【清永】
概要
【逆ガチロボ】とも呼ばれる、《五輪の求道者 清永》のアタックトリガーで大量展開を狙うデッキ。
成功率を少しでも上げるためデッキ内の30枚前後を上下面の数字が異なるツインパクトで固め、《清永》の持つ白青緑またはそれに赤をタッチした形で組まれる。
五輪の求道者 清永 SR 光/水/自然文明 (6) |
クリーチャー:ドリームメイト/サムライ/ウィザード 8500 |
ブロッカー |
マッハファイター |
ジャストダイバー |
W・ブレイカー |
このクリーチャーが攻撃する時、自分の山札の上から3枚を表向きにする。それらがすべて異なるコストなら、その中から、コスト9以下のエレメントを好きな数、コストを支払わずに使ってもよい。残りをすべてマナゾーンに置く。 |
主要カード
《五輪の求道者 清永》 | デッキコンセプト。 このクリーチャーがヒットする場合を考慮し、コスト6のクリーチャーを他に入れるのは避けた方がよい。 |
候補カード (ツインパクト)
コスト2
コスト3
コスト4
コスト5
コスト7
コスト8
コスト9
候補カード(非ツインパクト)
非エレメント
エレメント
このデッキの回し方
序盤はとにかく《清永》を手札に確保しつつ各種マナブースト札を使用し、白青緑を含む6マナを確保する。
準備が揃ったら《清永》を召喚して攻撃。後はアタックトリガーが成功するよう祈る。
《清永》が引けなかった場合は、《ミステリー・ディザスター》や《ナ・チュラルゴ・デンジャー》等の踏み倒しカードを使う、集中的にマナを伸ばすなどして本命のクリーチャーを直接出す。
長所
似たコンセプトの【ガチャンコ ガチロボ】と異なり、「非エレメントでも成功判定にできる」「ツインパクトの上下面どちらを参照してもよい」「出す枚数が任意」「召喚扱い」「ハズレ、または出さなかった場合マナゾーンに置かれる」と、非常に扱いやすくなっている。また、単純に成功率もあちらより高い。
複数体をランダムに踏み倒すデッキコンセプトに加え、疑似ビッグマナプランなども取ることができる。
そのため、《ナンバーナイン》+《地封龍 ギャイア》による完全封殺コンボの再現性が比較的高い。
《清永》の踏み倒し能力は「使う」と書かれているため、クリーチャーは召喚扱いで出すことができる。
そのため、《天地命動 バラギアラ》や《グレンリベット》などの召喚時限定cipも使用可能。
また、《異端流し オニカマス》等の「召喚以外」メタも無効化する。
短所
《清永》の能力はアタックトリガーであるにもかかわらず、マッハファイターこそあるもののスピードアタッカーを持たない。
そのため、相手のバトルゾーンに攻撃対象がいなければ立ち上がりにさらに1ターン時間が空くことになってしまう。
幸いジャストダイバー+ブロッカーである程度は補える。
《清永》は白青緑であるため、自動的にデッキカラーはこの3色以上となる。多色事故には注意したい。
アタックトリガーで山札から最大9コストを3体も踏み倒す都合上、「召喚以外」メタ以外のほぼすべてのメタに引っかかる。
除去札を適切に採用し、相手によっては踏み倒さずマナを伸ばして疑似ビッグマナプランに切り替えることも視野に入れたい。
踏み倒し対象をツインパクト主体とする都合上、クリーチャー側のスペックが低くなりがちであり、《清永》込みで4体展開という展開力から期待するほどには「出せば勝てる」という展開にはなりにくい。
これを補うためにフィニッシャー級として非ツインパクトクリーチャーを採用すると、踏み倒し失敗の危険性が上昇してしまう。
ツインパクト内だとコスト踏み倒しメタクリーチャーの層が希薄。
環境において
DM24-RP4発売直後は《ヨビニオン・マルル》+《Disコットン&Disケラサス》基盤で始動のために《星門の精霊アケルナル/スターゲイズ・ゲート》を投入し、フィニッシャーとして《偽りの王 ナンバーナイン/歓喜の歌》や《地封龍 ギャイア》、《神聖龍 エモーショナル・ハードコア》を採用した白青緑型が主流であった。
DM24-EX3発売前最終週末には、メインデッキの4割強がエンジェル・コマンドで《支配の精霊ペルフェクト/ギャラクシー・チャージャー》基盤の白青緑型が25人参加のオリジナルのチャンピオンシップで優勝。
DM24-EX3発売2日目には、エレメントのコスト被りの確率を下げるために《Black Lotus》を1枚採用した型がオリジナルの27人参加のチャンピオンシップで優勝。
同日に行われた、DM24-RP4の新規を3人1チームで30枚以上使う変則ルールのオリジナルのチャンピオンシップでは、このデッキを1人が使用したチームが25チーム参加の中で優勝。《五輪の求道者 清永》本体や《剛撃聖霊シェバ・エリクシア》がDM24-RP4の新規の採用枚数稼ぎになったのも幸いであった。
参考