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奇石 オリオン R 光文明 (3) |
クリーチャー:メタリカ 3500 |
S・トリガー(このクリーチャーをシールドゾーンから手札に加える時、コストを支払わずにすぐ召喚してもよい) |
このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、相手は自身のマナゾーンにあるカードの枚数よりコストの大きい自身のクリーチャーをすべて、好きな順序で山札の一番下に置く。 |
cipで相手のマナゾーン枚数より大きいコストの相手クリーチャーを山札の下送りにする。S・トリガーも付いており、さらに本体のパワーは3コストにして3500とバニラ並み。
《オリオティス・ジャッジ》と比べるとマナゾーン枚数と同じコストのクリーチャーには効果がないが、クリーチャーが付いているのが大きく、呪文メタにひっかからないのが嬉しいところ。
種族がメタリカというのも優秀で、《一番隊 クリスタ》でコスト軽減できる。クリーチャー比率が高いに越したことはない【メタリカサザン】ではまさしく願ったり叶ったりの存在で、比較的緩い条件で1コストまでコスト軽減して相手の盤面を荒らすことができる。
このカードの能力が判明された当時は、無制限であった《「本日のラッキーナンバー!」》によって、《終末の時計 ザ・クロック》のついでにこのカードも封じることができるため、活躍はあまり期待できなかった。しかし、登場から2週間足らずの2020年1月1日に《「本日のラッキーナンバー!」》が殿堂入りに指定されたため、この不安はかなり取り除かれた。
当初からそのスペックは評価されていたが、2020年1月1日殿堂レギュレーション改訂以降の環境で言うと、【ドッカンデイヤー】系統を始めとするGR召喚系列は名目コストが小さいカードを多用するため、腐る場面の方が多い。ましてや《逆転のオーロラ》がその頃の環境のマナブーストとして流行していることから、下手すればバニラ同然の使い勝手で終わる場面も少なくなかった。
光のコスト踏み倒しメタなので【可憐メタビート】のパーツに一見良さそうだが、徹底的にコスト踏み倒しをさせないことがコンセプトにあるそちらのデッキと既に場に出たカードに対処するこのカードはちぐはぐな関係である。
永らく環境デッキでの出番が無かったが、2020年12月18日殿堂レギュレーション改訂を機に【赤白ヴァイカー】の防御札兼《BUNBUN・ヴァイカー》の能力誘発剤としてポツポツと使われるようになった。
【白青黒退化】のような頭数がギリギリになりがちなデッキでも色の合うカウンター札として使われる場合がある。DMRP-21期のオリジナル環境には【青黒緑退化】や【我我我ブランド】のように状況次第でそれなりに刺さる対面も目立つ。
しかし、《暴走龍 5000GT》や《ブラキオ龍樹》を搭載する【グルメ墓地ソース】に対してはメタにならないため、《オリオティス・ジャッジ》が優先されることが多い。
王道篇時点では相性の良かった退化系統や白系のメタビートが勢いを落とし、ほとんど見かけないカードとなっている。敢えて使うなら【白単ウイング】ぐらいだが、《翼速 ザ・ウイング》の実質コストとバッティングしてしまっているため素出しは微妙。また、色が合う上にデッキ単位で苦手とする早期の猛攻を捌けるためメカ系統のデッキとの相性が一見良いが、そちらでは種族的恩恵がない上に防御札は優秀なものが十分揃っているため、そうしたデッキにおいても活路はほとんどない。