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極閃呪文「バリスパーク」 R 光文明 (5) |
呪文 |
S・トリガー・プラス(この呪文をシールドゾーンから手札に加える時、コストを支払わずにすぐ唱えてもよい。それが相手のターンで、そのターン中に自分のシールドが2つ以上ブレイクされていれば、この呪文にP能力を与える) |
相手のクリーチャーをすべてタップする。 |
P−相手のエレメントを1つ選び、シールド化してもよい。そうしなければ、山札の上から1枚目をシールド化する。 |
効果はオールタップ。S・トリガー・プラスにより、相手のエレメントを1つシールド送りするか、山札の上からシールド追加するか選べる。(どちらかは必ず行う。)
一応P能力が強制ではあるが、《スーパー・スパーク》のほぼ上位互換。
シールド送りされたカードを能動的に取り戻す手段は限られるため、もはや説明不要の強力な除去である。
カード指定除去のシールド送り呪文はこれまでにも存在したが、この呪文の場合コスト制限がなく、さらに進化クリーチャーも進化元ごと除去できる。また、相手エレメントがない時もシールド追加を選択できるため腐ることがない。
1ブレイク目で捲れた時はP能力を使えないがオールタップが一番刺さり、2ブレイク目以降はオールタップの効果が薄れるがP能力を使えるというデザインになっており、タイミング次第で効果が薄れるS・トリガー・プラスの弱点を補っている。
コストパフォーマンスで見てみると、類似効果の《DNA・スパーク》よりコストが1軽く強力な確定除去まで持っているというのは優秀。
しかし、素の状態で持っているのはオールタップだけなので手打ちする機会はほぼないだろう。そのため素のコストが低いことはメリットになりづらく、《∞龍 ゲンムエンペラー》に効果を無視される分むしろデメリットとも言える。
手打ちを考えず純粋に防御札として運用する場合、登場時点の環境でスパーク自体があまり使われていないのも気になる。
ただし、登場から10年以上が経った《DNA・スパーク》ですらいざ相手に使われてみると厄介な効果であるため、このカードもメタゲーム入りまではせずとも白単の防御札として一定の立場を築ける可能性は高い。
登場からしばらくはこれといった採用先が無かったが、【白赤アーマード・サムライ】が登場すると癖のない防御札兼白単色マナ枠として需要を得た。メタカードに乏しく、先に動かれると弱いそちらではこの種の防御札は重宝する。
特に、通常のタップ系S・トリガーが効かない《超神羅星アポロヌス・ドラゲリオン》に対してはS・トリガー・プラスを発動させることでエレメント除去・シールド追加どちらでも生存が可能。《時の法皇 ミラダンテXII》のファイナル革命から唱えてブロッカーを無力化できるのも強み。
打点になる《閃光の守護者ホーリー》などとの選択になる。
遅くともDM23-RP4期になると【黒単アビスロイヤル】にこれが3枚程度入るケースが続出。
黒単の《悪灯 トーチ=トートロット》などでは下に7-8枚を反復する《DARK MATERIAL COMPLEX》に延命することができないことから、タッチ白してオールタップの採用に至ったと思われる。
アドバンスの【トリガービート】ではシールド追加重視で採用されることがある。
【白青赤ゴスペル】に《オリオティス・ジャッジ》の墳墓避け、あるいはプレイングの攪乱に1枚程度入る場合もある。
DM23-RP1の《極〇呪文「□□」》サイクル。レアかつS・トリガー・プラスを持つ。