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世紀末ヘヴィ・デス・メタル SR 闇/火文明 (13) |
クリーチャー:クリエイター/ハンター 39000 |
スピードアタッカー |
ワールド・ブレイカー |
このクリーチャーが召喚されずにバトルゾーンに出た時、自分の山札に加えてシャッフルする。 |
DMX-04で登場した闇/火のクリエイター/ハンター。
複数のカードだったものが1枚のカードになり、ハンターとなって再登場したヘヴィ・デス・メタル。
ぶっ飛んだコストとパワーへ真っ先に目が行くであろうTHE脳筋クリーチャーである。
やはり13マナと重いため、コスト踏み倒しで出したいところだが、召喚以外でバトルゾーンに出した場合、自身が山札送りにされてしまうという非常に痛いデメリットを持っている。よって、ほとんどのコスト踏み倒しではバトルゾーンに残すことが出来ない。
しかし、以下の方法であればコスト踏み倒ししつつバトルゾーンに残すことも可能。
いきなり現れて、圧倒的なパワーとともにシールドをすべてブレイクしていく様は、たしかにヘヴィ・デス・メタルの名に恥じないインパクトがあるだろう。
後に登場した《滅亡の光》とはおそらくデザイナーズコンボで、盤面を一気に焼き払った上で上述のワールド・ブレイカーを通し、さらにダイレクトアタックまで構えられるという完結性を発揮する。
DMSP-02で上位互換の《破壊龍神ヘヴィ・デス・メタル GS》が登場。こちらの能力に加えてG・ストライクまで持つ。
種族が全く違うため、こちらはハンターやクリエイターを活かせるデッキで使いたい。
登場後、裁定変更によってバトルゾーンに登場したターンで進化クリーチャーを退化させた場合、残された進化元が召喚酔いの影響を受ける様になったため、スピードアタッカーで召喚酔いせずにワールド・ブレイカーを決められるこのクリーチャーの需要が上がった。
さらに《龍脈術 落城の計》というコスト3で進化クリーチャーを剥せるカードが登場した為、以前よりコンボを決めやすくなった。
後に超重量級のスピードアタッカーでありながら召喚制限がなく、ワールド・ブレイカーを持つ《侵略開始!!にゃんこ軍団/にゃんこ砲発射!》と、T・ブレイカーの三連続攻撃を行う《伝説の決闘者》が登場。一時はこのクリーチャーの存在意義も危ぶまれたが、闇を持つので墓地進化の退化戦術に使えるという違いから、それ以降も長期に渡り【青黒退化】のフィニッシャーとして活躍した。文明一つで命拾いをした好例と言える。
しかし、2021年3月16日ルール改訂によって事態が一変。《竜魔神王バルカディア・NEX》が進化条件を無視してこちらと同様の退化ができるようになったことで、【青黒退化】のフィニッシャーとしてのこのカードの地位は失墜することになった。
さらにDMSP-02で先述の《破壊龍神ヘヴィ・デス・メタル GS》も登場し、かなり苦しい立場に追いやられる。
が、DMEX-15で上述の《滅亡の光》を獲得。アタック・チャンス:クリエイターであり、上述の類似カードの中で使用できるのはこのクリーチャーのみと差別化に成功した。
ほぼ専用サポートということで、専用構築で活躍していくことになるだろう。
世紀末ヘヴィ・デス・メタル SR 闇/火文明 (13) |
クリーチャー:クリエイター/ハンター 39000 |
スピードアタッカー |
ワールド・ブレイカー |
このターン数だけ、召喚コストを1少なくする。ただし1より少なくならず、かつこのクリーチャーの持つ文明の数より少なくならない。 |
バトルゾーンに出た時、いずれかのプレイヤーの山札が13枚以下なら、ゴッドとクリエイター以外のクリーチャーをすべて破壊する。そうでないなら、自分の他のクリーチャーをすべて破壊する。 |
召喚されずにバトルゾーンに出た時、このクリーチャーを破壊する。 |
DMPP-21で実装。
TCGでは退化など、いかにして「召喚以外の方法で」を回避するかに焦点を当てるカードだったが、デュエプレでは召喚はかなり簡単にできるようになった代わりに「バトルゾーンに出た時のリスク」をいかに回避するかに焦点を当てるカードへと変化した。
