【スコーラー】概要《次元の嵐 スコーラー》をコンセプトとしたデッキ。
主要カード
共通の流れ《超宮兵 マノミ》、《超宮城 コーラリアン》、《次元の嵐 スコーラー》などの、唱えた呪文の回数を条件としたG・ゼロを持つムートピアと《次元の嵐 スコーラー》を展開し、追加ターンを得る。後はロック効果を持つカードをフィニッシャーに1ショットキルをしたり、《水上第九院 シャコガイル》のエクストラウィンを狙う。 【青単スコーラー】【スコーラー】の最も基本的な型。DMBD-08期から成立し、その後環境入りするようになった。ムートピアを多用するため、【青単ムートピア】と呼ばれる事もある。 候補カード
長所比較的に展開が早く、基本的には4ターン目からゲームエンドまで持ち込め、ロック効果を持つカードを使ってゲームを決めるため、早く展開する割には返されにくいメリットがある。 除去手段もそれなりにあり、《超宮城 コーラリアン》がカード指定除去を持っているので様々な状況に対応しやすい。 展開が早いことも踏まえると、壊滅的な状況になるメタカードがあまり存在しない。 相手の《異端流し オニカマス》が腐りやすいデッキであり相手がこのデッキとの対面で《異端流し オニカマス》を場に出さないことも多いため、《革命類侵略目 パラスキング》を打点補強として出張させると着地させるのが楽。 《ア・ストラ・センサー》登場後は1ターン目に《海底鬼面城》をプレイすれば3ターン目にコンボを始動することも比較的容易になった。 エクストラターンに入る前に予め召喚酔いが解けたクリーチャーで先にS・トリガーを踏んでおけば、《終末の時計 ザ・クロック》、《閃光の守護者ホーリー》などの除去によらず1ターンを凌ぐS・トリガーもある程度ケアできる。 短所あくまでもコンボデッキなので、初動のカードやコンボパーツを引けずにいると展開が遅くなり相手のペースに持っていかれる場合がある。 呪文メタに弱い。《拷問ロスト・マインド》などの呪文のみをハンデスするカードや、《イオの伝道師ガガ・パックン》などのコストを増やすカードを使われるだけで展開が遅くなる。特に《爆鏡 ヒビキ》、《ミラー怪人 ドテラバラ》、《奇天烈 シャッフ》などは辛く、このデッキの除去カードは主にバウンスするカードなので、メタクリーチャーをバウンスしたところで返しのターンで出し戻される。後に登場した2コストの《音奏 プーンギ》には、先攻でも間に合わない。 《拷問ロスト・マインド》を受けてクリーチャーしか手札に残っていない状況だと必然とマナチャージでマナゾーンのカードが重複しやすくなるため、《天使と悪魔の墳墓》もキツイ。理想の回り方をしていると使わない《叡智の聖騎士 スクアーロ/エナジー・ライト》やマナ回収して使うのが主な《ガード・グリップ》などがマナゾーンに被りがちという意味でも《天使と悪魔の墳墓》は厄介。 早く展開していくためには《セイレーン・コンチェルト》の存在が大きく、《凶鬼02号 ドゴンギヨス》や《勝利のリュウセイ・カイザー》などのマナタップイン効果を持つクリーチャーを出されるとマナをアンタップ状態で置けなくなるので展開が遅くなる。 コスト踏み倒しメタクリーチャーを除去する手段があるとはいえ、複数体出されると必要な除去カードの枚数も多くなっていくので苦しい展開になる場合もある。 【青白スコーラー】【青単スコーラー】の派生形で、元のデッキを光の呪文サーチと《♪銀河の裁きに勝てるもの無し》に寄せたアーキタイプ。最古のレシピはDMRP-10期に既に存在していた。
主要カード
光の候補カード
水の候補カード
