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瞬閃と疾駆と双撃の決断 VR 火文明 (3) |
呪文 |
次の中から2回選ぶ。(同じものを選んでもよい) |
►コスト3以下のクリーチャーを1体、自分の手札から出す。 |
►このターン、自分のクリーチャー1体に「スピードアタッカー」を与える。 |
►自分のクリーチャーを1体選ぶ。このターン、そのクリーチャーの最初の攻撃の終わりに、そのクリーチャーをアンタップする。 |
※殿堂入り |
目玉能力はやはりコスト踏み倒し能力。コスト3以下であれば、文明、進化・非進化問わずどんなクリーチャーでも踏み倒すことができ、マナに火さえ埋まれば、3色クリーチャーも色事故なく、最大6コスト分踏み倒せる。
《密林の総督ハックル・キリンソーヤ》と《ヘビー級ヘビー》を踏み倒して、即座に攻撃可能なQ・ブレイカーを用意するという使い方もできる。
クリーチャーを2体出すと手札消費が激しくなるので、手札補充系のクリーチャーを出したい。《天災 デドダム》を2体踏み倒せれば、手札消費を抑えた上で、一気に2マナブーストが可能。
2つ目のスピードアタッカーは、若干地味な能力。
ただコスト3以下のクリーチャーを踏み倒してスピードアタッカー化するだけならコスト踏み倒しメタに引っ掛かる分《キリモミ・ヤマアラシ》に劣るので、《天災 デドダム》のような3色を踏み倒したり、《♪銀河の裁きに勝てるもの無し》などの効果でこの呪文を唱えたい。
とはいえ、《キリモミ・ヤマアラシ》よりは汎用性は高く選択肢の豊富さが長所なので、この点は問題になりづらいか。
最後の2回攻撃も強力で、1回目にスピードアタッカーを踏み倒せば、それで即座に2回攻撃できるクリーチャーを作れる。
侵略と組み合わせると凶悪で、《風の1号 ハムカツマン》やマナ武装3を達成した《覇王速 ド・レッド》をコスト踏み倒しし、それらを2回攻撃できるようにすれば、《S級原始 サンマックス》や《轟く侵略 レッドゾーン》に侵略させて、(S・トリガーやブロッカーなどに妨害されなければ)相手のシールドをすべて割り切ることができる。
《撃速 ザ・グナム》のように強力ではあるがスピードアタッカーを持たないせいで使い勝手が悪かったカードとも相性は良好。
ただし、この効果を同じクリーチャーに重ね掛けしても3回攻撃にはならず、無意味なので注意。
変わったところでは赤入り【ミセス・アクア】で採用できるか。
このカード自体もコスト3なので《ミセス・アクア》の手札補充を阻害しない。2回攻撃も《ミセス・アクア》を対象にすれば一気に6枚も手札補充ができ、コスト踏み倒しの対象もコスト3以下なので相性が良い。
【ケングレンオー】ならビートダウン型における候補となる。
《ケングレンオー 〜出発〜》をスピードアタッカーで呼び出したり、《ケングレンオー》や《メタルコックのタイマー》に2回攻撃を与える事で一気に進化させる事が出来る。
登場から【サンマックス】や【レッドゾーン】で使用されていた。
【赤青ドギラゴン剣】でも疑似《キリモミ・ヤマアラシ》として《水晶の記録 ゼノシャーク》とのセットで使ったり、ウィニーの攻撃回数を水増ししたりするのに使われている。革命チェンジにおいて《異端流し オニカマス》が邪魔だが対策として汎用性の低い《ゼンメツー・スクラッパー》は採用したくないという場合、2回攻撃付与を活かしたウィニープランを取れるこちらが重宝されるケースがままあった(残念ながらコスト踏み倒しの方はしっかりメタ能力で封殺されてしまう)。
【レッドゾーン】では、タップインを強要するクリーチャーに対する対抗手段として使える場合がある。《禁断〜封印されしX〜》の封印が残り2枚以下ならコマンド2体出しで禁断解放に持って行くことができ、そうすることでタップイン能力持ちを処理することができる。
だが登場当初は他のパーフェクト呪文や余りにも強力なGR関連のカードに埋もれている感があった。
王来篇環境 (オリジナル)では【赤黒バクロ法師】や【白青赤鬼羅.Star】で使われるが、《流星のガイアッシュ・カイザー》がこのカードに対する丁度良い抑止力として環境を調整している面もある。
