禁断(きんだん)スター退化(たいか)

禁断スター進化を持つ《禁断英雄 モモキングダムX》を用いた退化デッキの一種。
《モモキングダムX》は、山札から非進化レクスターズが1枚も表向きにならなかったら進化元を持たずに単体でバトルゾーンに残ることと、スター進化クリーチャーが離れる時、かわりに一番上のカードが離れることを利用したコンボデッキ。

禁断英雄 モモキングダムX KGM 闇/火文明 (2)
スター進化クリーチャー:ジョーカーズ/禁断/レクスターズ 99999
禁断スター進化:このクリーチャーが出た時、自分の山札の上から進化ではないレクスターズが出るまで表向きにし、それをこのクリーチャーの下に置く。その後、山札をシャッフルする。(このクリーチャーが離れる時、かわりに一番上のカードが離れる)
自分の他のレクスターズが出た時、自分の山札の上から1枚目を表向きにしてこのクリーチャーの下に置いてもよい。
このクリーチャーは、カードが6枚以上含まれていなければ、攻撃できず、相手に選ばれない。
このクリーチャーに含まれるカードが6枚になった時、このターン、相手のクリーチャーすべてのパワーを-99999する。
T・ブレイカー

【モモキングダムユニバース】型

【ユニバースエクストラウィン】の一種である。

究極銀河ユニバース SR 光文明 (5)
進化クリーチャー:フェニックス 17000
進化−自分のフェニックス1体の上に置く。
メテオバーン−このクリーチャーが攻撃する時、このクリーチャーの下にあるカードを1枚選び墓地に置いてもよい。そのカードが最後の1枚でフェニックスならば、自分はゲームに勝利する。
T・ブレイカー
時空工兵タイムチェンジャー R(UC) 水文明 (3)
クリーチャー:グレートメカオー 2000
このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、バトルゾーンにある自分の進化クリーチャーを1体選ぶ。そうした場合、自分の山札を見てその中からクリーチャーを2体まで選び、相手に見せてから、選んだ進化クリーチャーの下に置いてもよい。その後、山札をシャッフルする。
怒りの影ブラック・フェザー C 闇文明 (1)
クリーチャー:ゴースト 3000
このクリーチャーがバトルゾーンに出たとき、バトルゾーンにある自分の他のクリーチャー1体を自分の墓地に置く。 そうしなければ、このクリーチャーを自分の墓地に置く。
アクア忍者 ライヤ UC 水文明 (1)
クリーチャー:リキッド・ピープル閃 2000
このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、自分のクリーチャーを1体、バトルゾーンから手札に戻す。

主要カード

《禁断英雄 モモキングダムX》退化
《時空工兵タイムチェンジャー》進化元操作
《怒りの影ブラック・フェザー》クリーチャーを使った退化手段。
《アクア忍者 ライヤ》《怒りの影ブラック・フェザー》と同じくクリーチャーを使った退化手段。但し、《怒りの影ブラック・フェザー》は破壊により退化させるがこちらは手札に戻すことにより退化する。
《究極銀河ユニバース》退化先となるフィニッシャー、メテオバーン元

