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勝舞城 ボルシャック P 火文明 (6) |
ドラグハート・フォートレス |
自分の火のクリーチャーが攻撃中、自分の墓地にある火のカード1枚につき、そのクリーチャーのパワーを+1000する。 |
龍解:自分のターンのはじめに、バトルゾーンと自分の墓地に自分の火のドラゴンが合計6体以上あれば、このドラグハートをクリーチャー側に裏返し、アンタップする。 |
龍解後⇒《切札龍 ボルシャック・マスターズ》 |
月刊コロコロコミック2014年12月号付録として登場した火のドラグハート・フォートレス。
裏表の最低コストが6であるドラグハートは史上初。コスト6かつフォートレスであることが重なってこれを出せるドラグナーは非常に少なく、《次元龍覇 グレンモルト「覇」》と《爆炎龍覇 モルトSAGA》と《頂上接続 ムザルミ=ブーゴ1st》の3枚でのみ場に出せる。
元祖《ボルシャック・ドラゴン》と同様の、攻撃中に自分の墓地にある火のカードの枚数だけパワーを+1000するパンプアップ能力を味方の火のクリーチャーに付加する。ボルシャックらしいと言えばそれまでなのだが、コスト3〜5の優秀なドラグハートと比較しても、それ以上の実質コストを支払うことになるであろうドラグハート・フォートレスとしては見劣りする性能である。
ボルシャックの名を冠するだけに、龍解条件も自分の墓地に関連している。G・ゼロ条件に墓地にクリーチャーを6体要求する《盗掘人形モールス》や《百万超邪 クロスファイア》と似ているが、こちらは火のドラゴンと限定されている。闇や水を使えば墓地を肥やしやすくなるが、火のドラゴンと限定されているため専用の構築を組むのはやや困難だろう。
そのかわりバトルゾーンの自分の火のドラゴンも含めて合計6体あればいいのであまり墓地肥やしにこだわる必要はない。とは言え火のドラゴンが6体も並んでいるような状況下でさらにこの1枚が必要になる場面はさほどないのも事実であり、大抵はオーバーキルそのものである。
想定されるのは、《アポカリプス・デイ》など、並んでいる相手に強い破壊系の除去に対する後続部隊としての運用などである。条件さえ満たしていれば、ワールド・ブレイカーの打点として自分のターンのはじめに安全に龍解できるのは魅力的。汎用性の高いカードではないが、墓地にカードを送られやすく、長期戦になりやすい相手への選択肢の一つとして考えるべきだろう。