多色の候補カード超GRゾーンこのデッキの回し方1ターン目から2ターン目は手札消費をなるべく避けたいが、《海底鬼面城》はひたすらプレイしよう。 3ターン目に《ロジック・スパーク》か《ロジック・キューブ》で《セイレーン・コンチェルト》などの殿堂入りカードをサーチ。 4ターン目に《♪銀河の裁きに勝てるもの無し》→《♪銀河の裁きに勝てるもの無し》→何らかの呪文と繋げ、4回目の呪文として《セイレーン・コンチェルト》を唱え、5回目の呪文として1コスト呪文か《シンクロ・スパイラル》を唱えるのが理想的な流れ。 条件を満たし次第途中で《超宮兵 マノミ》や《超宮城 コーラリアン》を挟み、最後に《次元の嵐 スコーラー》を出して追加ターンを獲得する。 追加ターン中に《ジャミング・チャフ》か《「本日のラッキーナンバー!」》を唱えつつ安全に1ショットキルする。 長所【青単スコーラー】と比べるとGR召喚手段のおかげでより優れた展開力を発揮することができる。 サーチ戦略のおかげで《「本日のラッキーナンバー!」》と《音精 ラフルル》のセットを並べ、呪文とクリーチャーの両方によるカウンターを封じることが現実的に起こり得る。 短所ソリティア始動開始時点で手札に《♪銀河の裁きに勝てるもの無し》2枚、もしくは《♪銀河の裁きに勝てるもの無し》と《セイレーン・コンチェルト》が各1枚無ければならないため、初手に《海底鬼面城》が無いだけでも事故を起こしやすくなる。 環境においてDMBD-09・DMBD-10発売から1ヶ月が経過した頃、チャンピオンシップ4位以内入賞が続々報告されて注目された。 その後、DMRP-11で《カエルB ジャック》を獲得してトップメタに君臨するかと思われたが、『DMGP-9th』で【メルゲドッカンデイヤー】や【カリヤドネループ】などのより速い上に除去に強いコンボデッキが台頭し、結局は除去に弱い中速コンボデッキに過ぎないこのカードは退潮していった。 デッキ開発者が『DMGP2022 Day2:プレイヤーインタビュー~デッキビルダー・マスターズを目指して~』で明かしたところよると、チャンピオンシップ会場である時偶々誰かが言っていた『《イグゾースト・II・フォー》は強い!』という言葉が印象に残ったため、家で試作品を開発してからチャンピオンシップに出る内に徐々に形にして、そうしたらその内勝てるデッキになったという。参考 【白青緑スコーラー】【青白スコーラー】に自然のマナブースト、マナ回収、サーチを取り入れたタイプで、双・超マーク2ブロック構築環境に存在する。DMRP-11期に成立。 候補カード
【青緑スコーラー】【青単スコーラー】に自然を加えた派生形で、1コストの自然の呪文に寄せてあるアーキタイプ。DMEX-04期から徐々に見られるようになった。
主要カード
自然の候補カード
多色の候補カードループ軸に必要なカード
その他候補カード※文明の合わないカードは《薫風妖精コートニー》の文明追加によって文明を作って支払う
このデッキの回し方基本は【青単スコーラー】と同じ動き方だが、《ガイアズ・ソング》によるマナブーストがあちらにはない強みである。場の《マノミ》や《コーラリアン》を《ガイアズ・ソング》でマナに送り、その後《セイレーン・コンチェルト》で回収して即召喚を繰り返すことで、マナを枯らさず手札を急速に増やすことができる。また、7マナも貯めれれば《「本日のラッキーナンバー!」》と《叡智の聖騎士 スクアーロ》を1回ずつプレイできるようになり、詰め性能は格段にアップするだろう。 バトルゾーンに《Dの花道 ズンドコ晴れ舞台》が、手札に《パラディソ・シエル》、《超宮兵 マノミ》が1枚ずつあれば、《パラディソ・シエル》自身と進化元を回収することを繰り返すことができ、その間《Dの花道 ズンドコ晴れ舞台》のマナブーストによってアンタップマナも減らない。そうして削れた山札と増やしたマナを活かして《水上第九院 シャコガイル》で勝ちに行こう。 長所・短所基本的に長所・短所は【青単スコーラー】と共通するが、やはり2色なので色事故の確率は元の【青単スコーラー】よりも高め。マナゾーンに自然のカードを置くなら1枚程度に抑えよう。 《ガイアズ・ソング》がないと実現不能な動きが多いため、《ガイアズ・ソング》への依存度が高い。優先的に《トレジャー・ナスカ》でサーチすることが推奨される。 自軍のクリーチャーを《ガイアズ・ソング》でマナ送りにしてマナブーストすることから、調子に乗ってどんどんマナ送りにすると打点がギリギリになることも。万が一不意のカウンター札で1ショットキルに失敗したら目も当てられない。 【白青黒スコーラー】【青白スコーラー】の機構を受け継ぎつつデッキに闇を加えてスーサイドのドローソースや《凶鬼90号 ゾレーゴ/「大当たり!もう一本!!」》を取り入れた型。 主要カード