文明指定なくコスト3以下のクリーチャーを2体出せる効果には様々な用途があり、特に有名なのは【白青赤退化】の《ブレードグレンオー・マックス》と《白騎士の精霊HEAVEN・キッド》のセット。《密林の総督ハックル・キリンソーヤ》や《禁断英雄 モモキングダムX》に置き換えた【白赤緑退化】、【禁断スター退化】(《怒りの影ブラック・フェザー》などと一緒に出す)もある。
《絶望神サガ》の殿堂入り前、解決の過程で「自分の墓地にクリーチャーが3体以上あれば」を達成できる状況下なら《瞬閃と疾駆と双撃の決断》→《絶望神サガ》×2からの動きで《DG-パルテノン 〜龍の創り出される地〜》を突破してしまうともあった[1]。
マナブースト枠が増量されたやや重めの【赤緑“逆悪襲”ブランド】にG・G・G促進や打点補強の目的で使われる場合もある。
【青赤マジック】が環境に進出すると、3ターンキルや溜めるプランに関与する札として一気に知名度を高めた。そのままでは召喚酔いする3コストマジックにスピードアタッカーを付与する、少ないマナで出せた《飛翔龍 5000VT》に2回攻撃とスピードアタッカーを付与し、疑似ジャストダイバーワールド・ブレイカーとして利用できるようにするなど、八面六臂の活躍をしてくれる。また革命チェンジをしたクリーチャーは「最初の攻撃」をしていることになるため、《芸魔隠狐 カラクリバーシ》や《芸魔王将 カクメイジン》で手札や墓地の《ファイア》が尽きない限り何度でも攻撃できる有限ループを生み出す事ができる。
「踏み倒しできるコスト3以下にコンボパーツはそうそうない」「単発の2回攻撃効果ではリーサルまで届きにくい」という2つの前提が、前者は《白騎士の精霊HEAVEN・キッド》のカード指定除去、後者は革命チェンジによる「最初の攻撃」カウントのリフレッシュと《芸魔王将 カクメイジン》の墓地からの詠唱で前提が覆ったため当時の過小評価を払拭するスペックを発揮できるようになった。
コンボや速攻での活躍、一時期【青赤マジック】が環境を支配していた事実などを踏まえてか、2024年8月17日付で殿堂入り。
Q.《瞬閃と疾駆と双撃の決断》の最初の効果で出したクリーチャーに、2番目または3番目の効果を使うことはできますか?
A.はい、呪文は上から順番に解決するので可能です。
引用元(2019.9.20)
Q.《Code:1059》を付けたクリーチャーの攻撃の終わりに、相手の墓地から《瞬閃と疾駆と双撃の決断》を唱えました。《瞬閃と疾駆と双撃の決断》の3番目の能力を使い、《Code:1059》を付けたクリーチャーを選んだ場合、アンタップできますか?
A.いいえ、アンタップできません。まず、攻撃終了ステップの開始時に《Code:1059》の能力が誘発します。その解決中に他の「攻撃の終わりに〜」という条件で誘発する能力を得たり、その能力を持ったクリーチャーが出たとしても、既に能力が誘発するタイミングは過ぎてしまっているため、使うことができません。
引用元(2020.7.10)
Q.《ラッシュ“ATK”ワイルド》や《瞬閃と疾駆と双撃の決断》の「このターン、そのクリーチャーの最初の攻撃の終わりに、そのクリーチャーをアンタップする。」能力で《ピーカプのドライバー》を選びました。この《ピーカプのドライバー》の「タップ能力」を起動した場合、アンタップできますか?
A.いいえ、攻撃の終わりに誘発する能力ですので、「タップ能力」を起動した場合アンタップできません。
(総合ルール 510.1) 引用元(2020.11.13)
Q.自分は《瞬閃と疾駆と双撃の決断》を唱えて、「自分のクリーチャーを1体選ぶ。このターン、そのクリーチャーの最初の攻撃の終わりに、そのクリーチャーをアンタップする。」で《覇王速 ド・レッド》を選びました。この《覇王速 ド・レッド》が攻撃する時《轟く侵略 レッドゾーン》に「侵略」した場合、攻撃の終わりに進化した《轟く侵略 レッドゾーン》はアンタップできますか?
A.はい、アンタップします。バトルゾーンにあるクリーチャーが進化クリーチャーに進化しても、そのクリーチャーに影響を与えた効果は引き継がれます。
引用元(2022.5.20)