《シャチホコ・GOLDEN(ゴールデン)・ドラゴン》

シャチホコ・GOLDEN・ドラゴン VIC 光/闇/火文明 (39)
サイキック・スーパー・クリーチャー:キング・コマンド・ドラゴン/エイリアン 39000
バトルゾーンにある自分のクリーチャーを相手が選ぶ時、このクリーチャーを選ぶことはできない。(ただし、このクリーチャーを攻撃またはブロックしてもよい)
このクリーチャーが攻撃する時、呪文を3枚まで、自分の墓地から手札に戻してもよい。その後、そのターン、バトルゾーンにある他のクリーチャーすべてのパワーは-9000される。(パワー0以下のクリーチャーは破壊される)
ワールド・ブレイカー
リンク解除(このクリーチャーがバトルゾーンを離れる時、そのサイキック・セルのいずれか1枚を選んで超次元ゾーンに戻し、残りのカードを裏返す)
覚醒リンク前⇒《レッド・ABYTHEN・カイザー》(上)/《ブラック・WILLOW・カイザー》(中)/《ホワイト・TENMTH・カイザー》(下)

DMX-05にて登場した、ビクトリーを持つ//キング・コマンド・ドラゴン/エイリアンサイキック・スーパー・クリーチャー

単体性能だけで判断すると、9000以下を蹴散らしながら墓地から呪文のリソースを確保しつつワールド・ブレイクしてくるアンタッチャブルという圧倒的なスペック。
特に攻撃時のパワー低下能力は9000以下のクリーチャーを問答無用で一掃でき、非常に強力。またワールドブレイクの際にS・トリガーで選ばないタイプの除去を受けた場合もリンク解除によって《レッド・ABYTHEN・カイザー》というアンタッチャブルの打点を残せるため、次のターンにトドメを刺しやすい。
ただしパワー低下能力の発動は強制であり、相手のpigを誘発させてしまったり自軍を巻き込んでしまうのが難点。このためにこちらでワールド・ブレイクし、そのターン中にトドメという動きはやりづらい。

ド派手な能力を持つが、その分覚醒リンク前の3体のコストがすべて7と大きく、相手の除去も考慮するとリンクはかなり難しい。《天下統一シャチホコ・カイザー》を利用したり、《ホワイト・TENMTH・カイザー》《超次元シャチホコ・ホール》を使いまわしたりして、可能な限り素早くサイキック・セルを揃えたい。《暴走龍 5000GT》などのサイキック・クリーチャーメタ踏み倒しメタへの対処も用意するべきだろう。

所持している能力アンタッチャブルアタックトリガーでの呪文3枚サルベージ、他のクリーチャーすべてに9000のパワー低下と、覚醒リンク前の各サイキック・クリーチャー能力が強化されたものになっている。ただし、選ぶことに甚大なデメリットがある《レッド・ABYTHEN・カイザー》と純粋なアンタッチャブルのこちらとでは使い勝手がやや異なる。状況に応じてリンクを狙うか判断すべきだろう。

覚醒リンク自体がややオーバーキル気味であり、他の多くのサイキック・スーパー・クリーチャー同様、この面はブラフとしての役割が大きいだろう。もっとも、運良く出せた時には圧倒的なカードパワーで場の相手クリーチャーを蹂躙してやりたい。専用デッキについては【シャチホコ・GOLDEN・ドラゴン】を参照。

  • 名称から、モチーフとなっているのは愛知県名古屋市にある名古屋城の天守閣に竣工された「金鯱」。
    《超次元シャチホコ・ホール》フレーバーテキストからもこの事が窺え、覚醒前の3体も名古屋の名物である「えびせん」「ういろう」「天むす」を冠しているなど、どこまでも名古屋づくしである。
    • サイキック・セルカード名は《色名・名物・カイザー》となっているが、このカードは《名物・色名・ドラゴン》となっている。
      名物と色名が入れ替わっているのは、「シャチホコ」という名称をアルファベットの当て字にした場合、他3体の当て字が7文字以内に収まっているのに比べて長くなりすぎるためだろうか。
  • デュエル・マスターズが発売して10周年を記念し、thank you(サンキュー)を意味してのコスト39、パワー39000なのかもしれない。同弾にも《緑銅の鎧》が10周年をモチーフした装備となっている。
  • アニメ「ビクトリー」では実際の商品発売1ヵ月前から登場。シャチホコが使っているが、第32話では覚醒リンク時に画面左側に出る文明表示が間違って「//」となっていた。漫画「ビクトリー」でも同様に使用。

