SC龍飛(スクリューハイ)SC風流(スクール)

SC龍飛→SC風流 SR 水文明 (2)
クリーチャー:マジック・コマンド・ドラゴン 5000
このクリーチャーは攻撃できない。
自分がツインパクトカードの呪文側を手札から唱えた時、そのコストがクリーチャー側のコスト以上なら、唱えた後、そのカードを墓地に置くかわりに出す。
自分がツインパクトカードのクリーチャー側を手札から召喚して出した時、そのコストが呪文側のコスト以上なら、そのカードの呪文側を、バトルゾーンに置いたまま、コストを支払わずに唱える。
このクリーチャーが離れる時、かわりに手札に戻してもよい。

DM23-RP1で登場したマジック・コマンド・ドラゴン

コスト2でパワー5000、エターナル・Ω任意版の能力で打たれ強さを確保し、攻撃はできない
そして、独特なツインパクトサポートを行うシステムクリーチャー。とにかく様々なツインパクトカードと組み合わせられ、コンボの幅は非常に広い。

また、コマンドとしてもドラゴンとしても文明を含むクリーチャーの中で最軽量である。除去耐性を有していることから進化元にも適するだろう。攻撃できないため侵略などに活かすには《ダイヤモンド・ソード》が必要であり、こちらの活用はやや難しいか。

ツインパクトサポートについて

『「クリーチャーと呪文」という組み合わせのツインパクトを』、『手札から』、『コストが大きい側(※)を唱えるか召喚する』ことで発揮される。
※そもそも数が少ないが、《Disマスター/「己の弱さが敗北させるのだよ!」》のように両面が同じコストのカードでも効果を適用できる。

上記の条件を満たしていた場合、クリーチャー側として召喚してバトルゾーンに出ていれば、バトルゾーンに置いたままその呪文側をコストを支払わずに唱える。呪文側として唱えていたら、唱えた呪文は置換効果でバトルゾーンに出す。

ツインパクトは両方の面がシナジーを持つように構成される場合が多いため、両者を一度に使えるのは非常に強力。

特にコストの大きい面がG・ゼロないし、コスト軽減を持っているカードと相性が良く、G・ゼロ持ちで大量ドローができる《怒りの赤髭 ゴセントラス/目覚めし鋼牙のブレイン》などとの相性は最高の一言。

また、S・トリガー能力は、カードは手札から使った扱いとなる。つまり《マッド・デーモン閣下/デーモン・ハンド》といった、S・トリガーではない側が条件を満たしているものは、実質その面もタダで利用することができてしまう。

ただし、それぞれが「呪文側を手札から唱えた時、そのコストがクリーチャー側のコスト以上なら」「クリーチャー側を手札から召喚して出した時、そのコストが呪文側のコスト以上なら」で参照しているため、《エターナル・ブレイン/ブレイン珊瑚の仙樹》など《(クリーチャー側)/(呪文側)》に該当しないカードではサポートを受けられない。

ルール

※一部現在の裁定からの推測が含まれます。

前述したものも改めて解説する。
また、特に記載が無い場合、手札から使うカードの面は他方の面以上のコストであり、《SC龍飛→SC風流》の能力の条件を満たしているものとする。

  • 参照する条件は、一方のコストが他方のコスト「以上」であること。《Disマスター/「己の弱さが敗北させるのだよ!」》のように両面が同じコストのカードにも適用され、その場合先に使用する面に応じて、『クリーチャー』→『呪文』,『呪文』→『クリーチャー』のいずれか好きな順序で解決させることが可能。

  • 呪文として手札から唱えたら、2つ目の能力である置換効果を生成する常在型能力が適用され、唱えた後の呪文の行き先をバトルゾーンに置換される。
    • 必ず『呪文効果の解決』→『クリーチャーとしてバトルゾーンに出す』→『呪文の効果やバトルゾーンに出たことによってトリガーする/した能力の解決』の順に処理を行う必要がある。
      • 《悪魔神バロム/バロム砲》で呪文側を唱え、その後、バトルゾーンに出そうとしても進化元条件を満たせないのなら置き換えは不発になり、唱えた呪文は通常通りの墓地に置くことになる。「出せない」効果の影響を受けた非進化クリーチャーでも同様。
    • 「呪文側を手札から唱えた時」と、誘発型能力であるかのように書かれているが置換効果を生成する常在型能力である。そのため、ツインパクト呪文を唱える時点で《SC龍飛→SC風流》がバトルゾーンに存在する必要はない。クリーチャー面以上のコストを持つツインパクト呪文で《SC龍飛→SC風流》を出したなら、その出した《SC龍飛→SC風流》の置換効果によって、そのツインパクトを即座にクリーチャーとしてバトルゾーンに出すことが出来る。
    • 上記の逆接になるが、クリーチャー側のコスト踏み倒しを行うためには、唱えたツインパクト呪文の保留状態が解除され墓地に置かれようとするタイミングでバトルゾーンに《SC龍飛→SC風流》が存在する必要がある。つまり、ツインパクト呪文の呪文能力によってバトルゾーンの《SC龍飛→SC風流》が離れたなら、そのツインパクトのクリーチャー側のコストが小さくても、クリーチャー側のコスト踏み倒しはできない。
  • 置換効果のルールに則り着地置換効果をすり抜けてバトルゾーンに出すことができる。
    • ただし《Q.Q.QX./終葬 5.S.D.》などの持つ「(置換効果ではない)このカードを出す」能力が発動した場合、そちらが優先され着地置換効果を受ける。置換の結果バトルゾーン以外に置かれたなら、例え置換先が墓地であったとしても《SC龍飛→SC風流》の能力で参照できなくなる。

