超天篇背景(ガチャレンジ・シリーズはいけい)ストーリー

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DMRP-09 「超天篇 第1弾 新世界ガチ誕! 超GRとオレガ・オーラ!!」

ジョーカーズ

水文明が滅亡しそうなことを水のマスターから聞いたジョーカーズのマスター。彼の新たな冒険は、それを止める方法をさがすところからはじまる。

デッキー超GRなクリーチャーを生み出す力を得た。ジョーカーズのマスターの「超GRゾーン」は、秘密兵器が飛び出すスーパー武器庫だ。

ジョラゴンが超GRの力を得て超進化した姿、その名も《The ジョラゴン・ガンマスター》! 新たなジョラゴンは仲間との友情パワーで超天フィーバーを発動するのだ!
超天フィーバー! それは仲間たちの友情パワーで限界突破する能力! ジョラゴンは超天フィーバーで敵をまとめて打ち倒す弾丸を発射するのだ。

光文明

光文明のマスターは、今も変わらずデュエル・ウォーリアたちと正義のために戦い続けている。だが、変わったのは水文明のデュエル・ウォーリアとの戦いが増えたことと、彼ができるだけ命は救おうとするようになったことだ。

光文明の奥底に眠る裁きの調べ。サバキノオトを手に入れたことで、サッヴァーク《煌銀河 サヴァクティス》となった。
《サヴァクティス》、それは、マスター同士の友情によって文明にもたらされた正義のマスター・ドラゴン

光文明のマスターも、水文明のマスターによって超GRの力に目覚めた。超GRの力を手に入れた光のマスターは、音楽をテーマとした「超GRゾーン」を作り出した。そして、大軍勢によって《サヴァクティス》の超天フィーバーを発動させるのだ!

「世界をつなぐ塔」の周りで正義の光を浴び続けた「白皇石」。今まで動き出すことがなかった「白皇石」が、超GRの力でついに正義の意志に目覚めた。

光のGRクリーチャーたちは音楽に反応して出現する。音楽の持つ奇跡の力でGRクリーチャーが参上するのだ。音奏たちが奏でるメロディは、GRクリーチャーたちが登場するための前奏曲となる。

なぜメタリカたちは音楽によって超GRの力を発揮するのか……それは、《サッヴァーク》が音楽好きだからだ。

水文明

水文明の柱の中に、その研究室はあった。超GRオレガ・オーラ、2つの超技術を密かに研究するための施設が
オレガ・オーラと超GR。2つの未知の技術を携えた水文明のマスターが、ついに動き出す。

トリックスとは、水文明のマスターが生み出した人工生命体。だが何のために生み出されたのか、今はまだ誰も知らない。
《パラダイム・パラダイスLab.》で生み出された謎の種族、トリックス。そのほとんどがデリートロンに所属しているが、なぜかワンダフォースに味方する者もいた。

水文明のマスターが生み出した最初にして最強のオレガ・オーラ。それが《ア・ストラ・ゼーレ》。《ア・ストラ・ゼーレ》には、より多くのデータと連携し巨大になることで、世界をリセットし、自分だけの楽園を生み出すプログラムがセットされている。
超GRの技術と《ア・ストラ・ゼーレ》で生み出したのは自分だけの楽園だった。水文明のマスターは、その力を使って真の楽園を目指す。

トリックスの出現で、ムートピアは活動範囲の縮小を余儀なくされた。水文明にトリックスがあふれ、そして多くのムートピアたちは次々と外の世界へと逃げ出しているという。そんなウワサを聞きつつ、「俺はまずここから外に出なければな」と《フェイント・クロウラー》の腹の中にいる《歩く賄賂 コバンザ》は考えた。

闇文明

どのような能力を持っているか知られていなかった七王が一人、絶王ゼル。その正体は、死後に遺言という形で判明し、王の復活を予言した。

による自然や水への侵略。水のマスターはそのデータに目をつけた。闇医者たちによる凶鬼の解体・再生実験の膨大なデータも、水文明のマスターにとっては格好の研究材料だった。

闇文明のマスターのもとに現れた水文明のマスターは、完成した研究の成果を供与したいと申し出た。水文明のマスターが差し出したオレガ・オーラの技術に触れると、闇文明のマスターは知能を急速に進化させていき、いともたやすく自身のオーラを次々と生み出した。

闇のオレガ・オーラの中には、見たことがある姿のものも多い……彼らの正体はいったい……?

