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魔光騎聖ブラッディ・シャドウ P(C) 光/闇文明 (2) |
クリーチャー:イニシエート/ゴースト/ナイト 4500 |
G・ゼロ:このターンに自分が呪文を唱えていれば、このクリーチャーをコストを支払わずに召喚してもよい。 |
ブロッカー(このクリーチャーをタップして、相手クリーチャーの攻撃先をこのクリーチャーに変更してもよい) |
このクリーチャーは攻撃できない。 |
このクリーチャーがバトルに勝った時、このクリーチャーを破壊する。 |
DMC-46で登場した光/闇のイニシエート/ゴースト/ナイト。
《ブラッディ・イヤリング》などから続く「ブラッディ」のカード名を持つ逆スレイヤーブロッカーの1つ。他の「ブラッディ」が同型再販であるのに対し、このクリーチャーは多色で呪文に対応したG・ゼロが使える。
素のスペックは《ブラッディ・イヤリング》らとほぼ変わりないが、呪文を唱えただけでG・ゼロを満たし、コスト踏み倒しで召喚できるようになるのが驚異的。除去やハンデス呪文に合わせて盤面に横並びするだけで、【速攻】を黙らせるには十分強力なムーブになる。
ドローやサルベージといった本来はテンポロスとなる呪文を使った時でも、G・ゼロで即展開できる。G・ゼロに制限がないため、ドローで手札にかき集めればそれだけ一気に展開することができ、その上サルベージを通して墓地から何度も現れる粘り強さを兼ね備える。
攻撃を受ける壁として展開にテンポロスが生じないのは、非常に強力である。たった2コスト分のG・ゼロではあるものの、マナブーストが苦手でソースの再利用な得意な青黒がらみのコントロールでは、場合によっては破格のテンポアドバンテージを生み出す。純粋な防御用ブロッカーとして極めて扱いやすく、環境の変化に耐えて数多のコントロールデッキに採用されてきた実力者である。
ナイトにとっては貴重な2コスト枠であり、《魔弾グローリー・ゲート》とはマナカーブ的にも収集先としても非常に相性がいい。パワーが高くバトルさえしなければ場持ちもよいため、全体的にウィニーが多く火力が刺さりやすいナイトにとって、ナイト・マジックの発動要員としても一級品。過剰ドローの《魔弾オープン・ブレイン》から展開し、《魔弾ソウル・キャッチャー》から粘り強く何度も再展開できる。ナイトの最前線を支えるカードであり、《ブラッディ・シャドウ》が入っていない【ナイト】を探すほうが難しいくらいである。
多色であることも大きく、色基盤要員としてはもちろん、《黒騎士ザールフェルドII世》やアルカディアス夫妻を始めとした進化クリーチャーの種としても極めて扱いやすい。メジャーな種族を3つも持っているため進化先は多く、《口寄の化身》をはじめとした種族参照の能力にも引っ掛かりやすい。
序盤からパワー10000越えの大型クリーチャーが飛び交い、コンボデッキが増えて環境が高速化した革命編環境以降ではこちらを目的とした採用が多くなっている程。
勿論光/闇のカードなので《コアクアンのおつかい》回収可能で、唱えた時点でG・ゼロ条件も達成される。エピソードシリーズ期にはこの点から【白青黒超次元】で使われることがままあった。
総じて、G・ゼロでの展開を武器とする優秀なブロッカーである。
条件となる呪文をよく使うデッキでブロッカーや進化元、生贄要員が欲しいなら、是非とも頼ると良いだろう。
登場から神化編環境にかけては【キング・アルカディアス】系統で軽量進化元としてその屋台骨を支えた。
覚醒編環境ではナイト軸の【白青黒超次元】で環境に影響を及ぼした。
エピソード1環境でも自身の攻撃不能がデメリットになりづらい《ヴォルグ・サンダー》軸のデッキで重宝された。
エピソード3環境では《偽りの名 スネーク》型の【ヒラメキドレーン】において《ダイヤモンド・ソード》でサポートして使うタダ出し打点としての需要も得ることとなった。G・ゼロで出せば《偽りの名 スネーク》の能力で1マナ増えたため、《偽りの名 スネーク》が立っていればあるだけ出すのが主流の動きとなっていた。
新章デュエル・マスターズ環境においては【白緑メタリカ】や【緑単ループ】において《ベイB ジャック》によってマナリソース化できるクリーチャーとして活躍。これを入れた【緑単ループ】がデュエル・マスターズグランプリ-5thでベスト16に輝いた。
《魔光大帝ネロ・グリフィスII世》の登場を機に一時期【ネロ天門】が環境で流行すると、ループしない《氷牙君主ハイドロ・ビスマルク帝》型で頭数稼ぎに使われることがあった。
2コストパワー4000、逆スレイヤーの「ブラッディ」ブロッカー