デュエル・マスターズ プレイスでは

シャチホコ・GOLDEN・ドラゴン PS 光/闇/火文明 (39)
サイキック・スーパー・クリーチャー:キング・コマンド・ドラゴン/エイリアン 39000
ビクトリーアイコン
相手はこのクリーチャーを選べない。
攻撃する時、自分の墓地から呪文を3枚まで手札に戻す。その後、そのターン、相手のクリーチャーすべてのパワーは-9000される。
ワールド・ブレイカー
リンク解除:バトルゾーンを離れる時、《ホワイト・TENMTH・カイザー》、《ブラック・WILLOW・カイザー》のほうに裏返す。(《レッド・ABYTHEN・カイザー》は超次元ゾーンに戻る)
P'S覚醒リンク前⇒《レッド・ABYTHEN・カイザー》(上)/《ブラック・WILLOW・カイザー》(中)/《ホワイト・TENMTH・カイザー》(下)

DMPB-03で実装。《超次元シャチホコ・ホール》を入手・生成すると特典として付いてくる。

攻撃時の呪文回収は強制効果の表記になっているが、「3枚まで」なので戻さない選択もできる。
また、全体-9000のパワー低下は相手側のみを対象に取る強化を受けた。

リンク解除はデュエプレ共通の仕様になり、《レッド・ABYTHEN・カイザー》が強制で場を離れるようになった。

順当に超次元呪文から覚醒リンクを狙う場合、同様にワールド・ブレイカーを持つサイキック・スーパー・クリーチャーである《唯我独尊ガイアール・オレドラゴン》が覚醒リンク元の汎用性の高さから大抵は優先されるであろう事を考慮すると、基本的には《天下統一シャチホコ・カイザー》を主軸としたデッキで覚醒リンクを狙う事になる。
この運用では他のP'S覚醒リンクを持つエイリアンサイキック・スーパー・クリーチャーが競合相手となるが、パワー9000以下の相手の盤面を一掃しつつワールド・ブレイカーを叩き込めるので中コスト帯以下のクリーチャーを横並びさせるようなデッキに対する制圧力に最も秀でているのがこのカードの利点となる。
呪文回収効果についても《湧水の光陣》などを回収してロングゲームに備えられるので、この点も《天下統一シャチホコ・カイザー》と併用した際や上記の盤面制圧力という強みとも噛み合っていると言える。
反面、他の2体はS・トリガーの封殺やライブラリアウトによって安全なフィニッシュを狙えるため、それに比べるとこのカードは相手のS・トリガーに大きく左右される不安定さを孕んでいるのがフィニッシャーとしてはネックとなる。
また、このカードの覚醒リンク元3体はいずれもアタックトリガーや疑似耐性しか持っておらず、他のエイリアンサイキック・スーパー・クリーチャーの覚醒リンク元が状況に応じてシステムクリーチャーとしても扱えるのに対し、《天下統一シャチホコ・カイザー》で呼び出す際には実質的に全て準バニラのような使用感になるのも運用上の大きな欠点。
概ね優先度としては他のエイリアンサイキック・スーパー・クリーチャーより一歩劣る形になるものの、覚醒リンク元は全てパワー6000なので、《希望の親衛隊ファンク》1体を出された程度なら覚醒リンクに支障がないというのはこのカードならではの強み。
盤面の一掃能力や《希望の親衛隊ファンク》に対する耐性を重視するのであれば採用を検討できるか。

関連カード

フレーバーテキスト

収録セット

デュエル・マスターズ

デュエル・マスターズ プレイス

参考

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