火文明

水文明のマスターはジョーカーズだけでなく、他の文明のマスターにも超GRの力を共有し、それぞれの「超GRゾーン」が作られていった。
超GRの力を手に入れた火のマスターは爆発をテーマにした「超GRゾーン」を生み出した。なぜなら爆発はカッコいいからだ。
ビートジョッキーは爆発でGRクリーチャーを呼ぶ。爆発から現れた火文明のGRクリーチャーたちを見た者は、「爆発しても大丈夫なんてまるでマンガだな」と驚きつつもなぜか納得していった。

水文明と闇文明が手を組んだことを知った火文明のマスターだったが、戦いに敗れた結果、その記憶を消されてしまった。

自然文明

自然文明新たな姫は、いつも自然の城で皆にやさしくし、慕われている。だが、そのおてんばさにお付きの者たちは手を焼いているとのウワサだ。

マスターが現れたことで、束の間の平和が訪れた自然文明。だがそこに、また新たな危機が迫ってきていた。

その他

GR召喚とは、超GRの技術で生み出された新たな必殺技。友情パワーでGRクリーチャーをパッと呼び出すことが可能なのだ!

超GR。それは、自分だけの世界「超GRゾーン」を創り出す水文明の技術。ワンダフォースはそこから仲間を呼び出し、デリートロンオレガ・オーラを実体化するためのチップを呼び出す。

オレガ・オーラとは、水文明の生み出したデータ生命体。超GRの力で生み出したチップと融合することで実体を持ち戦うことができるのだ。データ生命体であるオレガ・オーラは、上書きしていくことでデータが増え、さらに巨大になる性質がある。

水文明のマスターの手によって、悪夢のごときデータ生命体が誕生した。《パラダイム・パラダイスLab.》で生み出された存在は「世界をデバッグし楽園を作るもの」という意味を持つデリートロンと名付けられた。

闇文明と水文明が手を組み、オレガ・オーラを悪用するデリートロン。それに対抗する、ジョーカーズ・火文明・光文明を超獣世界の住人達は「驚異的な力」という意味を込めてワンダフォースと呼んだ。

文明を超えて引き起こされる奇妙な事件の数々。その裏には、超GRやオレガ・オーラの持つ強大な力について探る謎の科学者たちの姿があった。

DMRP-10 「超天篇 第2弾 青きC.A.P.と漆黒の大卍罪」

ジョーカーズ

親友である水のマスターを助けるため、ジョーカーズのマスター闇のマスターとの決戦に臨む。しかし、凶悪な《大卍罪 ド・ラガンザーク 卍》の力を前に、ジョーカーズのマスターは闇のマスターに敗北してしまった。
決着の寸前、《The ジョラゴン・ガンマスター》の反撃が闇のマスターに深手を負わせた。ジョーカーズのマスターは、その隙にどうにか《アッカン・ペロケット》で逃げ出すことができた。

光文明

光文明には、闇文明との間を遮るための光の壁がある。その壁を発生させているのが、聖なる雷光の樹である《ディスペネ・ユグラシル》なのだ。だが、闇文明との間を遮る光の壁にヒビが入り、闇のマスターが侵入する通り道となってしまっていた。

水文明

水文明のマスターには実は双子の兄がいた。弟の方はジョーカーズのマスターを利用し、水文明の危機を救う手がかりを探そうとしていたのだ。
水のマスターがジョーカーズのマスターに近づいた当初の目的は《ジョラゴン》にあった。ドラゴンの力こそ水文明を救う鍵だという点において、兄弟の考えは共通していた。
水のマスターは兄のことを信じていた。しかし兄の考える「天国」は、彼が考えるそれとは別のものだった。

《Wave All ウェイボール》。それは、天国に一番近い波を探し出すための機械。

《C.A.P. アアルカイト》は、水文明の住人を天国に避難させるための避難船でもあった。その姿は、水のマスターが幼い頃に兄と2人で作り上げた船を模している。
《アアルカイト》の真の力が解放されれば、時間すら止めることが可能となる。仲間の力を借りることで、時空を渡る能力を手に入れるのだ。

水のマスターは闇のマスターと兄が出入りできないよう、水文明全体にバリアーを張った。水文明のマスターが作り出したバリアーによって、彼の兄と闇文明のマスターの動きを一時的に封じることに成功した。だが、それもいつまで保つのかわからない……。

キングシャーク号はいくら待てども戻らず、ムートピアの中には「《シャークウガ》は水文明を見捨てた敗北者だ」と口汚く罵る者まで現れた。
クリーチャーたちが次々と脱出する水文明《歩く賄賂 コバンザ》は、ウロコがとにかくすごい《遺跡隠れ ダンゴウ》たちとともに遺跡に隠れながら独り使命感に燃えていた。「オレがこの水文明の危機を救うんだ」……《コバンザ》の冒険が、今始まる。

