DMC-57 「ザ・ゴッド・キングダム」

2009年11月21日発売。価格は2200円(税抜)。現在は絶版スーパーデッキ・サーガシリーズの一つ。映画「黒月の神帝」の登場キャラクターである神月 ミカドが使うデッキという設定。

ゼン&アクを中心とした多色デッキ。構築済みデッキでは初となる4色デッキである。

新規収録カードは《創造神サガ》《大地と永遠の神門》《神炎の影グレイブ・ディール》《ゴッド・ブリンガー》の4種類。全てゴッドに関連した能力を持っている。
《創造神サガ》の能力にある《ゴッド・サーガ》が収録されていないため、デッキに入れるならば集める必要がある。
DMC-56 「ザ・サムライ・レジェンド」の方でも言えることだが、新規カード以外は全体的にカード間のシナジーが薄く、必須カードや市場枯渇カードなど需要の高いものを中心に組まれている。再録が望まれていた《剛撃戦攻ドルゲーザ》もその例。
ただし、そちらと異なりグッドスタッフデッキとして既に完成度が高いため、始めたばかりのプレイヤーは下手に弄らない方が良い。

  • 全カードのイラストは増田幹生(Mikio Masuda)氏が担当。

収録カード


お手本のようなコントロールグッドスタッフであり、当然そのまま【ゼン&アク】の基盤に出来る。

《超絶神ゼン》《究極神アク》環境で活躍したフィニッシャーであり、当時殿堂入りが詰め込まれているだけあってデッキパワーが高く、総合的に見て非常に強力なデッキである。完成度が高い上にプレイングの幅も広く、劣勢やデッキ相性を覆してしまうポテンシャルを秘めている。
この中から10枚まで入れ替えて行われるサーガ・デュエルという大会が各地で行われているが、うまくすると普通の公認大会でも上位に食い込めるようなゼン&アクデッキができてしまうため、同時発売のDMC-56 「ザ・サムライ・レジェンド」よりもだいぶ人気が高いようである。

グッドスタッフの中でもS・トリガーブロッカー除去の枚数が多く、受けが強力なデッキである。それらで相手のビートダウンをいなしつつ、レイトゲームに持ち込んで《超絶神ゼン》《究極神アク》《大地と永遠の神門》でのフィニッシュを狙う。

改造する場合、目玉である《創造神サガ》《バイオレンス・ヘヴン》などのオーバーキルカードは抜けてしまうことが多い。
入れるカードとしては、序盤のハンデスに強くなり《魔光王機デ・バウラ伯》と相性が良い《エナジー・ライト》《解体人形ジェニー》《ロスト・ソウル》など質の高いハンデス《光神龍スペル・デル・フィン》などのサブフィニッシャー《光牙忍ハヤブサマル》《威牙の幻ハンゾウ》などのシノビ《黙示賢者ソルハバキ》マナ回収《不滅の精霊パーフェクト・ギャラクシー》《雷鳴の守護者ミスト・リエス》等当時の殿堂入りなどなど。

中でもハンデスはあるかないかで戦略の広さが変わってくるので、ぜひ投入を検討したい。
ハイランダーな構築にしやすいため《天使と悪魔の墳墓》の投入がしやすく、強力な武器となる。その場合、《超絶神ゼン》《究極神アク》の枚数を減らすことも視野に入れたい。

拡張性の高いデッキであるため、環境に合わせて改造するとよいだろう。色事故が起きないよう文明の比率には気を付けたい。
ただし、《超絶神ゼン》《究極神アク》Q・ブレイカーであるため、デッキウィニーの数が減るとフィニッシュ力が下がるので注意。

参考