封滅(ふうめつ)大地(だいち)オーラヴァイン》

封滅の大地オーラヴァイン SR 自然文明 (6)
クリーチャー:ガイア・コマンド 6000
このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、バトルゾーンにある、相手のコスト3以下の進化ではないクリーチャーを2体まで選び、持ち主のマナゾーンに置く。
W・ブレイカー

DM-32で登場したガイア・コマンド

コスト6でパワー6000のW・ブレイカーという標準的な戦闘力に加え、cipでコスト3以下の進化ではない相手のクリーチャーを2体までマナ送りにできる。

6コストのcip除去持ちクリーチャーと聞くと奮発したスペックビートダウンに挿して《光陣の使徒ムルムル》《王機聖者ミル・アーマ》などの相手の小型ブロッカー除去していければなかなか強力。

だが、肝心の除去能力はやや物足りない。
まず、3コスト以下という範囲がかなり狭いため、刺さる相手が限られる。6マナ域ともなると《勝利のリュウセイ・カイザー》《爆竜 GENJI・XX》のような大きめのクリーチャーが出始めるが、それらには対処できない。

【速攻】の対策にはなりそうだが、6マナでは大方自分が殴り倒される寸前であり、間にあうかは微妙なところ。
進化を選べないため、《エンペラー・ベーシックーン》《死神術士デスマーチ》《密林の総督ハックル・キリンソーヤ》といった、青単【墓地進化速攻】の主力クリーチャーがことごとく対象に取れないのも痛い。

一方で《封魔ゴーゴンシャック》《墓守の鐘ベルリン》《虚構の影バトウ・ショルダー》《デュエマの鬼!キクチ師範代》といった強力な軽量システムクリーチャーもいるため、そういったクリーチャーをまとめてマナ送りにできれば強力ではある。

ただし、そのような使い方ならば5マナ前後の呪文で間に合うことが多い。緑単ならばマナ武装で2体マナ送りにする《古龍遺跡エウル=ブッカ》のようなカードの方が確実である。他の文明が入るならば《超次元ボルシャック・ホール》《超次元ミカド・ホール》《勝利のガイアール・カイザー》《時空の凶兵ブラック・ガンヴィート》を出す方が汎用性が高い。

普通のデッキが相手ならば《青銅の鎧》などのcipクリーチャーやブロッカーが扱われることが多く、そういったクリーチャーを除去した場合は逆に相手のマナブーストを助けてしまうこともある。

一応、何体選ぶかは任意なので、マナに埋めたくないのならそれも可能だが、それでは何もしないただの6コスト6000クリーチャーであり、本末転倒。

総合的に見ると中途半端な性能であり、デッキスロットを勝ち取れるかは難しいところ。範囲が「合計6コスト以下までになるように選んで」か、もしくは自分のクリーチャーも選べたならば一気に化けるため、その点では惜しいカードではある。

コスト火力自然単色にこだわらなければ、大抵の場合は後に登場した同コストの《蒼狼の王妃 イザナミテラス》で十分である。

  • ヴァイン(Vine)には蔓(つる)や縛るという意味。《ナチュラル・トラップ》が連想される。
    • オーラという単語から合わせて、アニメ「聖戦士ダンバイン」が元ネタと思われる。
  • 海外版であるKaijudoにおいては、唯一のPrimal Champion(ガイア・コマンド)である。因みに、Kaijudoではこの種族や、Champion(コマンド)を参照するカードが存在しない。

デュエル・マスターズ プレイスでは

封滅の大地オーラヴァイン VR 自然文明 (6)
クリーチャー:ガイア・コマンド 6000
バトルゾーンに出た時、相手の進化ではないクリーチャーを、コストの合計が6以下になるように好きな数選び、マナゾーンに置く。
W・ブレイカー

DMPP-12で実装。レアリティベリーレアになり、マナ送りが割り振り式に変更された。
除去対象の選択肢はTCG版の上位互換まで改善されているが、登場時点では種族の恩恵が皆無のガイア・コマンドであること、また、同じくcipで除去持ちコスト6の《闘竜死爵デス・メンドーサ》《大邪眼バルクライ王》で踏み倒せる恩恵があっても使用率が低いことから、時代に対して根本的なスペックが足りていないと判断できる。

関連カード

フレーバーテキスト

収録セット

デュエル・マスターズ

デュエル・マスターズ プレイス

参考