貝獣(かいじゅう) パウアー》

貝獣 パウアー P(R) 水文明 (7)
クリーチャー:ムートピア 5000
ブロッカー(このクリーチャーをタップして、相手クリーチャーの攻撃先をこのクリーチャーに変更してもよい)
このクリーチャーが出た時、あるいは、相手の呪文の効果またはクリーチャーの能力によってこのクリーチャーが自分の手札から捨てられた時、カードを4枚引いてもよい。

DMEX-02で登場したムートピア

cip又は相手の呪文クリーチャーによって捨てられた時に4枚ドロー出来る擬似マッドネスブロッカー

7コストと重いが、手打ちを考えて使う場合は《ブレイン珊瑚の仙樹》との相性が良い。
コストが7→8とキレイにつながり、相手のハンデスによる戦術崩壊を防ぎ、ブロッカーとして時間稼ぎができる。
普通に攻撃できるのでトドメをさす場合にも役に立つ。

従来のマッドネスと違い、このクリーチャー手札から捨てられた場合バトルゾーンに出ず墓地に置かれたままな点に注意。
《謀遠 テレスコ=テレス》のようなハンデス及びディスカードに反応する誘発型能力もトリガーさせてしまう。

また呪文クリーチャーによって捨てられた時しか能力トリガーしないので、それ以外のカードタイプ効果で捨てられた場合もドロー出来ない。

《絶対の畏れ 防鎧》などのハンデスメタの場持ちが信頼できない環境ならハンデス対策として採用に値する一枚。

環境において

登場からしばらくはマッドネスが環境に刺さらないためあまり評価されていなかったが、DM22-RP1期辺りになると、【青赤緑ドギラゴン閃】【白青ギャラクシールドライオネル.Star】を中心に3枚以上積まれるようになった。中には疑似マッドネス以外で能力を使う機会がないと言っても良い【白青赤鬼羅.Star】に4枚積みされ、それがオリジナルでチャンピオンシップ3位入賞を果たしたという例まである。この頃になると【青黒緑ハンデス有象夢造】がオリジナルのトップメタの一角に立っており、これも流行の要因の1つと言える。多色を重用する【5色ザーディクリカ】でも2枚程度挿される場合があり、《ナウ・オア・ネバー》で出し入れしてまともにハンドを稼ぐ場合も。

しばらくすると【キリコチェイングラスパー】における《水上第九院 シャコガイル》でのエクストラウィン補助を兼ねるマッドネス枠としても使われるようになった。3枚以上搭載されるケースが激増し、単なるマッドネスの枠を超えたリソース要員としての運用が主体となった。

その後需要は収束したが、2023年5月に入るとオールハンデスを武器とする【5色ザーディクリカ】が息を吹き返し、オールハンデスに対するリカバリーとなるこのカードの需要が復活。

2023年8月11日殿堂レギュレーション改訂を機に【メクレイド刃鬼】が一定の活躍を見せるようになると、ガチンコ・ジャッジ以外のシナジーがこれといってないにも拘らず、非ドラゴンハンター基盤で使われるように。

DM23-EX2期に【ヘブンズ・ゲート】系統が大幅強化されると、【白青天門】に3枚以上まとまった数投入されるケースが目立つように。《闘門の精霊ウェルキウス》経由で純粋なリソース系としても利用できるため手に余りにくい。【白緑巨大天門】のような《巨大設計図》基盤にもタッチされる場合がある。

DM23-BD2DM23-BD3期には【アカシック3】にも《巨大設計図》回収できることを重視されて2枚程度採用される事例が見られるように。

DM23-EX3期には、勝敗を左右しかねない大幅コスト軽減を持つ手札誘発である《流星のガイアッシュ・カイザー》を構えている時に飛んでくると厄介なランダムハンデスへの牽制として【青黒緑DOOM・ドラゲリオン】に投入される事例も見られるようになった。

コンボにより無限ターンを獲得すれば打点として利用できる余地もある。

DM24-RP1期にはこれをマッドネスとして2枚程度採用した型の【白青赤ゾージアミラダンテ】が散見されるようになった。元々単色マナには窮乏しやすいデッキであるため、ある意味では必然である。

その他

  • モチーフはパウア貝。ニュージーランド近海に生息するアワビ3種類の総称で、殻の真珠層は特有の光沢を持つ。

関連カード

フレーバーテキスト

収録セット

参考


公式Q&A

  • 2つ目の能力について

Q.自分の《「雷光の聖騎士」》がある状況です。
相手のクリーチャーにダイレクトアタックされ、自分のシールドがブレイクされる際、《「雷光の聖騎士」》の「シールドブレイクのかわりに」の置換効果を適用して手札から《貝獣 パウアー》を捨てました。
この《貝獣 パウアー》の「自分の手札から捨てられた時」の能力で、自分はカードを4枚引けますか?
A.いいえ、引けません。
ダイレクトアタックによるブレイクは、効果や能力によるブレイクとして扱われません。そのため、それを置換して《貝獣 パウアー》を捨てたとしても効果や能力によって捨てられたことにはなりません。

+  総合ルール 701.14a

引用元(2023.5.19)

Q.自分の《「雷光の聖騎士」》がある状況です。
相手の《首領竜 ゴルファンタジスタ》が自分を攻撃した時、自分は「ブロッカー」でブロックしました。
《首領竜 ゴルファンタジスタ》の「ブロックされた時」の能力で自分のシールドが3つブレイクされる際、《「雷光の聖騎士」》の「シールドブレイクのかわりに」の置換効果を適用して手札から《貝獣 パウアー》を捨てました。
この《貝獣 パウアー》の「自分の手札から捨てられた時」の能力で、自分はカードを4枚引けますか?
A.はい、4枚引けます。置換効果は効果の発生源を変更しないため、《貝獣 パウアー》《首領竜 ゴルファンタジスタ》の能力によって捨てられたことになります。

+  総合ルール 701.14a

引用元(2023.5.19)