覚醒編
デュエル・マスターズ9番目のシリーズ。
「覚醒編」と書いて「サイキック・ショック」と読む。
ブロックマークは「PS」(=Psychic Shock)。
勝舞編最後のエキスパンションシリーズ。
新要素サイキック・クリーチャー&超次元が登場。
ギミックがカード個々で完結しておらず、基本ルールにも大きく影響するという点において、大きなサプライズ要素となった。
また、文明や種族に次ぐ新たなステータス「ソウル」や、特定のソウルクリーチャー固有の能力も登場したため、キーワード能力の宝庫でもある。
超次元というオーバースペックなシステムを導入するに当たり、その他のカードにも既存のカードの完全上位互換に匹敵するカードが多くみられる。結果としてこのシリーズで従来のものとは比較にならないほどのインフレが進んだ。
その一方で、大して利用する価値のない準バニラなども少なくない。当たり外れの大きいシリーズとも言えるだろう。
このセットに当てはまるエキスパンションは、
の4つ。
- 全ての弾に1枚ずつ死神クリーチャーが収録されている。一方で白騎士は1枚も収録されていない。
- 今までとは異なるサイキックのシステムや度重なるインフレとそれによる環境の激変が災いしてか、このシリーズでエキスパンションの売り上げを大きく落とした。神化編の売上が94億円であったのに対し、覚醒編の売上は3割以上減の62億円となった。このため、長期化のマンネリ打破や新規層獲得のために、エピソードシリーズを導入したり、9年間続いた切札 勝舞編から勝太編へ主人公を変更したり等、大規模な改革が行われることになった。エピソード1の段階ではその狙いは成功することになるが、デッキ外を扱った過度なインフレは後の時代にも禍根を残すことになった。
- 特殊な読みをするエキスパンションシリーズはこのシリーズで一旦終わり、次の勝太編最初のシリーズであるエピソード1からはそのままの読みとなる。
次にこういった読み方をするエキスパンションシリーズは8年後の双極篇まで間を空けることとなる。
このシリーズに発売された商品
※= ブロックマークなし
参考