闇文明

闇のマスターはジョーカーズのマスターとの戦いで初めて真のドラゴンを目の当たりにし、その力を強く欲するようになった。
《The ジョラゴン・ガンマスター》に体を吹き飛ばされたはずの闇のマスターだったが、闇の炎の力で生まれ変わっていた。治療が終われば、またドラゴンを求めて襲ってくるに違いない。

《卍月 ガ・リュザーク 卍》に《ジョラゴン》のデータをかけ合わせることで、《大卍罪 ド・ラガンザーク 卍》が誕生した。
《ド・ラガンザーク》はドラゴンのデータではあったが、完全なドラゴンではなかった。だが、もし実体を持つことがあれば……? 完全なドラゴンが誕生する日は、意外と近いのかもしれない。

闇文明のマスターは、光文明のマスターと戦った時、《煌龍 サッヴァーク》にはさほど興味を示さなかった。もしかすると、《サッヴァーク》が人工的に作られたドラゴンであるという点と何か関係があるのかもしれない……。

最近、水文明産の新鮮な素体が闇医者たちのところに入ったらしい、という噂が流れている。破れた帆と朽ちたマストが付いた船に乗って闇が浜に流れ着いたボロボロのサメの魚人だという。一体どんな風に改造されてしまうのだろうか……。

あまりのブラック労働ぶりを受けた結果、ついに「使い捨て反対!」をスローガンとする凶鬼組合「ウェポス・マッドネス」を旗揚げしようとしたはいいものの、まだ組合員は《凶鬼51号 ハーシル》ただ一人だ。

火文明

超天フィーバーの力を発現させるために、火文明のマスターはやる気満々で修行を開始した。

他の文明の隆盛ぶりを見て回った火文明のマスターは、「このままじゃヤベェな」と思い、火文明をさらに発展させるべく、「灼熱の荒野」と呼ばれるアチーチ・デ・バスの開拓に乗り出すことにした。

バッドドッグレストランの本店も軒を連ねる《スチームネオン・ストリート》は開拓地にほど近く、開拓ブームの火文明において、いま最も激熱な通りだ。最近そこのあちこちの露店で、バッドドッグが盗まれる事件が多発しているようだ。

自然文明

自然文明のお城には立派なバラ園があるが、そこの管理人が入れるローズヒップティーは最高らしい。最近ではお姫様もバラ園によく遊びに来ていて、管理人と一緒におやつを食べる姿が目撃されている。

その他

ついに各文明のマスターが揃った。デュエル・マスターとは何のために存在し、何のために戦うのか……その秘密が、いよいよ明かされようとしているのかもしれない。

オーラの研究は、予測もつかない変異体を生み出すこともあった。
多くのデータを集めるため、水中でも活動できる人型チップが作られた。
自然文明で集めたデータに文明から採取した白皇石のデータを融合させた結果、異形の怪物が誕生した。
データの元となったクリーチャーの好みからか、《μν クマニャー》はマーマレードのデータを与えると喜ぶらしい。

科学者を名乗る、様々な文明のオレガ・オーラを使う謎の集団。しかしそもそも彼らはどこからオーラの技術を手にしたのか。今はまだ、謎に包まれている……。

DMRP-11 「超天篇 第3弾 零誕! 魔神おこせジョルネード1059!!」

ジョーカーズ

ジョーカーズのマスターは、泳げないジョニーの代わりに、文明の力を持ったジョニーの兄を新たに作り出した。その名を《ジョリー・ザ・ジョルネード》。彼がもたらしたJトルネードの力は、ジョーカーズをさらにもう一段階進化させた。
《ジョリー・ザ・ジョルネード》は、邪魔するものをその覇気によってどかし、自身の進みゆく道、《ジョルネード・グランドライン》を作り出すことができる。そして愛馬であり《バレット・ザ・シルバー》の終生のライバルでもある《ポセイドン・ザ・ゴールド》と息を合わせることで必殺技、マスターJトルネードを繰り出せる!
攻撃した時に仲間のジョーカーズを回転させ、竜巻エネルギーで強力な効果が発動する能力。それがJトルネードなのだ!

水のマスターに敗北したことを知ったジョーカーズのマスターは、《ジョルネード》とともに文明の最深部へと突入した。

ジョニーの手にしたマキシマム・キャノンを超えた超天・マキシマム・キャノンを手に、《The ジョラゴン・ガンマスター》は戦場へと向かう。水文明のマスターとの最後の決着の為に!!

