聖獣王(せいじゅうおう)ペガサス】

DM-12で登場した進化V《聖獣王ペガサス》フィニッシャーにしたデッキ

聖獣王ペガサス SR 光/自然文明 (6)
進化クリーチャー:セイント・ペガサス 12000
進化V−自分のホーン・ビースト1体とエンジェル・コマンド1体を重ねた上に置く。
このクリーチャーが攻撃した時またはバトルゾーンを離れた時、自分の山札の上から1枚目を表向きにする。それが進化クリーチャー以外のクリーチャーであれば、バトルゾーンに出す。それ以外のカードであれば、自分の手札に加える。
T・ブレイカー

《聖獣王ペガサス》進化元となるエンジェル・コマンドホーン・ビーストを中心に組まれる。自然を中心に白赤緑白黒緑の構築が多い。

フルクリーチャー気味にさえすれば構築の自由度は高い。進化元となるエンジェル・コマンドホーン・ビーストはほぼ固定なので、あとは自分の好みで好きなcipクリーチャースピードアタッカーを選んでいけばよい。

主要カード

《聖獣王ペガサス》核。アタックトリガーバトルゾーンを離れた時にコスト踏み倒し
《太陽の精霊龍 ルルフェンズ》《ペガサス》を踏み倒す進化元
《鳴動するギガ・ホーン》ホーン・ビースト進化元クリーチャーサーチ
《百威と族絆の決断》手札からコスト5以下のクリーチャーを2体踏み倒せる。
《ルルフェンズ》と《ギガ・ホーン》を出せば一発で進化可能。このカードは呪文なので注意
《生命と大地と轟破の決断》マナゾーンからコスト5以下のクリーチャーを2体踏み倒せる。
《ルルフェンズ》と《ギガ・ホーン》を出せば一発で進化可能。このカードは呪文なので注意

自然文明の候補

光文明の候補

闇文明の候補

火文明の候補

無色の候補

《逆転王女プリン》S・トリガー獣。《ペガサス》と相性抜群。エイリアンでもある
《ゲラッチョ男爵》S・トリガー獣。《ペガサス》と相性抜群。
《神聖麒 シューゲイザー》展開補助。サブフィニッシャーとして

多色の候補

このデッキの使い方

自然マナブーストで《ペガサス》をなるべく早出しして戦う。

《生命と大地と轟破の決断》を使って《鳴動するギガ・ホーン》《太陽の精霊龍 ルルフェンズ》コスト踏み倒しすれば、《聖獣王ペガサス》サーチしつつ即座に進化させることができる。

《ペガサス》を出したらひたすら殴っていく。除去されても能力を使えるので安心して攻めていける。パワーも十分あるので殴り合いにも強い。
《ペガサス》が出せない場合は各種エンジェル・コマンドなどを使っていけるので、それなりに戦える。
例えば《太陽の精霊龍 ルルフェンズ》から《迅雷の精霊ホワイト・ヘヴン》を出すことで、流れるように相手のクリーチャーをシールド送りに出来る。

《ペガサス》の攻撃の仕方は2種類ある。
1つ目は、《光牙忍ソニックマル》《逆転王女プリン》《ゲラッチョ男爵》のアンタップ能力を使って連続攻撃を狙う1ショットキル型。《神聖麒 シューゲイザー》が捲れた時にこれらを踏み倒すといい。
とはいえ、単に連続攻撃で1ショットキルを狙うだけならより出しやすく成功率も高い《爆龍皇 ダイナボルト》が気がかり。《ダイナボルト》は非進化なので、併用するのもアリか。

もう一つは、大型クリーチャーを踏み倒す事でアドバンテージを稼ぐグッドスタッフ型。《ペガサス》は進化クリーチャー以外なら踏み倒すクリーチャーに制限がないため、構築の幅は広い。
また、《ペガサス》の攻撃時に《勇者の1号 ハムカツマン蒼》に革命チェンジすることで、《ハムカツマン蒼》のcipで山札に踏み倒したいクリーチャーを持ってきやすくなる。しかも《ペガサス》がバトルゾーンに離れることになるので、もう一度《ペガサス》の踏み倒し能力を使えるようになる。

このデッキの弱点

当然コスト踏み倒しメタには弱い。デッキの性質上、低コスト帯のパワーが低くなりやすいため、対処に手こずり動きが鈍くなりやすい。
そのため、除去のタイミングには細心の注意を払いたい。

変遷

《聖獣王ペガサス》が登場した聖拳編では、優秀な踏み倒しカードはほとんどなかったため、エンジェル・コマンドホーン・ビーストのコストの重さがそのままのしかかって、《ペガサス》を出せないままゲームが終わることがザラにあった。そもそも、苦労して《ペガサス》を出せたとしても、当時のカードプールでは強力なクリーチャーは少なかったため、出せたところで勝利に直結しないことは殆どだった。この為、何体踏み倒してもオーバーキルですらなかったが故にジャンクデッキ同然だった。このデッキタイプはそんな不遇を抱えたまま、勝舞編の最後を迎えてしまう。

しかし、エピソード1に入ると、《ペガサス》と相性のいいカードが増えていき、エピソード2に入ると強力な非進化のフィニッシャーも続々と登場していったため、デッキパワーは徐々に上がっていくことになる。

革命ファイナル終盤には《太陽の精霊龍 ルルフェンズ》《勇者の1号 ハムカツマン蒼》が登場。《ペガサス》が一気に出しやすくなったうえに、《ペガサス》の踏み倒し能力のサポートまでできるようになった。依然ファンデッキ止まりであるものの使用する者が一気に増加。

新章デュエル・マスターズでは、《怒号するグリンド・ホーン》の登場により、耐久性も進化元の確保も格段に容易になった。NEO進化ツインパクト等、このデッキにフィットするカードが続出しており、大会でも名を残すデッキとして広まりつつある。

そして、超天篇では、バトルゾーンに自分のクリーチャーが0の状態からでも、5コストで《ペガサス》を出すところまで持っていける踏み倒し呪文《生命と大地と轟破の決断》が登場したため、ガチデッキにそこそこ勝てるまでデッキパワーが高まった。

正に大器晩成と言えるデッキだろう。その影響で、《聖獣王ペガサス》の価格も上がりつつあるのでお財布と相談しよう。

参考