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凶鬼09号 ギャリベータ SR 闇文明 (5) |
クリーチャー:マフィ・ギャング/デーモン・コマンド 5000 |
このクリーチャーを、自分の墓地から召喚してもよい。 |
自分のターンの終わりに、自分の山札の上から2枚を墓地に置いてもよい。そうしたら、カードを1枚引く。 |
DMRP-03で登場した闇のマフィ・ギャング/デーモン・コマンド。
ターンの終わりに自分の山札の上から2枚を墓地に置けば1枚ドローできる、墓地召喚可能なシステムクリーチャー。
墓地と手札を同時に潤すことができるのは《暗黒鎧 ヴェイダー》の前例を見ても分かる通り強力。《ヴェイダー》から1コスト上がった分、墓地肥やし枚数が1枚増え、墓地召喚能力も付き、強化されている。2番目の能力はターン終了時かつ任意であるため、必ず発動でき、またライブラリアウトの心配がないのも嬉しいところである。種族も墓地利用の得意なマフィ・ギャングとデーモン・コマンドであり、《凶鬼03号 ガシャゴズラ》や《悪魔神グレイトフル・デッド》などと組み合わせやすいのもポイント。
これだけのスペックを有しておりながらも、手出しできる範囲のコストとバニラ並のパワーを持っており、優秀なシステムクリーチャーである。
また、数少ない新章以降に出たコマンドであるため《卍 デ・スザーク 卍》などへの封印対策に適したクリーチャー。
パワー5000というのは《FORBIDDEN STAR〜世界最後の日〜》の左下封印外しによるパワーアタッカー+2222付与で《龍装艦 チェンジザ》を一方的に殴り返せるラインであり、超天篇環境では《Dの牢閣 メメント守神宮》とのセットで侵略無しによる殴り返しも十分あり得る。
まず種族にデーモン・コマンドが付いていることと墓地肥やしができることから、情報判明当初より《S級不死 デッドゾーン》の侵略元として注目された。
【黒単ヘルボロフ】の強化パーツにもなり、登場当初はこのカードを搭載した【黒単ヘルボロフ】がチャンピオンシップに顔を出すなどした。
ただ、双極篇になると汎用性の向上に役立つ《マッド・デーモン閣下/デーモン・ハンド》が登場し、元々確定枠ではないこのカードは採用率が冷え込んだ。正直、真剣勝負になると【ドルマゲドンX】でこれの能力を何ターンも使うロングゲームにはなりづらいのが実情であった。
ところが、2018年12月頃に流行し出した【黒緑ドルマゲドン】では文明に火が含まれず黒緑のデッキとして組むのに支障が出ないカードとして採用され、超天篇環境になるとすっかり環境でよく見るカードとなった。【黒緑ドルマゲドン】では最優先で早出しすべきコマンドとしての地位を築き上げている。肥えた墓地からクリーチャーを展開し、増えた手札から《Dの牢閣 メメント守神宮》を連打してDスイッチを繰り返して数ターン足止めすると勝利は目前。
【青黒緑デッドダムド】でも採用されている。自力でリアニメイト可能な為、デッキスペース確保もあって1枚積みが基本。