そんな中《魚籠びっくん》は急に暗くなった空に浮かんだ丸い月みたいなものを誰かが掴んで消えていったのを見た。

創造の力を持つジョーカーズのマスターと、虚無の力を持つ闇文明のマスターマスター・ドラゴンを巡る二人の戦いが、今始まる。

光文明

サヴァクティス文明の正義を守り続けている。
また右手のコブシのみでも圧倒的な力を発揮する、文明のかつてのマスター、《オヴ・シディア》。その力は超天の時代になっても健在である。

メタリカ達の研究室では、《Code:1059》に白皇石をデータ化してもらえば何かわかるのではないか、という画期的なアイデアが出た。だがその役目を誰がやるのかについては、答えが出るはずもなかった。そして白皇石を研究した結果判明したのは、文明にあるどんな物質とも明らかに異なる組成でできている、ということだけだった。

データ化することで自ら滅びを促進しようとする文明。その選択を止めないことは、光のマスターにとって悪というわけではなかった。ただ他方で、文明に生きる者たちを救わないとすれば、それはやはり正義ではなかった。

そして《前線の弾み 成絃》は突然空が暗くなり、黒い雲の中に何者かが飛び込んでいったのを見た。

文明との間の光の壁をさらに強化するべく、音奏たちによる音楽祭「ガチャレンジは光文明を救う」が行われた。
だがその最中、強化された壁をも突き破るほどの恐ろしいパワーを持った闇の星が、次々と落ちてきた。
黒い雲から次々と飛来する闇の星を食い止めるべく、《奇石 シロート》たちも懸命に戦った。それでも一際大きな星が落ちてくるのを見て《シロート》が絶望しかけたその時、巨大なGRクリーチャーが空を支えて《シロート》たちを身を挺して守ったのだった。
この巨大なGRクリーチャーこそ黒い雲から飛来する闇の星を食い止めて音楽祭を無事に続けるために、生み出された《白皇世の意志 御嶺》であった。

文明に代々伝わる「白の書」に記された「闇が月を覆いし時、世界に危機が訪れる」という予言の時が近づいてきているようだ。
しかしこの「白の書」の予言の先は、文字がかすれていて読めなかった。だがメタリカ解読班の情報によれば、何者かが人為的に消した可能性があるらしい。

水文明

アアルカイトブレインの力を増幅し、さらなる知識を得ることができる超ブレイン、またの名を発電、を作り出した‼ そんなアアルカイト時間操作能力は、水の分子運動すら止め氷と成す。人はそれを、《FZゲイザー》と呼ぶ‼

水マスターの兄の研究がついに完成した。ドラゴンのデータを取り込むことで、《ア・ストラ・ゼーレ》をもしのぐ全てをデータ化する光を放つ電脳のドラゴン《Code:1059》が誕生した。《Code:1059》は2億行以上の膨大なプログラムが水マスターの兄の超プログラミングスキルで1059行に圧縮されているのだ‼
DL-Sysは生命のデータを分解して再構築するという、《Code:1059》が持つ究極の力だ。
水マスターの兄は、その力文明を完全なデータ、すなわち天国にしようとしているのだ。
そして《Code:1059》に組み込まれた《最終命令:3150-1059》。それは最高の天国を再び目指すために世界をリセットするプログラムだった。

文明に住む者の多くは、いつかは自分たちの楽園が訪れると安心していた。《Code:1059》によるデータ化が終わった後は、文明が滅びゆくままにされるとも知らずに。

心を入れ替えた《歩く賄賂 コバンザ》文明のレジスタンス「バタフーライ・エフェクト」を立ち上げた。「バタフーライ・エフェクト」には、《はぐれ海賊 コルピオ》をはじめとして多くの賛同者が集まった。そしてその中には、入団試験以来の運命の双子とも言うべき《貪欲な若魔導士 ミノミー》の姿もあった。
ムートピア《Code:1059》に対抗するための最後の砦である《魔導管理室 カリヤドネ》に集結した《コバンザ》たちを待ち受けていたのは、古今東西のあらゆるゲームが揃ったゲームセンターだった。一生遊べるほどの機械を前にして、はたして《コバンザ》たちは欲望を乗り越えることができるのか⁉

水のマスターは、に地球の生命の可能性を説いた。だが文明が滅びてもデータさえ残ればいいというとは、どうしても考えが一致しなかった。

をあと一歩のところまで追い詰めた水文明のマスター。だが《Code:1059》DL-Sysが発動し、彼自身の能力を次々とデータ化し取り込んでいってしまった。

《パラダイム・パラダイスLab.》には文明マスターたちの他にも、マザー・ブレインと呼ばれる存在がいた。
はたして、その目的とはいったい……?

