入りは《ヴォルグ・サンダー》で高速で墓地を肥やすことができないため、メタカードには環境的に逆風の強い《サイバー・N・ワールド》ではなく、むしろ《流離の頭目 鬼流院 刃》のほうが墓地リセットとして刺さっているのではとの考察も進んでいる。《眠りの森のメイ様》《母なる大地》セットで必要なときに呼び出せ、枠も節約できる。

現行の主流レシピではDMPP-18期と同じくS・トリガー自体のケアは全くできない。《変貌の覚醒者ジョジョン・パワード》を絡めたワンショットなら選ぶ除去には耐性があるが、相変わらずオールタップには無力とカウンター系構築はやや苦手。
《ウェディング・ゲート》《偽りの星夜 スター・イン・ザ・ラブ》にも怯えなければならないが、この点は《超次元シャチホコ・ホール》を唱えながら《時空のガガ・シリウス》を出しておけばある程度ケアできる。《ガガ・シリウス》はエンジェル・コマンドなので《スター・イン・ザ・ラブ》で破壊されず、さらに《シャチホコ・ホール》効果で安全に《時空のセブ・ランサー》へのループ覚醒が狙える。


《眠りの森のメイ様》入りのデッキタイプは大量にあるが、そのうち存在感が大きいものは【カイザー「刃鬼」】【ヴィルヘルムコントロール】。どちらも《メイ様》をフル活用できるデッキタイプである。
最も強い動きは1ターン目《お目覚めメイ様》なのは間違いないが、2→4の動きで3ターン目に《眠りの森のメイ様》をポン置きしてもビッグマナの足しになる。極めつけに中盤以降には《母なる大地》で都合の良いクリーチャーに変換できる。

1弾前の類似デッキである【メンチ斬ルゾウ】は、必須カードの《超次元ホワイトグリーン・ホール》が多色のため1ターン目に緑マナを支払えないことが多く《お目覚めメイ様》との相性がやや悪い。またサイキック・クリーチャーや中型以上の通常クリーチャーが多いので《母なる大地》も使いやすくはないとパワーカードを入れづらい構造から大きく数を減らした。

DMPP-18期に人気が出た、《次元院のディメンジョン・ホーン》タップスキル《龍圧の覚醒者ヴァーミリオン・ドラヴィタ》を直接出すという立ち回りも、青赤緑に不足している呪文ロックの要素を補うことができるので依然として活躍が確認されている。


緑入り・緑抜き両方が存在しているトップメタは【ウェディング・ゲート】【ヘブンズ・ゲート】


【ウェディング・ゲート】は踏み倒し候補には全体除去ができるT・ブレイカー《偽りの星夜 スター・イン・ザ・ラブ》や、大量ハンデスが可能な《偽りの星夜 オレオレ・ダークネス》などがある。

このデッキタイプの強さを支えるカードは《祝儀の堕天チャーマジュン》だろう。環境的に《青銅の鎧》のような序盤の打点がほとんどおらず、大抵の場合シールド焼却でリーサルが近づくデメリットは無視できる。むしろ相手の《「必勝」の頂 カイザー「刃鬼」》ガチンコ・ジャッジの回数が減らせるメリットになることも。
緑入りが存在している理由も、2→4で《チャーマジュン》を召喚できるという部分があるからといえよう。

ただ、最も多い型は《コアクアンのおつかい》ドローソースに使うものであり、そうなると明らかに緑が不要なので緑抜きとなる。

【アガサ天門】など、呪文を止められてしまっては何もできないデッキも少なくなく、呪文ロックができ種族進化できる《聖隷王ガガ・アルカディアス》を組み込みやすいのも長所。白青黒なら《墓守の鐘ベルリン》《コアクアンのおつかい》を同時採用でき、ハンデスで崩されづらくなるのも大きい。
【M・R・C・ロマノフ】《邪眼獣ヤミノオーダー》への警戒は必須だが、【ヴィルヘルムコントロール】には《母なる大地》からの《偽りの王 ヴィルヘルム》呼び出しや《リュウセイ・ホール》ロックでかなり動きを制限できる。


【ヘブンズ・ゲート】は、今弾から組めるようになった《偽りの羅刹 アガサ・エルキュール》《ヘブンズ・ゲート》のセットを軸とした【アガサ天門】が該当する。

デッキカラーにタッチを含まない分類なら白緑型が最も多い。緑入りにより、2→4→6と動けば4ターン目に《アガサ・エルキュール》が着地する。
明確な弱点はドローソースの少なさと《墓守の鐘ベルリン》を入れる枠の無さが挙げられる。ハンデスはもちろん、クリーチャーのコスト軽減を持たないため《封魔ゴーゴンシャック》などの呪文遅延にも対抗しづらい部分が【ウェディング・ゲート】とは方向性の違う安定性の低さにつながっている。

