DM-26 「極神編(バイオレンス・ヘヴン) (だい)3(だん) 超絶VS究極(ドラゴニック・ウォーズ)

極神編3つ目のエキスパンション。2007年12月22日発売。1パック5枚入りで価格は150円(税抜)。全60種(アルトアートシークレットカード+3種類)。現在は絶版
神(ゴッド)」「悪(デーモン・コマンド)」「R(レインボー)」「龍(ドラゴン)」の4つの勢力の対決がテーマ。
実用性の高いカードの多さからか、当時のコロコロコミックやカードファイルでは史上最強のエキスパンションとも呼ばれた(ただし、こういったメディアで「最強」や「究極」といった謳い文句が用いられるのは珍しいものではない)。しかしその謳い文句は本物であり、歴代のクリスマス商戦に当たるエキスパンションの中でもトップクラスだと言えるだろう。

収録カード60種類のうち、8枚の単色カード以外は全て多色という大胆な作りであり、当然多色カードの比率は全エキスパンション中トップ。
まさに多色化の極致と言える内容。全体的に友好色よりは敵対色のカードが多い。

有名なカードとして、

《悪魔神バロム・エンペラー》《ボルシャック・大和・ドラゴン》などの、かつての主役級クリーチャー達を使い易くしたリメイク版カードや、史上初のスーパーレアゴッドゼン&アク」など多数の強力カードを収録。
また、左右それぞれ2種の組合せ(G・リンク)が可能な4色ゴッドデュアル・リンク)が登場。基本的にスペックが高い多色カードがほとんどを占めることもあり、かなり強力な構成になっている。

そのような収録内容の本弾でも、単色デッキの存在そのものを否定する能力を持った《聖鎧亜キング・アルカディアス》のスペックは大きく抜き出たものであった。後に殿堂入りを経てプレミアム殿堂入りを果たすまでの間、環境に多大な影響を及ぼし続けた。

《機動剛勇ラスト・モモタロウ》のように独特のスペックから後の時代に開花した晩成型のカードもある。後の活躍を考えれば意外かもしれないが、《ミラクルとミステリーの扉》ですら最初は「ユニークな挙動のファンデッキ用パーツ」止まりの評価であった。

それら以外のコモンアンコモンにも、様々なデッキで使われる汎用性の高いカードが多い。今後もいろいろなデッキでこのエキスパンションのカードを見かける事になるだろう。

  • 前年同時期の製品対比250%の売り上げで、05年末の映画公開時期のピーク時期に並んだ弾である。多色シリーズは相変わらず人気が高い。
  • 製作者の遊び心満載のネーミングの多色呪文もいくつか登場。

収録カード

スーパーレア 5種類

ベリーレア 5種類

レア 15種類

アンコモン 15種類

コモン 20種類

参考