文明の造り出した超GRは各文明のマスターを強化した。そして、ついに最終決戦が始まろうとしている……。

闇文明

裏切りを続けて100万回生き返った猫、ギリ。その正体は、超獣世界でも伝説とされる大魔王だった。

文明の働き方改革のために動き出した凶鬼組合だったが、その構成員たちはなぜか次々と事故にあっては、運び込まれた先の病院で謎の怪死を遂げていった。

そんな凶鬼たちの素材として闇医者のところに運び込まれたサメ野郎、なんでも「オレは味方だ!ギャップ様に聞けばわかる‼」と言っているらしく。
元気が良すぎて、抜群の凶鬼の素材になるかもな。と《凶鬼55号 ジュジュ》は思った。

そんな中闇のマスタージョラゴンにやられた傷を癒し終えると、いつの間にか空には黒い太陽が消え、月が浮かんでいた……「無月」の世界で、決して見えるはずのない月が。

空を覆った黒い雲からは、闇の星が次々と飛来した。着弾した地点の周囲は汚染され、しかもその汚染はじわりじわりと広がっていった。
古い文献によれば、黒い雲の内部では時空の乱れも観測され、どの時代のものかわからない何らかの生物の骨が大量に見つかっていたようだ。
突如としてすべての文明を覆ったその黒い雲は闇の太陽までも食らった。その雲が生み出した……それこそが《零》

「ここだよ」と呼びかける声のする方へ、闇のマスターは手を伸ばした。その声は、文明を覆う暗雲の中からするようであった。
その暗雲の中で闇のマスターは、謎の卵と戦った。破壊という、己の起源を示すために。
そして闇のマスターは激闘の果てに謎の卵を倒し、そのを掴み取った。その瞬間に超獣世界を覆っていた黒い雲は晴れ……闇のマスターの手には、新たな力が握られていた。
力の象徴であるドラゴンを無邪気に求め続けた闇文明のマスター。ついにドラゴンの始まりにして終わりの世界、龍頭星雲へとたどり着き、ゼロの龍の力を手に入れたのだった。

長い静寂の果てに、黒い雲の中に浮かんだ月の中で闇のマスターが砕けるのを闇の幹部たちは目撃した。だが、それは自分たちのマスターが新たな力に目覚めたその瞬間だった。

文明の者たちは、闇の太陽が突然消えただけでなく、空が黒い雲で覆われたことに困惑していた。その雲中で自分たちのマスターが戦っているとは、知るよしもなかった。

闇の星が降り注ぎ、ピリオドの向こう側へとドルスザクたちが降臨していく《卍夜の降凰祭》。この狂乱の祭りに参加しないのは、グルグル巻きに拘束された《凶鬼14号 ヴェガングル》くらいだろう。

闇のマスターの成長を促し、見守ってきた執事ギニョール。その目的が、今まさに果たされようとしていた。

脈動するを手に、闇のマスターは不敵に微笑む。もうすぐすべてを破壊できる……そんな予感があった。最終決戦の時は近いかもしれない。

火文明

“罰怒”“轟轟轟”へとパワーアップしさらに超天の力を手にした文明はますます活気づいていた。

強烈な日差し。見渡す限りの荒野。脱水で倒れる寸前、《ダチッコ・チュリス》が水をくれた。「ボッさん、大丈夫ッスか?」「サンキュー、マジでゴッドだぜ」友への心からの感謝、それこそが火マスター超天フィーバーへの気づきだった。
そして文明は他の文明に後れをとったままでは、文明の仲間たちに顔向けできない……火マスターのそんな思いが、《ブランド》に魔神のごとき力を与え、《“魔神轟怒”ブランド》を誕生させたのだった。そんな《“魔神轟怒”ブランド》は怒りで動くのではない。友への感謝だ。感謝があるからこそ、大切な仲間が傷つけられるのは許せない。その思いが超天フィーバーを発動させるのだ。
《“魔神轟怒”ブランド》文明に飛来した闇の星をすべて打ち落とした……文明御嶺でも支えるのがやっとだったというのに。
《“魔神轟怒”ブランド》が最終決戦に向けて装着した新パーツの秘密。それは振り回した拳によって万軍の兵を投げつける超兵器だった!

《“魔神轟怒”ブランド》の力で荒野だったアチーチ・デ・バスの開拓は急速に進み、道が整備されてついに灼熱の町「アチーチ・タウン」が完成した。
《アチーチ・タウン》爆誕記念に文明最速を決めるレースが開催する事になった。参加条件に戦車やバイクといった縛りはないため、様々な種類のクリーチャーたちが己の身一つで参加しようと闘志を燃やしていた。その参加者リストには、何故かガイアハザードの一人であるカブト鬼の名前もあった。火文明のマスターとの決着を付けるべく、単身で乗り込んでくるというウワサだ。

ついにマスター超天フィーバーの力に目覚めた文明文明との最終決戦に備えて着々と準備を整えている。

文明の脅威が迫る文明だが、われらがマスターなら、マジでバッドに、いや!ガンガンギャラクシーに、いや!マジでゴッドになんとかしてくれるはずだぜ!と《ロック“SPK”スピーカー》は言った。

