斬隠(きりがくれ)テンサイ・ジャニット》

斬隠テンサイ・ジャニット C 水文明 (3)
クリーチャー:サイバーロード/シノビ 1000
ニンジャ・ストライク4
このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、他のコスト3以下のクリーチャーを1体選び、持ち主の手札に戻してもよい。

DM-29で登場したサイバーロード/シノビ

コスト3以下バウンスcip能力を持つ。
ニンジャ・ストライク持ちなのでコンバット・トリック気味に扱って相手クリーチャーをいなせる。

ニンジャ・ストライクに必要なマナ数が少ない方なので、【速攻】相手に活躍できる。また、3ターン目に普通に召喚して、1バウンス相打ち要員にする使い方もそれなりに強力。
逆に、青単サイバーロードを用いたビートダウンにおいても殴り返し防止や殴り手として採用されていることもある。
総じて、攻防において様々なデッキに採用しやすいと言える。お互いの展開スピードに合わせて幅広い対応を取れる柔軟性の高さが、このカードの強さを裏付けている。

ニンジャ・ストライクを考慮しなくとも《一角魚》などの4コストバウンスクリーチャーと勝負できるスペックを持つため、シノビデッキでは特に主力となり得るクリーチャー
サイバーロードであり、《エンペラー・マルコ》や各種サイバー進化に繋げられる点も評価は高い。

ただし、4マナ以上のクリーチャーバウンスできない。【速攻】が相手ならともかく、コントロールが相手だと腐ることが多いので過信は禁物。

総じて低コストクリーチャーが流行する環境でこそ活躍できるカードである。
カードの変遷によって登場する期間がハッキリしているのも特徴的。

環境において

使い勝手の良い軽量サイバーロードであることから登場するや否や【マルコビート】進化元として需要を集め、さらに1弾先に登場した《密林の総督ハックル・キリンソーヤ》への対策になることから【速攻】メタのシノビとして注目された。

神化編環境では【サイバー青単】が成立し、そちらでは《海底鬼面城》によって大量の手札を確保できるため盛んに採用された。当時の環境の速度では【速攻】ですら、ニンジャ・ストライク4という条件を満たすまでゲームが終わらないのはざらであったため、条件の重さが重さとして機能しづらかった。

エピソード1【マルコビート】【ラムダビート】に対する型落ちデッキとなると需要が落ち着いた。特に《暴走龍 5000GT》が大流行していたエピソード3環境では比較的評価が低かった。大型の多い革命編環境以降も需要は冷え込んだ。

それでも、【ヒラメキドレーン】の現役時代はそちらに使われることがあった。《偽りの名 スネーク》の能力を発動するための素出し運用、自軍の再利用が主体運用の1つであった。

超天篇環境GRクリーチャーが環境に進出すると、それらの多くが3コスト以下であるため、事実上の確定除去として働く点から再評価された。《S級原始 サンマックス》対策としても優秀。
防御札として有効だが、《ドドド・ドーピードープ》など2打点のGRクリーチャーのほとんどは4コスト以上である点には注意。

DMRP-11コスト4の重量級マナドライブGRクリーチャーが多数登場し、流行は終息。

2021年7月1日殿堂レギュレーション改訂により【オカルトアンダケイン】が事実上消滅すると【ゼロ・ルピアループ】アドバンス環境のトップに立ち、このカードも【我我我ブランド】に対する打点ずらしとして需要が上がった。《希望のジョー星》が立てばそのターン中に十分4マナまで伸び、さらに《ゼロ・ルピア》を複数枚並べれば能動的に召喚できる0マナシステムクリーチャー除去としても利用可能。

しかし【ゼロ・ルピアループ】が消滅し、競合ニンジャ・ストライクの《裏斬隠 カクシ・レシピ》の需要が高まると、このカードはあまり環境で見かけないようになった。

その他

関連カード

収録セット

参考


公式Q&A

Q.《∞龍 ゲンムエンペラー》がバトルゾーンにいる時、「ニンジャ・ストライク」能力で召喚した《斬隠テンサイ・ジャニット》は、そのターンの終わりにバトルゾーンから持ち主の山札の一番下に置かれますか?
A.はい、山札の一番下に置かれます。
《∞龍 ゲンムエンペラー》の能力により、バトルゾーンの《斬隠テンサイ・ジャニット》は能力が無視されますが、使用した「ニンジャ・ストライク」の効果は無視されません。
引用元(2020.9.18)