【タイフーンエシャロット】

《氷牙フランツI世》《エマージェンシー・タイフーン》《クローン・ファクトリー》《剛勇霊騎エシャロット》とのコンボによって、1ターンに何回でも好きな呪文を使えるようにするコンボデッキ。

なお、暫定裁定ではあるものの、現在では裁定の変更により不可能なコンボとなっている。

デッキ構築の自由度が非常に高いのが特徴。様々なデッキのフィニッシャーとして組み込める。

一般的には白青緑で組まれる。

追加で文明や文明を搭載することも不可能ではない。

《薫風妖精コートニー》を採用し、青黒緑で組まれることもある。

氷牙フランツI世 C 水文明 (3)
クリーチャー:サイバーロード/ナイト 2000
自分の呪文を唱えるコストを1少なくしてもよい。ただし、コストは1より少なくならない。
エマージェンシー・タイフーン C 水文明 (2)
呪文
S・トリガー
カードを2枚まで引いてもよい。その後、自分の手札を1枚捨てる。
クローン・ファクトリー C 水文明 (3)
呪文
自分のマナゾーンから2枚まで選び、手札に戻してもよい。
剛勇霊騎エシャロット UC 光/自然文明 (2)
クリーチャー:アーク・セラフィム/ワイルド・ベジーズ 1000
O・ドライブ−光×1と自然×1
OD−このターン、自分のカードを手札またはバトルゾーンから墓地に置く時、墓地に置くかわりにマナゾーンに置いてもよい。

バトルゾーンに《氷牙フランツI世》×1、手札に《剛勇霊騎エシャロット》×1、《クローン・ファクトリー》×1、マナゾーン文明のカード×2、自然文明のカード×2、《エマージェンシー・タイフーン》×1or《フェアリー・ライフ》x1or《鼓動する石版》x1、《クローン・ファクトリー》×1を含む6マナを揃えるとコンボが可能となる。

《クローン・ファクトリー》2枚の内どちらかが《ハイパー・ウェーブ》でもコンボは可能。

このコンボ始動条件はあくまでも一例であり、他にも存在する。

下記に出てくる《エマージェンシー・タイフーン》は《フェアリー・ライフ》《鼓動する石版》でも可能。ただし、5以降は《エマージェンシー・タイフーン》でなければならない。

  1. 手札の《剛勇霊騎エシャロット》を召喚、O・ドライブ発動。
  2. 手札の《クローン・ファクトリー》を使用。マナゾーンの《エマージェンシー・タイフーン》と《クローン・ファクトリー》を手札へ回収して、《エマージェンシー・タイフーン》を使用。カードを引き、1枚マナゾーンへ置く。この時山札が少なければカードを引く必要はない。
  3. 2を繰り返しさらに《エマージェンシー・タイフーン》を2枚を引き、使用する。するとアンタップ状態のマナが4枚になる。
  4. ここで2枚目の《氷牙フランツI世》を召喚する。すると《クローン・ファクトリー》が1マナで使用できるようになる。
  5. もう一度2を繰り返すと、無限にマナを供給できるようになる。呪文を使用することでタップされたマナは、《クローン・ファクトリー》で回収して《エマージェンシー・タイフーン》で再び置けばアンタップされる。
  6. 5の方法を利用し、《ロジック・キューブ》《逆転のオーロラ》を使用しながら《母なる大地》《マナ・クライシス》を手札に加える。この時、《氷牙フランツI世》を優先的に召喚しておくと楽。
  7. さらに5の方法で《マナ・クライシス》をループさせてマナを全て破壊し、《母なる大地》で相手のクリーチャーをマナゾーンに置いて、《マナ・クライシス》で破壊する。
  8. 完全に制圧したら、クリーチャーを大量展開して次のターンに決着を付ける。

上記のフィニッシュ方法は一例であり、5のループを確立してしまえば、様々なフィニッシュが考えられる。

フィニッシュの例としては、

主要カード

《エマージェンシー・タイフーン》コンボカード コンボ中のマナ補充を担当
《クローン・ファクトリー》コンボカード コンボ中の手札補充を担当
《剛勇霊騎エシャロット》コンボカード 勝利のためのエンジン
《氷牙フランツI世》コンボカード コンボの補助を担当《ラブ・エルフィン》等でもよい
《魔弾オープン・ブレイン》強力ドローソース