自然文明

キャンプの次は早口言葉がブームとなった自然文明では早口言葉選手権が開催され、記念すべき第一問目には「みんな《モナオミオ》のオナモミ見なよ」が出題された。
選手権で順調に勝ち進んだ《れもんきー》。途中で他の参加者たちから「隣にいると口が酸っぱくなる」という苦情が審判へと寄せられたが、悪意はないということで両脇の席を空けて対応するといった一幕もあった。結果、優勝したのは、歴史と伝統の《シャーマン・ブロッコリー》だった。歴代の《シャーマン・ブロッコリー》たちが知恵を結集し、傾向と対策を練った「緑本」を使っての予習を怠らなかったからだ。

一方でハニーQでんでんお姫様の教育に追われていた。毎日授業を行っては宿題を出し、採点もした。それもこれもすべてはに立派なマスターになってもらうためだ。

そんな自然文明では、自己増殖するクローバー型クリーチャーについての報告がガイアハザードに上がってきていた。だが荒廃した大地をとりあえず緑に戻せるということで、大きく問題視されることはなかった。

自然オレガ・オーラとは、未完成の《Code:1059》によって実験のためにデータ化させられていた、自然文明の生物たちの姿であった。

バラギアラの災害からの復興に精を出す自然文明。キャンプが終われば紅葉狩り、収穫祭……だがそんな平和の片隅で、またしても侵略者の影が近づいていた。

その他

ハカセたちの研究所ではデータが紛失する事件が続出していた。しかし、ハカセたちは研究に夢中で気にもしていなかった。

生命が持つ力を暴走させ、変異させるバラギアラのデータを活用するχプロジェクト。それがついに完成し、オーラを爆発的に強化する新たなオーラが誕生した。

あらゆる文明を巻き込んだ、クリーチャー世界史上最大の戦いが始まろうとしている。各文明が平和を取り戻せるかどうか……その運命はマスターの少年たちに委ねられた。
ついに最強のデュエルマスターを決める戦いが始まる。

DMRP-12 「超天篇 第4弾 超超超天!覚醒ジョギラゴン vs 零龍卍誕」

光文明

現マスターの父親にあたる先代ののマスターは、比類なき正義の心で文明を平和に治めていた。だがかつて文明との激闘の末、闇のマスターの封印と引き換えに命を落としたのだった。

白皇石の研究所であったジョッキン・グラスやツインタワー・ルクショップ、チェサイズ・ジムやディスペネ・ユグラシル……
文明の重要施設を次々と破壊していった文明随一の災厄の使徒、《ヘルエグリゴリ-零式》が災厄の使徒と呼ばれる理由。それは彼が通った跡はまるでエグりとられたかのように何もかもがなくなってしまうことから来ている。
そんな《ヘルエグリゴリ-零式》だったが、天空城を守る《奇石 オリオン》と出会ってしまったことが、まさしく彼にとっての災厄となった。

そんななか光のマスターは、闇のドラゴンが覚醒したことを感じ取った。闇のマスターとの対決に向かう光のマスターを応援するため、音奏たちはセッションによってテンションを高め合った。

闇のマスターと対峙する光のマスター《サヴァクティス》《煌世の剣 メシアカリバー》をも超える伝説の弓である《煌銀河の弓 ラルクメシア》を持つことによってGRの力を全て解放し《煌銀河最終形態 ギラングレイル》となった!
「何と美しい……《ギラングレイル》様ならばきっと闇の龍などものともせず、正義を完遂してくれるでしょう。」と《審絆 カラモサ》は確信した。
だが零龍の圧倒的な力を前に、光のマスターは成すすべもなく敗北してしまい……最後は親友へと思いを託すと、その体は虚空へと消えてしまった。

闇のマスタージョーカーズのマスターの最終決戦の模様を、メタリカたちも固唾をのんで見守った。

水文明

水文明の汚染を食い止める最後の方法。それは至宝ブレインを使うことだった。
優れた策士とは自分で練った策への対抗策をも想定しているもの。文明を汚染させたマスターは、汚染を食い止められる至宝ブレインを他のブレインもろとも《超宮城 コーラリアン》へと運ばせることで、汚染を食い止められないようにしていたのだ。超宮城ムートピアの精鋭たちが集結し、ブレイン防衛作戦が始まろうとしている。

汚染を止められる至宝ブレインを奪うべく、超宮城には文明から100万体もの《凶鬼79号 ジュージュ》が送り込まれた。そしてその先頭には、文明に改造を受けて変わり果てた《堕悪の覇王 シャークウガ》の姿があった。洗脳されたかのように見えた《シャークウガ》だが、超宮城の前まで来ると、突如として100万体のジュージュを次々と破壊し始める。そう、洗脳されたフリをして、文明侵略の隊長に名乗り出ていたのだ!