候補カード

《瞬閃と疾駆と双撃の決断》《タイムチェンジャー》 / 《モモキングダムX》or《ブラック・フェザー》or《アクア忍者 ライヤ》
いずれか2体を[火(3)]支払いで出せる
《学校男》《瞬閃と疾駆と双撃の決断》《虚数転生》でマナを使わずに出すならこれらでも代用可能
《堕魔 ドゥポイズ》
《学校男/ゾンビ・カーニバル》スーサイドによる墓地肥やし選ばせ除去/1種族墓地回収
《勇愛の天秤》初動手札交換
《十・二・神・騎》初動サーチ
《ニンプウ・タイフーン》上記2種類より大規模。コンボパーツの山札落ちケア
《ブラッディ・タイフーン》山札の上3枚からサーチできて、何よりマナ基盤になる
《「伝説のサイバーパワー!」》2ターン目に《モモキングダムX》を出してから手札交換するルートで
《貝獣 マーデク/クラムダンク》
《エナジー・Re:ライト》ハンデスが致命傷になるので、セルフハンデスの生贄やランダムハンデスの狙撃回避として使うドローソース
《デビル・ドレーン》シールド落ちケア
《破壊龍神ヘヴィ・デス・メタル GS》メテオバーン元、サブフィニッシャー
《超神星 DEATH・ドラゲリオン》メテオバーン元、時にシステムクリーチャー除去に。単色なのが偉い
《バッドドッグ・マニアクス》n枚目以降のコスト1の自壊手段 呪文なので《瞬閃と疾駆と双撃の決断》では参照できない
《魔流毒》
《雪溶の鎖/堕牛の一撃》
《罪恐!零MAX》主に【青赤緑ドギラゴン閃】対策の防御札手打ちで足止めにも。
ゲームが長引いた時のためのリソース手段としても優秀
《終末の時計 ザ・クロック》1ターンを凌ぐ単色の防御札。受け重視の構築なら入れる価値あり
《虚数転生》このデッキでは《瞬閃と疾駆と双撃の決断》上位種の役割を果たす。
3ドロー3ディスカード後、墓地からコスト3以下を3体出す

※退化の邪魔になる為、メインデッキに非進化レクスターズを一切入れてはいけない。

このデッキの回し方

2ターン目に《禁断英雄 モモキングダムX》を出す。メインデッキ進化元は入れてないので、進化元無しで場に残ることになる。

3ターン目に手札交換を行い、4ターン目に《時空工兵タイムチェンジャー》を召喚。《究極銀河ユニバース》2体を《禁断英雄 モモキングダムX》に仕込むのがベスト。

そのまま残りの1マナで《怒りの影ブラック・フェザー》or《アクア忍者 ライヤ》を使い退化させ、《究極銀河ユニバース》が下敷きとなった《究極銀河ユニバース》を用意。最後にそちらでメテオバーンを決めてエクストラウィン。

ブレイクを受けた返しに増えた手札《瞬閃と疾駆と双撃の決断》を使って少ないマナで動くパターンもある。

長所

4ターン目にフィニッシュするならコスト踏み倒しメタは一切警戒しなくともよい。

メインの勝ち筋がアタックトリガーのタイミングでの勝利なので、アタックトリガーが誘発した時点で敗北回避能力以外の防御札に左右されない。

メインデッキの半分近くを手札交換手段に割けるなど、フィニッシュ枠が小さいなりの利点がある。

短所

《奇天烈 シャッフ》プリン効果が間に合うと、除去を入れない構築においてはフィニッシュが絶望的となる。

ビートダウン要素の無いコンボデッキの為呪文が多くなりがちであり、呪文コスト加重をされると手札交換等を阻害される。

《時空工兵タイムチェンジャー》《究極銀河ユニバース》を使うので、それぞれ山札利用メタ敗北回避能力が劇的に刺さる。敗北回避能力の中でも《一王二命三眼槍》は天敵。

手札がギリギリなのでハンデス全般に弱い。まともにプレイする札は全てが《ウォズレックの審問》の範囲内と思って差し支えが無い。

場にある時点でどうやっても《究極銀河ユニバース》メテオバーントリガーしなくなるため、《∞龍 ゲンムエンペラー》で能力を封じられるのもキツイ。

コンボ前に選ばせ除去などで2ターン目に出した《モモキングダムX》を撃ち抜かれると大幅に遅れが生じる。幸い、4ターン目に3マナ《赤決断》+1マナ退化のプランだとそのスキは存在しない。

メテオバーン元、コンボパーツとなるフェニックス山札に装填する必要があることから、過剰に手札交換ドローを行うと手札落ちで自滅する。かといってそれらの枚数を増やすと手札事故の確率が高まるというジレンマを抱える。