白緑の【アガサ天門】では手札管理は《ライフプラン・チャージャー》と光コスト5超次元呪文からの《アクア・アタック<BAGOOON・パンツァー>》ぐらいしかないため、緑抜き時は確実に息切れ対策が重視される。


【速攻】は強力なカードが軒並みNew Divisionで使用不可になっており、環境で見ることは少なかった。トップメタで序盤からビートダウンするデッキはほぼ【リキッド・ピープル】に限られていた。

その他、注目されたカードやデッキ

進化クリーチャースピードアタッカーを対策する《その子供、凶暴につき》が登場した。《銀界の守護者ル・ギラ・レシール》のような運用で【バルガライゾウ】に1ターン、メテオバーンの時間稼ぎができる。カード全体の性質はビートダウン向きの能力だが、タップインの隙を突いて除去ができるため、コントロールデッキでもポテンシャルがある。
入るデッキが少ないのは弱点。

《デュエマの鬼!キクチ師範代》もメタ範囲が広い。《キクチ》のメタ能力は自分にも及ぶので、《至宝 オール・イエス》のクロス先、【赤黒ヒューマノイド】の打点兼進化元など、その影響を受けない・受けにくい運用法で利用された。
先の《眠りの森のメイ様》にも、上手くいけば0ブースト、出遅れても1ブーストに留めることができる。

ただし《キクチ師範代》はコスト3という重さのため、お互いが理想ムーブしていたら2ターン目の《メンデルスゾーン》、2→4と動いた3ターン目の《ライフプラン・チャージャー》といった一部のマナブーストに間に合わないので注意。パワー3000なので《超次元リュウセイ・ホール》の3000火力でもあっさりやられてしまう。
デッキにおける役割は《眠りの森のメイ様》《魂の大番長「四つ牙」》といった3ターン目着地でも間に合うカードのブースト妨害、《奇跡の精霊ミルザム》などに山札からのシールド化禁止、《天運ゼニスクラッチ》をはじめとした山札からのクリーチャー踏み倒しメタに移しつつある。

根本的に《眠りの森のメイ様》基盤を使うことができる《偽りの名 ハングリー・エレガンス》利用【アンノウン】も多彩な構築が組めるようになっている。《偽りの王 ナンバーナイン》《聖隷王ガガ・アルカディアス》と同じ理由で刺さる相手には致命傷となる。

【リキッド・ピープル】はデッキとしてガチンコ・ジャッジで弱く、基本的に最大でもパワー6000のアタッカーで殴るという性質から《ミサイル・バースト G》が二面処理S・トリガーとして地味に人気が出ている。2回に分けて火力が発動するため《ジャバジャック》のアンタッチャブルを剥がしながら除去できる可能性もある。

全体的にカードパワーが高い当たり弾で、例えば《逆転王女プリン》とシナジーがある【オオ・ヘラクレス】、意外と使われたらかなり痛い《黄金龍 鬼丸「王牙」》など上に触れられていないものもポツポツと活躍している。

ほぼ常にタップしている《眠りの森のメイ様》が環境入りしたため、それを逆に利用できる《電磁無頼アカシック・サード》《時空の火焔ボルシャック・ドラゴン》などが使いやすくなった。《大邪眼B・ロマノフ》《超竜バジュラ》といったシールドブレイクでのリスクが高いアタックトリガーの的にもしやすい。

この時期に活躍したアーキタイプ

他多数

DMPP-20 「レイジ・オブ・インフィニティ -神人類光臨-」

2023年5月25日実装。

《鎧亜の咆哮キリュー・ジルヴェス》再録かつTCG版と同等の性能になった。
これは《神聖麒 シューゲイザー》とのデザイナーズコンボとのこと。

+  新たに「New Division」では使えなくなる主なカード

実装後の環境(Ver.3.4.0〜)

大まかな相性関係は

(A)速度と妨害性能を兼ね備えた【アウトレイジ墓地ソース】【青単ジャバジャック】
  ↓
(B)上のデッキにカウンターする【ウェディング・ゲート】【トリガーミケランジェロ】
  ↓
(C)上のデッキ相手でも貫通したり、あるいは明確に有利な【カイザー「刃鬼」】【ヴィルヘルムコントロール】
  ↓
(A)上のデッキを轢く【アウトレイジ墓地ソース】【青単ジャバジャック】

といった感じになっている。

そこに、上3種のいずれかに強く、残り2種にも対抗策を持つデッキがメタゲームを荒らす形になっている。
All Divisionでは鬼回り時は(A)(B)(C)すべてで手に負えない【バルガライゾウ】も健在。

