《
|
魔狼月下城の咆哮 R 闇文明 (5) |
呪文 |
S・トリガー |
相手のクリーチャーを1体選ぶ。このターン、そのクリーチャーのパワーは−3000される。 |
マナ武装 5:自分のマナゾーンに闇のカードが5枚以上あれば、相手のクリーチャーを1体破壊する。 |
相手クリーチャー1体のパワーを-3000低下させ、さらにマナ武装5で相手クリーチャー1体を破壊できる。
普通に使っても-3000のパワー低下を撃てる。《西南の超人》や《王機聖者ミル・アーマ》のようなシステムクリーチャーをはじめ、《冒険妖精ポレゴン》や《死神術士デスマーチ》のような【速攻】で見かけるウィニーを破壊できる。
また、パワー3000まで対処できるため、パワー低下でしか除去できない《光器パーフェクト・マドンナ》や《純潔の信者 パーフェクト・リリィ》でも破壊できる。コスト踏み倒しメタも《ポクチンちん》のラインまでならパワー低下で除去できる。
さらにマナ武装によって《デーモン・ハンド》のような確定除去が追加される。
《魔刻の斬将オルゼキア》のスペックを見れば、5マナで2体まで破壊できるとなればその威力は十分すぎるものであり、中盤から終盤にかけては相手の戦力を削いでいくのに活躍する。また、しっかりS・トリガーも付いているので、シールドからめくれた際も非常に頼もしい。黒単のデッキならば、かの《デーモン・ハンド》をも凌ぐ破壊力が期待できるだろう。
欠点はマナが少ない序盤にS・トリガーで発動した場合、マナ武装の条件を満たすことができないこと。それでも最低限パワー低下の効果だけは使えるため、【速攻】相手でも完全に腐ることはない。
登場から革命編環境に至るまで、黒単では確定レベルで採用された。
しかし革命編以降は侵略や革命チェンジといったコスト踏み倒しの普及により3〜4ターン目から《轟く侵略 レッドゾーン》・《超獣軍隊 ベアフガン》・《蒼き団長 ドギラゴン剣》・《“轟轟轟”ブランド》などといったパワー4000以上の大型クリーチャーが登場するデッキも珍しくなく、環境次第ではたとえ黒単であっても《冥王の牙》や《ファンタズム・クラッチ》の方が優先されるケースが増えていった。《極魔王殿 ウェルカム・ヘル》が殿堂入りしたことにより【黒単ヘルボロフ】自体がトップメタから陥落したことも大きく響いている。
新章デュエル・マスターズ環境ではメインデッキを構成するカードすべてに闇を含んだタイプの【ドルマゲドンX】に2~3枚採用されていたが、《マッド・デーモン閣下/デーモン・ハンド》の登場により、またしても居場所を失ってしまった。
全盛期は闇を中心としたデッキであれば必ずフルで投入される強力な防御札であったが、環境の移り変わりによって採用率を落としたカードと言える。