「オレは覇王ではなく、英雄になりたかったんだ」《ジュージュ》を撃退したものの、満身創痍となった《シャークウガ》が語るのに対し、《次世代覇王 ググッピー》が涙ながらに応える。「でも、ボクにとっては覇王こそが英雄です! だからボクも、《シャークウガ》さんみたいな覇王を目指します!!」それを聞いた《シャークウガ》は満足そうに頷く。そして「キミならオレがなれなかった真の覇王になれるかもな」という最期の言葉だけを残し、息を引き取ったのだった。

戦いの後、《一なる部隊 イワシン》はググッピーに対してこう言った。
「『俺達』が信じたとおり、シャークウガ様は俺たちを護ってくれる覇王だった。な? ググッピー。」

古今東西のゲームで遊んでいたらいつの間にか汚染が食い止められて出番がなかった《コバンザ》たちも、文明の行く末を左右する最終決戦の模様を見守ろうと思ったが、結局ゲームの誘惑には勝てなかった。

闇文明 

ヘルエグリゴリシャークウガワークマンドケイダイモス。それぞれ文明随一の特技を持つ侵略の四天王が、各文明に送り込まれた。文明による侵略の計画は最終段階にまで来ている。

闇のマスターは、無尽蔵に生命エネルギーを吸収する零龍のために、新たに4騎の零の使徒、零星を作り出した。
闇の星を基に作られた零星は、生命エネルギーを吸収し、零龍卍誕させるのだ。
闇の星が各文明に降り注いだのは、零龍にエネルギーを供給するためだった。汚染物質をばら撒きながら、着地した文明の生命エネルギーを吸い取っていたのだ。
長きにわたる眠りから目覚めた忘れられし九番目の王、幻王ザイン。彼が見たのは、零龍の儀の触媒として破壊された円卓の姿であった。
ムーゲッツたちの力も、龍頭星雲へと飲み込まれていき、零龍のエネルギーとなっていった。
4騎の零星から生命エネルギーを吸収したがついに孵る。零龍の卍誕……それは、世界の終わりの始まり。

世界を無に還そうとするマスターと、世界を救うために最終決戦に臨むジョーカーズマスター。超獣世界の運命は、この戦いにかかっている。

火文明

文明を侵略するべく、文明随一の拷問の達人《アドレック・ワークマン》が送り込まれた。

アチーチ・タウンを守るため、住民たちは《ワークマン》と激闘を繰り広げた。だが、ゾンビ化してしまう奇病の影響もあり、徐々に劣勢へと追い込まれていった。

文明からの侵略者、《アドレック・ワークマン》の凶器。それは万力による拷問攻撃である! 次々とやられていくチュリスたち……だが恐怖にも負けず、戦い続ける。そう、マスターの帰還を信じているからだ!!

文明によるゾンビ化作戦は、文明の実力者、ゲッコウ・レッドシャドウすらもゾンビにしてしまうのであった。ゾンビ化現象にはチュリスたちの好物であるバッドドッグを与えてやれば治るということを、ついにマスターが突き止めた。
配って回ろうとするマスターに対し、《キグルミ・チュリス》が「ここはボクに任せて、みんなを助けて!」と告げるのだった。

アチーチ・タウンを守る住民たちの心を支えたのは、《“KNG”メガヒット》の歌声だった。
しかし、ついに《メガヒット》までもが倒れ、絶望するチュリスたち。だが彼らの前に見慣れた赤い色の背中が。《CLIMAX-ARMOR!》を纏い、雷光を発するハンマーを掲げて仁王立ちしたその姿は! 「よく頑張ったな、お前ら! オレちゃん、登場!!」《“魔神轟怒”ブランド》CLIMAX-ARMORを纏い、ついに《“極限駆雷”ブランド》へとパワーアップしたのだ!

《“極限駆雷”ブランド》《アドレック・ワークマン》との決闘は、どちらがルールを決めるかで、揉めに揉めた。その光景を見ていた誰とも知らぬチュリスは、やがてこう呟いたという。「はよダイス振れや

《“FLG”レフェリー》の合図とともに、《“極限駆雷”ブランド》《アドレック・ワークマン》との決闘が始まった。《“極限駆雷”ブランド》のハンマーが《アドレック・ワークマン》に直撃し、唯一にして絶対の武器であった万力が破壊されると、《“FLG”レフェリー》《ブランド》と、そして文明の勝利を高らかに宣言したのだった。