(A)(B)(C)いずれかを仮想敵にしたデッキには、例えば

と、非常に幅広い構築がワンチャンスある環境となっている。

特徴的な新カード

《百万超邪 クロスファイア》《暴走龍 5000GT》は割愛して、《金属器の精獣 カーリ・ガネージャー》《超合金 ロビー》も高性能なアタッカーとして暴れた。

汎用カードの《終末の時計 ザ・クロック》が登場したが、環境に《5000GT》が多いため、常に信頼できるS・トリガーとまではならず、《DNA・スパーク》といった呪文を優先、あるいはそれらの同時採用で運用されている。

エンジェル・コマンド《聖霊王アルファリオン》を初めとしたリバイバル枠であったため、闇エンジェルを使う【祝門】の構築がアップデートされた。

《ウソと盗みのエンターテイナー》《停滞の影タイム・トリッパー》《お騒がせチューザ》といったメタビート適性のあるクリーチャーが追加された。【オール・イエス】(リンク先はTCG版のもの)も強化されている。

有色コスト4のクリーチャーと相性が良い一撃奪取サイクルは、多数のデッキで強化パーツとして機能している。
例えば【青単ジャバジャック】《一撃奪取 マイパッド》で3ターン目に《アクア・エリート》が召喚可能になる強化を受けた。

《イズモ》はカードの見た目は準バニラだが、《双天右神クラフト・ヴェルク》として召喚するとアタックトリガーで実質手札を減らさない《ザ・ストロング・ガード》が使え、《DNA・スパーク》などを仕込みながら詰めることができ《神人類 ヨミ》とは全く異なる使用感であった。
無色は一撃奪取非対応という弱点もあるが、このクリーチャーでは《聖邪のインガ スパイス・クィーンズ》を採用することで補うことができる。

《宇宙美刃 ミケランジェロ》P'Sドロン・ゴーではなく真っ当に出して耐久するデッキも、環境デッキのひとつとして認知された。>【トリガーミケランジェロ】

後から評価を高めてきているのは《未知なる弾丸 リュウセイ》。自分にも被害があるが、マナを伸ばすデッキ相手に出せれはマナアドバンテージをリセットしつつ、なおかつ相手には「使用可能マナは増えない」疑似ランデスで動きを1ターン遅くさせることができる。ビッグマナへ6マナまで後退させられればかなりの息切れが見込める。

《「修羅」の頂 VAN・ベートーベン》は出す方法さえ確保すれば、特定のデッキを完封しうる性能である。
とりわけ、【バルガライゾウ】ミラーでは先に召喚するかメテオバーン《真実の王 ヴィオラ・ソナタ》で踏み倒したほうが完全勝利する。
光抜き4Cコントロールでも1枚積み程度されるケースもある。そちらなら《母なる大地》から出すこともある。

《暴走龍 5000GT》ビッグマナには毛嫌いせず入れることがおすすめされるフィニッシャーである。
使用感はcipの制圧では《「祝」の頂 ウェディング》S・トリガー獣限定で《ボルメテウス・サファイア・ドラゴン》のイメージとなるが、特に【青単ジャバジャック】に限ってはその2種以上に「出した時点で《エリート》でも《ザ・クロック》でも《DNA》でもまくれない」状態にできる。
正規のマナを支払って登場させることもでき、能動的な墓地肥やしをしていなくても、自分が《霞み妖精ジャスミン》でマナ加速したり、相手に《未知なる弾丸 リュウセイ》を使われた場合など、試合が長引けば長引くほどどんどん召喚コストが小さくなっていくため今引きでも弱くない。

カードプール更新

DMPS-10DMPS-11の発売、カードの能力および使用可能枚数の変更。

+  カードプール変化のリスト

ビッグマナ【カイザー「刃鬼」】【ヴィルヘルムコントロール】《眠りの森のメイ様》を置きマナブーストとして使えなくなった。これによって確かに弱くなったが、先攻1ターン目から理不尽なアドを稼げる異常事態が、正常な範囲のビッグマナになっただけであり依然として環境トップクラスである。【ヴィルヘルムコントロール】は5色にする構築も見られるようになった。

《お目覚めメイ様》対策の《ねじれる者ボーン・スライム》、2ターン目《眠りの森のメイ様》対策の《学校男》の重要度が大きく下がった。【M・R・C・ロマノフ】が若干デッキの自由度を高めた。

【トリガーミケランジェロ】《超次元ホワイトグリーン・ホール》DP殿堂で耐久性能が弱体化した。

【シューゲイザー】は環境での立ち位置が良くなった。
苦手としている《終末の時計 ザ・クロック》入り【青単ジャバジャック】は減り、《ウソと盗みのエンターテイナー》の得意な相手である《超次元リュウセイ・ホール》ビッグマナが増えたためだと推測される。

参考


[1] 総合ルール603.5cにより、《魔光大帝ネロ・グリフィス・ルドルフ》を巻き込んで複数破壊した場合は、各《ルドルフ》につきそれ自身の1回分だけトリガーできる。