白青黒(しろあおくろ)GR(ガチャレンジ)ハンデス】

【ドロマーGRハンデス】とも言う。【白青黒超次元】の系譜をくみ、そちらをGR召喚に寄せたデッキタイプ。

Wave ウェイブ P 水文明 (5)
クリーチャー:トリックス/ワンダフォース 5000
このクリーチャーが召喚によってバトルゾーンに出た時、コスト4以下の呪文を1枚、自分の墓地からコストを支払わずに唱えてもよい。
各ターン、自分が1枚目の呪文を唱えた時、GR召喚する。(GR召喚:自分の超GRの上から1枚目を、コストを支払ったものとして召喚する)
知識と流転と時空の決断 SR 水文明 (4)
呪文
自分の墓地に呪文が4枚以上あり、この呪文が自分のシールドゾーンにあれば、この呪文に「S・トリガー」を与える。
次の中から2回選ぶ。(同じものを選んでもよい)
►カードを1枚引く。
►GR召喚する。
►相手のクリーチャーを1体選び、持ち主の手札に戻す。

主要カード

《Wave ウェイブ》GR戦術の要
《知識と流転と時空の決断》除去、展開、ドローをこれ1枚で行う

候補カード

《ゲオルグ・バーボシュタイン/ゴースト・タッチ》定番初動ハンデス。1ショットで勝ちに行くため生物面が付いていることは大事
《傀儡将ボルギーズ/ジェニコの知らない世界》
《サイバー・K・ウォズレック/ウォズレックの審問》コスト3以下の呪文2枚を墓地から唱える/軽量カードピーピングハンデス
《ブレイン・タッチ》を含むデッキで定番のキャントリップ付きハンデス
《機術士ディール/「本日のラッキーナンバー!」》呪文面のロックがメイン。クリーチャー面による全体除去も相手GRに当てることが時にある
《デモンズ・ライト》除去ドローを同時に行う汎用性抜群の呪文
《Dの博才 サイバーダイス・ベガス》Dスイッチで踏み倒せる呪文は【青黒ハンデス超次元】より小ぶりがちだが置きドローが優秀
《テック団の波壊Go!》青黒系の定番全体除去
《魔天降臨》フィニッシャー呪文
《青守銀 シルト/解体事変》相手手札シールド送りにしつつ自分はシールド追加/ピーピングハンデス
《ファイナル・ストップ》キャントリップ付き呪文ロック
《オリオティス・ジャッジ》マナ枚数以上のコストクリーチャーをすべて山札の下送り
《レアリティ・レジスタンス》ベリーレアスーパーレアを敵・味方問わずすべてバウンスランデス
《天使と悪魔の墳墓》カードをすべて破壊ランデス
《密かで華麗なるカイタイ》手札を1枚ピーピングハンデスシールド送り

超GRゾーン

このデッキの回し方

序盤はハンデスで勢いを削ぎ、相手の手札が少なくなったら《「本日のラッキーナンバー!」》《ファイナル・ストップ》などのロック呪文で妨害する。《Wave ウェイブ》で盤面を並べつつロック呪文を再利用するのも忘れずに。

打点が並んだらロック呪文でカウンターを封じながら1ショットキルする。

長所

《魔天降臨》が刺さりやすい手札補充の少ないデッキ、《レアリティ・レジスタンス》の対象になるベリーレアスーパーレアを多用するデッキには強気に出られる。

GR召喚を主体とするデッキ、呪文への依存度の高いデッキには各種ロックが活きる。

上手くピーピングハンデスランダムハンデスを使い分ければマッドネスを避けることはできる。

弱点

当然だがハンデスメタには弱い。

今引きの強いデッキも苦手。そうしたデッキは勝負を長引かせると危ないので早めのフィニッシュを心掛けよう。

速攻も不利が付く。特に呪文メタを立てながら3ターンから4ターンで勝ちに行くデッキは諦めた方が良いほどの不利。

環境において

DMSD-11《Wave ウェイブ》DMRP-10《知識と流転と時空の決断》を獲得して本格的に成立した。

しかしカードの配分の都合上どうしても強力なカードが使える【青黒GRハンデス】に見劣りしがちであった。

ところがDMEX-07期になると主に《ファイナル・ストップ》が使える点で【青黒GRハンデス】との優位点を明確に出すことができるようになり、何件かチャンピオンシップ4位以内入賞を果たした。

以降このデッキは環境でそこそこ使われていたが2020年1月1日に妨害の要である《機術士ディール/「本日のラッキーナンバー!」》が殿堂入り。殿堂レギュレーション改訂直近3ヶ月程度採用率が低迷していた《魔天降臨》を空いた枠に入れたり《天使と悪魔の墳墓》を増やしたりすれば問題ない。

DMEX-12期にはビートダウン系のデッキが増えた影響で《Dの牢閣 メメント守神宮》GRクリーチャーブロッカー化する構築が一般化。

王来篇環境ではリソース確保手段の汎用性除去力において《天災 デドダム》《SSS級天災 デッドダムド》を使えない点で【青黒緑ハンデスGR】に劣り、ハンデス力ですら《悪魔妖精ベラドンナ》《有象夢造》を遣えない点で一歩譲る点から、殆ど環境で見かけなくなった。

DMRP-20期には《龍風混成 ザーディクリカ》《最終龍覇 グレンモルト》を搭載するなど無理に赤を足してでもデッキパワーを高めた型がチャンピオンシップ準優勝を果たしており、久々の入賞報告となった。敢えて言えば【白青黒赤ハンデスグレンモルト】なる型であるが、同様の型がDMRP-22期にもポツポツと入賞していた。

DMRP-22《CRYMAX ジャオウガ》を、DM22-EX1《龍素記号wD サイクルペディア》《セブ・コアクマン/マインド・リセット》を獲得。

しかしその後も自然コスト踏み倒しメタを含む青黒緑の優秀な基盤が武器の【青黒緑有象夢造】の後塵を拝する状況となった。

参考