超GRゾーン
このデッキの回し方デッキの動かし方の一例としては以下の通りである。 最初は《♪銀河の裁きに勝てるもの無し》を連打して盤面を整え、《ジャスト・ラビリンス》で減った手札を回復する。 後は増えた手札を活かして呪文を連打し、そのまま《次元の嵐 スコーラー》の着地を目指す。 《「大当たり!もう一本!!」》を予め唱えていれば《次元の嵐 スコーラー》で2回の追加ターンを得られるはずなので、1度目の追加ターンを使ってデッキを掘削し、《ファイナル・ストップ》と《機術士ディール/「本日のラッキーナンバー!」》を引き当てる。 《白皇角の意志 ルーベライノ》存在下の場合、2コストで《♪銀河の裁きに勝てるもの無し》→手札の《「本日のラッキーナンバー!」》、1コストで《ヘブンズ・フォース》→《イグゾースト・II・フォー》→墓地の《「本日のラッキーナンバー!」》と、合計3マナで《「本日のラッキーナンバー!」》を2回唱えることができる。 【赤青ジョーカーズスコーラー】2020年1月1日に《BAKUOOON・ミッツァイル》が殿堂入りに指定されて以降の、【赤青ジョーカーズミッツァイル】のリペア。双・超マーク2ブロック構築環境に存在する。 基本はあちらのデッキと同じパーツを使うが、《超宮兵 マノミ》など明らかにあちらに入らないカードもある。 基本的には軽量呪文を繰り返し唱えて《次元の嵐 スコーラー》の着地を目指し、そのまま1ショットキルする。 《ジョット・ガン・ジョラゴン》と《ジョリー・ザ・ジョルネード》を足してさらにソリティア力を上げた型も存在する。この場合、軽量ディスカード手段が《ジョット・ガン・ジョラゴン》と好相性を形成する。 その他2019年7月1日に《セイレーン・コンチェルト》が殿堂入り。だが【青単スコーラー】以外《セイレーン・コンチェルト》が無くても十分回るため、この点は致命的な弱体化とはならない。 2020年12月18日に《海底鬼面城》も殿堂入り。コンボデッキにとっては痛い弱体化。 【白青赤スコーラー】《T・T・T》を採用するために【青白スコーラー】に火文明を追加した型。コスト踏み倒しメタによるコントロールで重量級マナドライブの発動マナ域まで凌ぐこともできる。 候補カード
超GRゾーン【青タッチ黒魔導具スコーラー】代替コストでタダで唱えられる《月下旋壊 ド・リュミーズ》、ディスカードコストとしてうってつけな《堕魔 ヴァイプシュ》を軸とした【青魔導具】基盤の青タッチ黒型。 候補カード
ループの手順バトルゾーンに《スコーラー》が2体、《ピットデル》、《マノミ》が各1体、手札に《カリヤドネ/ハーミット》、《I am》各1枚が必要。
環境においてDMEX-17期のオリジナルのチャンピオンシップで優勝して周知された型であり、DMSD-20・DMSD-21期から流行。 2022年のゴールデンウィーク辺りになると多くのデッキが《DG-パルテノン 〜龍の創り出される地〜》で露骨に対策するようになった。 その後も環境に定着し、『超CSIV 福岡』では《超宮兵 マノミ》を3枚に抑えた型が3位入賞を果たした。 しかし、2022年8月15日付で《月下旋壊 ド・リュミーズ》が殿堂入り。このデッキタイプは事実上消滅した。 参考タグ:
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