神羅(しんら)パンゲア・ムーン》

神羅パンゲア・ムーン SR 自然文明 (8)
進化クリーチャー:ルナティック・エンペラー/ガイア・コマンド 14000
究極進化−自分の進化クリーチャー1体の上に置く。
T・ブレイカー
自分のターンに、進化ではないクリーチャーを召喚した時、自分の山札を見る。その中から、そのクリーチャーと同じ名前のカードを好きな枚数選び、バトルゾーンに出してもよい。その後、山札をシャッフルする。

DM-33で登場した究極進化ルナティック・エンペラー/ガイア・コマンド

自分のターン進化ではないクリーチャー召喚した時、山札からそれと同名のクリーチャーを好きなだけリクルートできる。

最大4体まで増殖する能力自体はド派手で、低コストのcipクリーチャーを出して追加で2体ほど出てくるだけでもなかなかのアドバンテージを得られる。決定力のあるファッティを一気に何体も出せれば、このカード自身と共に押し切ってしまえるだろう。

かなり豪快な能力だが、弱点も多い。
まず、コスト8の究極進化ゆえに出すのが難しく、普通に召喚すると能力を一度も発動できないまま返しの相手のターンに移ることが多い。そのため、簡単に除去されてしまう危険がある。《母なる星域》《ヒラメキ・プログラム》などと併用し(ただし《ヒラメキ・プログラム》プレミアム殿堂のため併用できない)、出してすぐに最低一度は能力を使いたいところ。
また、このカードが出る頃には山札も残り少なくなっている可能性が高く、追加で3体出てくることは想像以上に少ない。目的のカードがシールドに埋まっている可能性もあり、実際には良くて2体といったところ。当然、戦いが長引けば長引くほどこの能力は弱くなっていく。

この点についてはデッキに5枚以上入れられる遊撃師団を使うことで解決できる。まとめて複数体並べば一気に打点が強化され、1ショットキルも容易に行えるだけの数が揃う。同じ自然文明《遊撃師団 プレプレ》の存在は有り難く、《大勇者「銀河の誘発」》進化して、《パンゲア・ムーン》をサーチすることもできる。

ただ、単にクリーチャーを並べたいだけであれば《出前百丁 チャル名人》で漢とつくクリーチャーを出す方がより多くクリーチャーを並べられるため、デッキから出すクリーチャーの効果を活かせるデッキ構築を心がけたい。

重量級究極進化であることから運用が難しく、能力を活用するためには非常に骨が折れる。呼び出すための補助、能力を活用するための補助、増殖すべき対象の選択など、様々な要素をきちんと考えてデッキを組まければ活躍はできないだろう。
能力の特性上同じクリーチャーが並ぶため《天使と悪魔の墳墓》には要注意。

それでも魅力的な能力には間違いは無いため、プレイヤーの創意工夫が求められる一枚と言える。

ルール

その他

  • 似たような効果の呪文《神秘と創造の石碑》がある。クリーチャーか呪文か、単色か多色か、進化クリーチャーを出せるか否か、複数出せるか1体だけかなどの違いがある。
  • パンゲア(Pangaea)とは、約3億年前(ぺルム紀)に存在した現在の地球上に存在する全ての大陸の元になったと言われている超大陸の名前。フレーバーテキストもそれを意識している。また、パン(pan)は古代ギリシャ語で全てという意味で、ゲア(gaea)はガイア、すなわち大地のことである。
  • このクリーチャーのモチーフとなった天災は判明していないが、フレーバーテキストから察するに地割れ、ないし地殻変動だろうか。
    • 当時の自然文明のクリーチャーにしてはメカメカしい見た目もあって、異質な雰囲気も漂うイラストである。

関連カード

フレーバーテキスト

  • DM-33
    遙かな古代、大陸はたった1つの拳によって5つへと打ち砕かれた。

収録セット

参考