実際はフィニッシュに4ターンから5ターンかかる上に、受けも中途半端なので、基本的に同じように安全に勝ててより事故率の低い【ゼロ・ルピアループ】に劣る。

その他

机上の空論になるが、最速先攻3ターン目に《瞬閃と疾駆と双撃の決断》経由で《時空工兵タイムチェンジャー》《怒りの影ブラック・フェザー》or《アクア忍者 ライヤ》を出せば、《ユニバース》のメテオバーンで勝利にこぎつける。
とはいえ、2ターン目に《モモキングダムX》を出すため火と闇1枚ずつ(2ターン目のマナチャージには単色必須)、3ターン目にチャージ用単色1枚と《赤決断》《ブラック・フェザーまたはライヤ》《タイムチェンジャー》の4枚がないと成功しないため要求値は極めて高い。先攻3ターン目に使えるリソースは7枚なので1枚も不要札を引いてしまうと失敗に終わる。

4ターン目以降は、3マナ《瞬閃と疾駆と双撃の決断》で《モモキングダムX》と《タイムチェンジャー》の2体を出し、1マナの自壊手段でコンボ起動に使えるので、このギミックを仕込んでも完全に無駄にはならない。

禁断スター進化の都合上、《禁断英雄 モモキングダムX》と、レクスターズを持たないジョーカーズしか対象に取れないが、コスト1のジョーカーズ呪文(《ダムダム・ジョーカーズ》《メラメラ・ジョーカーズ》など)を使えば1ターン目に手札交換ができる。

【JO退化】

《禁断英雄 モモキングダムX》を使い、山札にある《未来王龍 モモキングJO》が確実に進化元になるように調整したデッキ。
それができれば、再構築《未来王龍 モモキングJO》としてバトルゾーンに残し、連続攻撃を開始する。

詳細は【JO退化】にて。

【5色ガイアハザード退化】

《禁断英雄 モモキングダムX》を使い、山札にある《自然の四君子 ガイアハザード》が確実に進化元になるように調整したデッキ。
それができれば、再構築《禁断英雄 モモキングダムX》としてバトルゾーンに残し、コントロールを開始する。

詳細は【5色ガイアハザード退化】にて。

その他の型

【青黒退化】【青緑退化】で使えなかった、非黒・非緑の出すことが難しいクリーチャーで退化が成立することに着目した型。

もちろん、マナ基盤兼サブフィニッシャーに《竜魔神王バルカディア・NEX》《超神羅ギャラクシー・デスティニー》といった従来の退化デッキのフィニッシャーも採用できる。

また、《龍脈術 落城の計》などのカード指定除去ではなく、単に《スパイラル・ゲート》など自分のクリーチャーを1体移動させる効果でも退化が成功するのも強みとなる。

フィニッシャーの候補

《超神羅ギャラクシー・オペレーションθ》アタックトリガーで山札からあらゆる呪文を唱えられる
《究極銀河ユニバース》進化元のないこのクリーチャーに侵略を使うと、結果的にメテオバーンで勝利できる
《龍世界 ドラゴ大王》最速3ターン目に着地できる 《モモキングダムX》の文明支払いにも使える
《超竜バジュラ》
《ボルメテウス・サファイア・ドラゴン》
《第七神帝サハスラーラ》
《竜魔神王バルカディア・NEX》光/闇/火【青黒退化】でも使われていたフィニッシャー
《∞龍 ゲンムエンペラー》水/闇
《超神羅ギャラクシー・デスティニー》自然【青緑退化】でも使われていたフィニッシャー
《超神羅ギュンター・ペガサス》自然
《古代楽園モアイランド》自然
《The邪悪 寄成ギョウ》水/闇/自然【青黒退化】【青緑退化】でも使われていたサブフィニッシャー

サポートカード

《時空の庭園》自然《時空工兵タイムチェンジャー》と違いマナゾーンから1枚しか仕込めないが、コスト2の軽さが長所
各種Evoチャージャー呪文コスト4だが各色存在し固有効果を持つ
《時空工兵タイムチェンジャー》おなじみの仕込み役
《ガイアズ・ソング》自然コスト1で自分のクリーチャーを除去する呪文。
自然単色なので《時空の庭園》採用と相性が良い
《ベイビー・バース》自然n枚目以降の《モモキングダムX》
《次元の霊峰》自然

参考