《ロスト・ウォーターゲイト》

ロスト・ウォーターゲイト C 水文明 (1)
呪文
S・トリガー(この呪文をシールドゾーンから手札に加える時、コストを支払わずにすぐ唱えてもよい)
自分の山札を見る。その中から多色カードを1枚選び、相手に見せてもよい。その後、自分の山札をシャッフルし、そのカードを山札の上に置く。

DM-24で登場した呪文

多色カードのみの限定的なサーチができ、サーチしたカードを手札ではなく山札の上に置く。即効性はないが、1コストという軽さと確実性が強み。

これを使ってからロスト・プリズムを持つクリーチャー《永刻のクイーン・メイデン》などを出せば、すぐ手札に加えられる。
また、これで進化以外のクリーチャーを持ってきて、《転生プログラム》を使えば、何でも好きな多色クリーチャーをコストを支払わずに出せる。

最軽量のサーチカードとは言え1ターンのタイムラグは大きい。
どうせ1ターン待つのであれば《クリスタル・メモリー》などで直接手札に加えた方が手札が減らない分強力。
そのため、多色カードが主軸のコンボデッキであっても《クリスタル・メモリー》に代表されるサーチカードが優先される。
最軽量という点を活かし、どうしても2ターン目に使いたい多色カードがあるのであれば候補に上がるかもしれない。

後に、多色かつドローで手札に加わることに意味のあるビビッドローが登場した。

環境において

それまでポテンシャル自体は認められていたが、1ターン目にこれを唱えることが必須かそれに近いデッキがこれといって存在しなかったため、評価を上げるのに永い時を要した。

それが十王篇後期になると、【カリヤドネループ】において、殿堂入りした《魔導管理室 カリヤドネ/ハーミット・サークル》サーチする手段として使われるようになった。そちらのデッキでの初動である《ブラッディ・タイフーン》サーチ対象であり、S・トリガーも含めてデッキの動きを補助することができるため、無駄が少ない。

そして【絶望神サガループ】が環境に進出すると、《絶望神サガ》をサーチする札として評価が鰻上りに。

但し、デッキの多色比率次第では1ターン目に安定して唱えるのが簡単ではなく、実際には持て余すこともそこそこある。
環境が回ると、【絶望神サガループ】対策は小刻みに墓地リセットに晒し続けることも主流化していき、《絶望神サガ》を引くことが勝利条件ではなくなっていった。相手の妨害を耐え続け隙を突いてループを開始することが勝利条件と変化し、むやみに手札を消費してしまうだけで終わりかねない《ロスト・ウォーターゲイト》はデッキに入れるのが悪手と考えられるようになった。その後はもし使われる場合、マナ基盤となるキング・セルのサーチが主体の運用となった。

【白青赤ゴスペル】が成立すると、そちらに山札圧縮として1枚程度入るようになった。《音卿の精霊龍 ラフルル・ラブ/「未来から来る、だからミラクル」》の2枚目を採用したいとき、代わりに単色で《深淵の壊炉 マーダン=ロウ》を躱すことができるこちらで代用するという手がある。

その他

関連カード

フレーバーテキスト

  • DMEX-13
    メテヲシャワァが落ちて来た後にできるオーロラは、それまでの物語が素晴らしければ素晴らしいほど美しくなる。チームウェイブとの戦いで生まれたオーロラが2兆バズを獲得したのは、それほどの激闘だったということだ。

収録セット

参考