《デジロン》
デジロン R 水文明 (4) |
クリーチャー:サイバーロード 1000 |
ブロッカー |
このクリーチャーがブロックした時、進化クリーチャーではない、「ブロッカー」を持つクリーチャーを1体、自分の手札からバトルゾーンにタップして置いてもよい。そうした場合、このクリーチャーを自分の手札に戻し、かわりに、タップして置いたクリーチャーが攻撃クリーチャーとバトルする。 |
このクリーチャーは攻撃することができない。 |
DM-14で登場したサイバーロード。
ブロック時に手札からあらゆる非進化のブロッカーをコスト踏み倒しできる強力な能力を持つ。
対象がブロッカーのみとはいえ、コストを無視して場に出せるのは魅力的である。
能力は強いのだが、自身のパワーが低くブロッカーを持っているため、ほぼすべての除去でバトルゾーンを離れてしまうのが欠点。
また、このクリーチャーがいれば基本的に相手は攻撃してこなくなるため、狙って能力を使うことは難しい。攻撃強制能力と組み合わせるか、あくまで牽制程度になる事を承知の上で使うべきだろう。それを逆利用してブラフのような使い方も可能。
ただし手札が1つも無い時は能力を使えないため、ハンデスには警戒しておきたい。
水入りの《ヘブンズ・ゲート》系のデッキに組み込むことで無理なく使える。
主力の一つである《悪魔聖霊バルホルス》の攻撃強制能力で何度も能力を使えれば理想的。
バトルに勝つことでアンタップする《無限の精霊リーサ》や、強力なcipを持つ《奇跡の精霊ミルザム》等と相性がいい。
また、《ヘブンズ・ゲート》と違って文明の縛りがないことも頭にとどめておきたい。《真実の名 ゼッキョウ・サイキョウ》のようなスレイヤーブロッカー、無色である《新聖綺神 クロスオーバー・ヨミ》を出したりもできるし、その気になればゼニスである《「俺」の頂 ライオネル》、《「破滅」の頂 ユートピア・エヴァー》をも出すことが可能(召喚時cipは使えないが)。
性質上除去の的になりやすいので、結果的に本命の大型クリーチャーが生き残りやすくなるのも期待できる。
ルール
- このクリーチャーの能力が生成する置換効果は、能力の前半部分を解決することによって適用される自己置換効果であると推測できる。
自己置換効果を生成する能力は、通常下記のようなテキスト構造になっている。
(置換元の効果)する。(置換効果を適用する条件)であれば、かわりに(置換先の効果)する。 |
例として、《大和ザンゲキ剣》の場合を示す。
相手のパワー4000以下のクリーチャーを1体破壊する。バトルゾーンに自分のドラゴンがあれば、かわりに相手のパワー12000以下のクリーチャーを1体破壊する。 |
《デジロン》の場合、このようなテキスト構造であると推測できる。
このクリーチャーがブロックした時、進化クリーチャーではない、「ブロッカー」を持つクリーチャーを1体、自分の手札からバトルゾーンにタップして置いてもよい。そうした場合、このクリーチャーを自分の手札に戻し、かわりに、タップして置いたクリーチャーが攻撃クリーチャーとバトルする。 |
置換元の効果はこの能力テキストには書かれていない。「ブロッカーを踏み倒した後、何もしない」ことが置換元の効果であると解釈できる。[1]
「そうした場合」の条件は、ブロッカーの踏み倒しを行うことで満たされる。(その結果、着地置換効果によって実際には場に出なかった時も条件を満たす。)これにより、置換先の効果が解決される。
- このような珍妙なテキストになってしまったのはこのクリーチャーがデザインされた時代ではブロックは攻撃先変更能力ではなく、「攻撃を阻止してすぐにバトルに入る」という処理が前提だったため。つまり「ブロックした時、バトルするかわりに入れ替わったクリーチャーがバトルする」という意味に等しかったが、ブロッカーが攻撃先変更能力に変更されバトル処理がブロックから分離されたことにより置換元の効果が消失してしまった。
- 置換効果が一部でも実行できない場合、その置換効果全体が適用されない。ブロッカーを場に出した後の時点で、次に挙げる状況になっていた場合、置換効果は適用されない。つまり、バウンスとバトルを行わない。結果、何もしないでこの能力の解決を終了する。
- 手札からクリーチャーを出せない効果を受けている場合、ブロッカーの踏み倒しを試みることができない。よって、「そうした場合」の条件を満たせず、置換効果は適用されない。よって何もしない。[3]
その他
収録セット
参考