妖精(ようせい) アジサイ-2(ツー)

妖精 アジサイ-2 UC 水/自然文明 (4)
クリーチャー:スノーフェアリー/ディスタス 2000
このクリーチャーが出た時、自分の山札の上から2枚を見る。そのうちの1枚をマナゾーンに置き、もう1枚を手札に加える。
ササゲール2(ディスペクターを召喚する時、コストを2少なくしてもよい。そうしたら、このクリーチャーを破壊する。そのディスペクターのコストは0以下にはならない)

DMSD-19で登場した/自然スノーフェアリー/ディスタス

cip《フェアリー・シャワー》と同等の能力を発揮し、ササゲール2が付いたスペック。

オリジナルの《フェアリー・シャワー》が4コストであり、それにコスト軽減能力を持ったクリーチャーが付いてくるので単体のコストパフォーマンス自体は良好。

相手のターンを生きのびてササゲールを使えた場合のリターンはかなり大きく、単独でコスト7~8のディスペクターに繋げることが出来る。これまでのササゲール2はマナカーブ的に上手く高コストディスペクターに繋がらないカードが多かったため、この特徴は非常に希少。

一方で、このカードを放置するということは次のターンに強力なディスペクターを呼び出されるということであり、相手に放置されるということは考えづらい。特に耐性を持たずパワーも2000と低いため、火力に非常に焼かれやすくマッハファイターなどに狙われやすいのも生存性を更に下げている。
このカードの生存によりササゲールを使うのはあくまで上振れと捉え、基本は使い回しをしやすい《フェアリー・シャワー》と考えるのが良いだろう。

スノーフェアリーマナブースト役として考えると4コストは少々重いか。同コストに優秀な置きドローであるリメイク元の《恋愛妖精アジサイ》が存在しているのも向かい風。
とはいえスノーフェアリーを複合する多色カードはあまり数が多くないので、デッキ内の比率を上げたい場合には候補に挙がることもあるだろう。

また、《フェアリー・ライフ》《地龍神の魔陣》の2コストブーストから繋ぎ、3ターン目に出す事で、次のターンにササゲールを使い、《聖魔連結王 ドルファディロム》のような8コストディスペクターの4ターン着地も狙える。

ディスタスとしては《賢樹 エルフィ-1》との相性が非常に良く、3コストで召喚できるだけでなく、生き残りさえすれば次のターンにコスト8のディスペクターにアクセスできる。
展開の要である《エルフィ-1》から除去の目を逸らすデコイとしても有用。《エルフィ-1》が苦手とするコスト火力は3コスト以下を指定するものが多く、地味に射程から逃れている場合が多いのもポイント。またこちらが苦手とするマッハファイターに対して《エルフィ-1》のガードマンで守ることができる。

《砕慄接続 グレイトフル・ベン》《ディスタス・ゲート》があるためcipの使い回しも比較的容易な部類に入る。

環境において

事前考察では、同等のcipバズレンダパンプアップパワード・ブレイカーのついた《ウマキン☆プロジェクト》が目の上のたんこぶとなると思われていたが、むしろ《妖精 アジサイ-2》は《ウマキン☆プロジェクト》以上に採用されることとなった。ディスペクター系デッキなら《獅子王の遺跡》と同等の4→8というマナカーブを形成できるという《ウマキン》にはない利点が功を奏した。

DMRP-19発売直後、これを採用したササゲール軸の【0色コントロール】チャンピオンシップ(アドバンス)優勝を果たした。

その他

  • イラストでは、元の《恋愛妖精アジサイ》から眼鏡とリボンが陶器のようなものに置き換えられ、スカートの延長パーツが失われてミニスカートと化している。また、右腕にはササゲールクリーチャー独特のお札が腕章のように緩く付けられている。さらに《フェアリー・シャワー》で《アジサイ》が持っていたジョウロが放り捨てられているような構図になっている。
  • DMSD-19で先行収録されたカードの中ではこのカードだけDMRP-19版とでイラスト違いになっており、DMRP-19版は周りの花が咲いた事で照れ隠しをしている様子に見える。
  • 漫画『キング』中盤ではハイドが使用したが、カードの表記は無かった。

関連カード

フレーバーテキスト

収録セット

参考