闇のマスターに一撃食らわせただと!? なるほど、これがマスターJGRの力……なんというすさまじいパワーだ……。」と、《増神兵ドコンジョダー》は驚愕する。
《ワークマン》を退けたアチーチ・タウンの住民たちもまた、映像を介してジョーカーズのマスター闇のマスターとの死闘を見守っていた。

自然文明

自然文明を侵略するべく、文明最古の凶鬼にして随一の策士でもある腐敗の時計台、《凶鬼01号 ドケイダイモス》が送り込まれた。

《ドケイダイモス》はすぐには動かず、自然文明を暗殺しようと企てた。まずは《οθ チェスナッツ》を送り込んだが、の側を決して離れないQ.Q.Q.Xを前に、暗殺の隙を見出すことができなかった。

《チェスナッツ》による暗殺が失敗したことを知った《ドケイダイモス》は、次に食べ物に偽装した毒入りチップによってを暗殺することにした。
《ドケイダイモス》の策略により、自然文明に供された毒入りポテト。だがが口にする直前、散歩中の《かぼちゃうちゃう》が横からパクリ! しかも毒入りの部分だけ綺麗に吐き出したことで事態が発覚。かくして暗殺は未然に防がれたのであった。
《ドケイダイモス》の暗殺計画がまたしても失敗に終わったのは、食べ物による暗殺の可能性を考えていたでんでんが、念のために《かぼちゃうちゃう》を事前に配置していたからだった。策を弄することにかけては、でんでんが一枚上手だったのだ!

二度にわたる暗殺が失敗し、とうとう文明随一の策士、《ドケイダイモス》が直接出向いてきた。策士というだけでなく、文明随一の力自慢でもあったのだ!
これに対し、アチーチ・タウンの建設記念レースから帰ってきたばかりのオウ禍々斗が、パワーなら任せろとばかりに迎え撃つ!
《ドケイダイモス》との九日間続いた激闘に、オウ禍武斗による名もなき渾身の一撃が終止符を打った。のちに言う、「破天九十九+九語」(はてんつくもプラスここのつがたり)である!

ジョギラゴン超 超 超 天フィーバーを発動する瞬間を、《ドケイダイモス》を退けたQ.Q.QX.でんでんオウ禍々斗も見ていた。
ミノガミは「文明を星ごと呑みつくさんとする零龍の力は確かに強大だ。だが、我とバラギアラを倒したジョーカーズのマスターならば、きっと何とかしてくれるに違いない。信じているぞ!」と声援を送るのだった。

その他

複数の文明の力を持つことは、禁断の秘儀。だが、ついに「禁断の力であるレインボー」を手に入れる者が現れてしまったのだ。

マスターの兄は、マスタージョーカーズマスターと戦う様を全文明に映像中継して、抵抗は無意味であると知らしめようと考えた。そしてそれにかかる膨大なエネルギーを賄うために、ギガ・オレガ・オーラが生み出されたのだ。

マスターとそのは、水文明を救うために《マザーブレイン》によって生み出された存在だった。兄弟の戦いは、《マザーブレイン》の葛藤を表しているのかもしれない。

ジョーカーズ

を失い、塞ぎ込んでしまったマスターのために、ジョラゴンはもっと強くなる事を決意する。そして水のマスターに相談し、生命エネルギーを暴走状態にすることで、ジョラゴンを超えたジョラゴン《The ジョギラゴン・アバレガン》へとパワーアップを遂げる。
《ジョギラゴン》は自身の生命エネルギーを暴走させることで、自分だけでなく味方全員をも強化する必殺技、超超超天フィーバーを持つようになった。しかし、自身の力を限界まで引き出したことにより《ジョギラゴン》は、本能の赴くままに暴れ回る危険性を秘めていたのだ。
さらにジョニーに3つの文明の力を注ぎ込むことで最強の竜騎士《ジョギラスタ・ザ・ジョニー》が誕生。
またジョニーの相棒であるシルバー自然の力を使えるようになったのである。

そして「世界を救えるのはお前しかいない」という光のマスターの言葉を思い出したジョーカーズのマスターは、その意志を継いで前に進むのを決意し、闇のマスターに挑むのだった。

すべての生命を無に還そうとする《零龍》と、生命の力を暴走させた《ジョギラゴン》とが激突する。
このままでは激突の余波で世界が崩壊すると思われたその時、ジョギラスタとなったジョニーが虹の力で、暴走する《ジョギラゴン》を制御し、《零龍》に果敢に立ち向かう。

パワーアップしたジョニー《ジョギラゴン》、2人の力が奇跡のフィーバーを起こす!
その名も《ジョギライド・ファイナルフィーバー》、その力は《零龍》に命を与え、遂に《零龍》を貫いた。
「引き金は二度引かねぇ、1発が全てだ!」

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参考