《
|
凶鬼02号 ドゴンギヨス SR 闇文明 (6) |
クリーチャー:デーモン・コマンド/マフィ・ギャング 6000 |
このクリーチャーを召喚する時、自分の手札を2枚捨ててもよい。そうしたら、このクリーチャーの召喚コストを3少なくする。 |
スレイヤー |
W・ブレイカー |
相手はカードをマナゾーンに置く時、タップして置く。 |
DMRP-08で登場した闇のデーモン・コマンド/マフィ・ギャング。
通常はコスト6だが、手札2枚のディスカードにより召喚コストを3少なくでき、早期の召喚が行える。
相手のマナをタップインさせる効果を併せ持ち、スレイヤー付きの大型化した《停滞の影タイム・トリッパー》として運用できる。
かつて環境で使われていた【ギフトミランダ】、【ギフトカモン】の調整版という見方もできる。
だが序盤に2枚も手札を消費するのはこちらにとっても痛手なので、墓地肥やしを利用するなどの工夫が必要になる。
パワー6000というのも《“轟轟轟”ブランド》の火力に焼かれるラインなので【“轟轟轟”ブランド】系統との対面では召喚するタイミングに気を付ける必要がある。
もっとも、コスト5以上の闇のコマンドを早期に召喚できるので《FORBIDDEN STAR〜世界最後の日〜》の封印を外したり、ディスカードとして《S級不死 デッドゾーン》や《禁断の轟速 レッドゾーンX》をチラつかせればS級侵略による反撃のプレッシャーを与えることも可能。これらに加えて《終断δ ドルハカバ》や《凶鬼09号 ギャリベータ》などの墓地召喚を行える闇のコマンドで固めれば、デメリットを実質0にすることも容易。
単純に《復讐 ギャロウズ》や《暴走の智将レッコパブロウ》と合わせて早期に《FORBIDDEN STAR〜世界最後の日〜》の封印を外し切る構築にするのも悪くない。
このように豊富な種族サポートを受けられる上、バトルによる殴り返しでも相打ちに持ち込めたり出来るなど活躍の機会は多い。
早めに場に出して長く留まらせながら、ランデスで妨害を加えれば、相手の動きを大きく制限出来る。
登場から大方の予想通り【ドルマゲドンX】系統で活躍し、特に【黒緑ドルマゲドン】での活躍がメインであった。《海底鬼面城》無制限当時は相手の《海底鬼面城》を利用した「鬼面城ドロー」でデメリットを緩和できるシチュエーションもあった。
超天篇環境になると【ロマノフシャコガイル】における手札からの墓地肥やし兼遅延札としても使われるようになった。勿論《奇石 ミクセル》には弱いが、ディスカードした時点で仕事は半分終えたようなものなのでそれほど気にしなくても良い。
《“轟轟轟”ブランド》が無制限であった頃は手札が減るのを利用して【赤黒“轟轟轟”ブランド】に投入されたこともあった。
ところが【青黒緑デッドダムド】が登場すると【ドルマゲドンX】系統が環境から姿を消し、このカードも見かけられなくなった。
十王篇では【青黒ゲンムエンペラー】の様なムゲンクライムを主体としたデッキに入れられることがある。
同じ効果を持つ《停滞の影タイム・トリッパー》と比べた時にあちらはムゲンクライムのコストにした時に破壊されやすいがこちらはムゲンクライムのコストにしても破壊されにくい。
手札を捨てるデメリットはあるものの、ムゲンクライムを持つクリーチャーを捨てればある程度は緩和できる。
特に《罪無 ウォダラ垓》をコストにした場合次のターンにムゲンクライムで蘇生させれば手札がある程度回復する。《戯具 ザンボロン》と一緒にこのクリーチャーもムゲンクライムのコストにした場合は元の手札より多くなる場合も。
DMBD-21・DMBD-22期に【赤黒ドルマゲドン】は大幅強化を受けたが、このカードは手札消費が激し過ぎるため、リソースを重視する風潮の強いこの時期の環境にはそぐわず、このカードの環境復帰はならなかった。
Q.《凶鬼02号 ドゴンギヨス》を召喚する時に《夜露死苦 キャロル》2枚を手札から捨て、その置換効果で2枚とも手札に戻りました。召喚コストは3少なくなりますか。
A.はい、少なくなります。
引用元(2020.10.23)