  • クリーチャーとして手札から召喚したら、誘発型能力の「手札から召喚して出した時」が待機する。そのツインパクトのクリーチャーのcip解決タイミングは同列なので、好きな方から解決できる。

他のカードとの組み合わせについて

上記と重複しているものも載せる。

《妖精のプレリュード》→《透明妖精リリン》3マナで次に召喚する無色クリーチャーコストを-6できる。(ただし最低コスト1支払う必要はある。)
例えば4ターン目に《Vチャロン》を召喚でき、【キクチVチャロン】コンボを4ターン目に決められる。
《自然の肯定》→《始全虹帝 ミノガミ》《自然の肯定》を唱えるときに使ったマナ多色ツインパクトを、《ミノガミ》でアンタップさせる。
メガ・ラスト・バースト持ちクリーチャー呪文側のコストが高い場合、バウンスされてもメガ・ラスト・バーストで手札から唱えることでバトルゾーンに即座に戻すことができる。
《機術士ディール》→《「本日のラッキーナンバー!」》《ディール》で敵獣をバウンスした後、《ラッキーナンバー》で同コスト獣を召喚ロックする。
《神豚 ブータンPUNK》→《ブータン両成敗》《ブータンPUNK》を即座に呪文面で破壊し、 ドロン・ゴーを行う。
《偽りの名 iFormula X》→《クリスティナ・フォール》《iFormula X》を《クリスティナ・フォール》で即座にタップし、エクストラウィンを補助する。
《雪溶の鎖》→《堕牛の一撃》クリーチャー側を呪文側で即破壊すれば、2コストで2ドロー&1マナブースト
《怒りの赤髭 ゴセントラス》→《目覚めし鋼牙のブレイン》《ゴセントラス》をG・ゼロ可能な状況にすれば、続く呪文面で《ゴセントラス》を手札に引き込み、連鎖的に召喚できる。
自分の墓地に呪文が10枚以上ないとG・ゼロで召喚できないためライブラリアウトには注意。
デッキを組むならこの組み合わせを組み込んだ【カリヤドネループ】辺りが考えられ、取り分けワンショットプランの強化になると言えるだろう
《龍装鬼 オブザ08号》→《終焉の開闢》召喚してバトルゾーンに出し、cipの前に呪文側の効果で墓地の枚数を増やし、パワー低下量を上げることができる。

このように、コンボができるカードを挙げればキリがない。アビス・レボリューションツインパクトが復活したことも考えれば、研究しがいのあるカードと言えよう。

収録セット

参考


公式Q&A

  • 2つ目の能力について

Q.《冥界の不死帝 ブルース/「迷いはない。俺の成すことは決まった」》の呪文側を手札から唱えて、墓地から《SC龍飛→SC風流》を出しました。《SC龍飛→SC風流》の「自分がツインパクトカードの呪文側を手札から唱えた時」の能力で、唱えていた《冥界の不死帝 ブルース/「迷いはない。俺の成すことは決まった」》を墓地に置くかわりに出せますか?
A.はい、出せます。《SC龍飛→SC風流》の「自分がツインパクトカードの呪文側を手札から唱えた時」の効果は、置換効果です。置換効果は常在型能力ですので、ツインパクト呪文を唱えはじめた時点で《SC龍飛→SC風流》がバトルゾーンにいなくても、唱えた呪文が墓地に置かれるタイミングでバトルゾーンにいれば効果が適用されます。

+  総合ルール 604.2

引用元(2023.4.21)

  • 3つ目の能力について

Q.バトルゾーンに自分の《SC龍飛→SC風流》がいる状況で、自分は《ハリケーン・クロウラー/ブレイン・チャージャー》を召喚して出しました。
《SC龍飛→SC風流》の能力で《ブレイン・チャージャー》を唱えた後、「チャージャー」で《ハリケーン・クロウラー/ブレイン・チャージャー》はマナゾーンに置かれますか?
A.いいえ、置かれません。《SC龍飛→SC風流》の能力は、ツインパクトカードの呪文側をバトルゾーンに置いたまま唱えます。墓地に置かれないので、「チャージャー」の置換効果は適用されません。
引用元(2023.4.21)