《「破滅(はめつ)」の(いただき) ユートピア・エヴァー》

「破滅」の頂 ユートピア・エヴァー SR 無色 (12)
クリーチャー:ガーディアン/アンノウン/ゼニス 17000
ブロッカー
T・ブレイカー
エターナル・Ω(このクリーチャーが離れる時、かわりに手札に戻す)
このクリーチャーが召喚によって出た時、次の相手のターン、相手のクリーチャーはすべて可能なら攻撃する。
自分の他のクリーチャーが相手のクリーチャーとバトルする時、かわりにこのクリーチャーがバトルする。
このクリーチャーは相手に選ばれない。(ただし、このクリーチャーを攻撃またはブロックしてもよい)

DMX-13で登場したガーディアン/アンノウン/ゼニス

初の無色ガーディアンである。

ゼニス恒例の、召喚してバトルゾーンに出した時に発動する能力《ファントム・ベール》を放つだけのいたってシンプルなもの。そこまで強力とはいえず、無理して膨大なコストを支払って召喚させようと思う必要は無いだろう。召喚する際に大きなアドバンテージを得ることがほとんど無い珍しいゼニスである。
あくまでこの次の能力の補佐的な能力だと割り切ったほうが良い。

メインの能力は、「相手クリーチャーバトルする対象をこのクリーチャーに変更させる」能力だろう。
自身のパワーが17000と非常に大型のため、並大抵のクリーチャーならたやすく葬り去ることができる。
自軍全体が擬似的にパワー17000のクリーチャーと化す、非常に強力な能力である。

とはいえ、能力強制という手痛い弱点もある。
《激竜王》など自身よりパワーが高いクリーチャーが自分のクリーチャー攻撃した場合、強制的にバトルすることになって敗北する。スレイヤー攻撃してきた場合も同様。

またブロッカーを持っているが、アンタッチャブルがあるので除去耐性は高く、ブロッカー破壊にも高い耐性を持っている。
流石に《熱血龍 GENJI・XXX》《メガ・ブレード・ドラゴン》のようなブロッカーを一斉に掃討する能力には注意が必要だが、エターナル・Ωを持っているため、コストさえ工面できれば何度でも舞い戻り、粘り強く戦える。

ゼニスゆえコストが非常に高いのがネックなものの、召喚能力が微妙なため、《獰猛なる大地》をはじめとする何らかのコスト踏み倒しで出しても十分戦える。
むしろ《獰猛なる大地》《ファントム・ベール》などの方法で出したほうが、普通に召喚するよりも多少お得になる場合が多いだろう。
他にも《偽りの名 オレオレ・ライオネル》《真実の名 修羅丸》《精霊のイザナイ 天草》などの能力コスト踏み倒しが可能。《デジロン》で早期に踏み倒すこともできる。

  • 余談だが、『ユートピア(utopia)』は『理想郷』、『エヴァー(ever)』は『ずっと、常に』と言った意味合いを持つ。冠詞はそれとは対照的な『「破滅」の頂』であり、それと合わせると「(能力によって)破滅しゆく相手の上に、自分の理想郷が存在しつづける」とも読み取れる。

関連カード

収録セット

参考