候補カード

《魔光王機デ・バウラ伯》ハンデスからのリカバー
《円舞の使徒ラストル》ハンデス対策
《光波の守護者テルス・ルース》ランデス対策
《魔光王機デ・アシス公》【速攻】対策
《ラブ・エルフィン》コンボの補助を担当
《薫風妖精コートニー》緑青黒で組む際は必須
《深塊封魔ゲルネウス》5色で組む際は必須
《魔光騎聖ブラッディ・シャドウ》【速攻】対策
《天真妖精オチャッピィ》闇が入らない場合の墓地回収
《カブラ・カターブラ》【速攻】対策兼マナ回収
《妖魔賢樹フライ・ラブ》緑青黒、5色で組む際は必須
《黒神龍ザルバ》勝利手段の一つ
《氷牙レオポル・ディーネ公》ハンデス対策
《鎧亜の咆哮キリュー・ジルヴェス》ビートダウンメタ、フィニッシャー
《冥府の覇者ガジラビュート》勝利手段の一つ
《森の飛忍モモンガジロウ》対【速攻】でも役立つサーチカード
《華憐妖精ミンメイ》コンボパーツをマナから召喚できる
《龍仙ロマネスク》マナ基盤を固める
《ハイパー・ウェーブ》コンボを早く決めたい場合は必要
《魔弾ソウル・キャッチャー》墓地回収
《フェアリー・ライフ》コンボを早く決めたい場合は必要
《鼓動する石版》コンボを早く決めたい場合は必要
《ヴァリアブル・ポーカー》シールド回収
《神秘の宝箱》コンボを決めることに特化するなら必須
《母なる紋章》コンボパーツ兼cipの使いまわし
《ガーデニング・ドライブ》序盤のブースト、マナ回収
《生命剥奪》勝利手段の一つ 安定性には欠ける
《マナ・クライシス》勝利手段の一つ
《ソイル・チャージャー》自然マナ確保兼除去
《レインボー・アロー》ハンデス
《逆転のオーロラ》シールド回収
《王機聖者ミル・アーマ》コンボの補助を担当

このデッキの大きな利点は《魔弾オープン・ブレイン》を搭載することで、大量ドローが可能な点にある。また、追加のナイトとして《魔光王機デ・バウラ伯》《魔光王機デ・アシス公》を採用できるため、【速攻】ハンデスにもそこそこの耐性がある。
ただ、《魔弾オープン・ブレイン》に頼りすぎるとそれをハンデスで落とされた場合や、引かない場合に動きが鈍りやすい。

闇文明を追加で搭載した場合、《解体人形ジェニー》《ソウル・アドバンテージ》などのハンデス、《魔光死聖グレゴリアス》《魔弾ソウル・キャッチャー》などの墓地回収《魔光騎聖ブラッディ・シャドウ》による【速攻】対策を積めるのが利点。

火文明を追加で搭載した場合、《龍仙ロマネスク》によるマナ基盤安定を図れるのが強力。如何にして《龍仙ロマネスク》をバトルゾーンから退かせることが出来るかが重要だろう。一般的には《母なる大地》を採用できない部分も補うことの出来る《超獣大砲》が採用される。だが、実際には使用しなくても勝利することはプレイングによって可能であり、それが構築を難しくしている。

その両方を搭載し5色にする場合、【5色コントロール】を基盤にして組むこととなる。強力な墓地回収である《深塊封魔ゲルネウス》を積めるのが利点。
その場合、勝利手段にはスペースを割かなくてもいい展開からの《鎧亜の咆哮キリュー・ジルヴェス》による一斉攻撃を採用することもある。
ただ、元々構築、プレイングの難しい二つを融合させただけあって、その構築、プレイングの難度は途轍もなく高い。だが、それを乗り越えられれば、非常に強いデッキとなるだろう。

構築の注意点として、色バランスを非常に重要視しなければならないということがある。つまり、シールド回収に《ヴァリアブル・ポーカー》と《逆転のオーロラ》を使い分けるということをしなければならない。他のカードも同様である。

コンボパーツの条件はマナゾーンにも及ぶため、それを崩しにこられるランデスに弱い。逆に、赤単【マルコビート】などのこちらに干渉してこないデッキには強い。
【除去コントロール】には、優秀な墓地回収を多く積める為、そこまで脅威にはならなくなっている。
呪文を妨害するクリーチャーを召喚された場合、詰んでしまう事が多いので注意。

コンボを始動してからの手順が非常に長く、対戦相手が退屈になるのは間違いないだろう。また、慣れないとコンボが止まってしまう可能性も十分にあるため、注意したい。特に多色カードが必然的に多くなる4色、5色は細心の注意を払うようにしたい。

参考