まず、ゲームのターン数に応じたコスト軽減能力を獲得した。これは《無双竜機ボルバルザーク》などと同じく、両プレイヤーがそれぞれターンを終えて1ターン経過と数え、追加ターンはターン数に含めない。
次に、お互いのプレイヤーの山札の枚数に応じて、全体もしくは自分だけの盤面をリセットするようになった。
これによる運用上の変化は後述する。
最後に、非召喚で登場した際には山札送りではなく自壊になった。デュエプレの仕様で、先に解決されるのは「お互いのゴッドとクリエイター以外のクリーチャーをすべて破壊or自分の他のクリーチャーをすべて破壊」であるため、悪用することはかなり難しいが、特殊な方法で生き残らせることができる点ではわずかに強化されたといえる。
山札送りではなくなった部分の欠点があるとすれば相手からの《父なる大地》が挙げられるか。チャージしておいたこのクリーチャーを引っ張り出されると、墓地に行ってしまう。このカードはリアニメイトと相性が最悪なので墓地にある意味が薄く、山札に送られたほうが引いて使う可能性があるのでありがたかっただろう。
山札送りと自壊の違い |
1.については、マナチャージステップとターン数参照コスト軽減で、マナ加速を1回入れれば6ターン目に素召喚できる。
事前に《純潔の信者 パーフェクト・リリィ》を出していれば、ワールド・ブレイク+パワー低下以外の除去耐性でリーサルとなる。
2.については達成していても、自軍の大半を巻き込むことに変わりはないが、軽量ゴッドを採用していれば被害を減らすことができ、敵軍だけを一掃できる可能性もある。当然《世紀末ヘヴィ・デス・メタル》自身はクリエイターなので破壊対象外である。
ゴッドのうち、《崇高神ケミカル》および《崇高極上神ケミカル・プロディジー》は自然な流れで山札を削ることができる。
S・トリガーを大量に投入することでも耐久できる。かつて環境に存在した【カウンターHDM】と似たデッキ構築ができるだろう。ダイレクトアタック要員には1.と共通で《純潔の信者 パーフェクト・リリィ》、または他のゴッドを少量採用するのがよいか。山札13枚以下なら、2体目以降の《世紀末ヘヴィ・デス・メタル》も巻き込みの対象外となるため、ターン数によっては《世紀末》を1ターンに2体以上出せる可能性もある。デッキについては【世紀末HDM】を参照。
墓地肥やしや《スクランブル・タイフーン》といった手札交換で掘削していくのは、原則攻めにも受けにもならない墓地肥やしにそこまで手番を消費しているのなら【M・R・C・ロマノフ】や【アウトレイジ墓地ソース】の立ち回りをしていたなら勝ってただろうということで非現実的。
やはり【カウンターHDM】系のデッキのほうがまとまりは良い。
3.については、いわゆる「溜める」立ち回りとなる。【トリガーミケランジェロ】のように普通の立ち回りで山札をどんどん消費する耐久系デッキなら、相手を全滅させられるこのカードは一定の需要がある。この際、必ずしもワールド・ブレイクで勝つ必要はなくライブラリアウトまで待つプレイングも十分ありうる。
【ヴィルヘルムコントロール】のようにマナが伸びる場合なら、《世紀末ヘヴィ・デス・メタル》召喚後に余ったマナで打点を確保し、次のターンにワンショットするのもあり。実際に【大地サイクリカ】で採用するプレイヤーも居た。
デュエプレグランプリ2024ではTOP4入賞した2名が使用した【5CM・A・S】に4枚採用されていた。[2]
YouTube上ではDMPP-21期[3]の時点から白青緑ベースの耐久デッキにタッチで黒赤を入れて《世紀末ヘヴィ・デス・メタル》を召喚可能にするデッキが考案されていたが、DMPP-25期にはその構築論をベースにし、捲り札として《世紀末ヘヴィ・デス・メタル》を4枚積みした【トリガーロージア】というアーキタイプが多くのプレイヤーに認知された。
ちなみに、《龍世界 ドラゴ大王》に先手を打たれて着地されていると背景ストーリー通り手も足も出なくなってしまうのは注意が必要。