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虚構の影バトウ・ショルダー UC 闇文明 (3) |
クリーチャー:ゴースト 2000 |
相手の呪文を唱えるコストは、相手の墓地にある呪文1枚につき1多くなる。 |
DMR-05で登場したゴースト。
相手の墓地にある呪文の数だけ、相手が呪文を唱えるコストを増加させる能力を持つ。
安易に呪文を使えなくなるため、相手の計算を大きく狂わせることができる。
普通に使っても優秀だが、ハンデスと絡めるとさらなる効果を発揮する。
《マインド・リセット》《解体人形ジェニー》などで確実に呪文を落としてやると効果的。《ヴォルグ・サンダー》や《復讐のバイス・カイザーZ》で複数枚落とせば強烈である。2体3体並べばコストは更に上がり、呪文を封じたも同然の状況に。
強いて弱点を挙げるならば序盤に出すと腐りやすい点である。早出しして《学校男》や《革命の鉄拳》あたりで除去されるともったいないが、かと言って出し惜しむとハンデスで狙って落とされる恐れがあるので、強力な効果を持つ反面プレイングはそこそこ難しい。
比較対象はやはり《封魔ゴーゴンシャック》と《剛厳の使徒シュライバー》。あちらは自分にも効果が及ぶ反面、相手の墓地が空でもコストを増やす事が可能である。一方、こちらは効果が相手のみであり、墓地の状況次第では際限なくコストを増やす事ができる。
文明・種族の違いもあるため一概には比較できないが、それも含めて自分のデッキに合った方を選んでいきたい。
エピソード1環境からエピソード2環境にかけては【Nエクス】を始めとする多くのデッキが《サイバー・N・ワールド》を使っていたため対策されやすく、良いカード止まりであった。《威牙忍ヤミノザンジ》で除去される範囲であったのもそれほど評価されなかった理由である。それでも、刺さる対面では刺さるため、【白青黒超次元】などではこれで相手をロックするなり6打点が揃っていなくとも総攻撃することもあった。【白青黒超次元】がワンショット用の打点を用意するのにある程度手間がかかる時代であったため、これは無理からぬことであった。
ドラゴン・サーガ環境における【黒単コントロール】では何枚立つかが勝負を分けるメタカードとしてある程度活躍したが、後に成立した【黒単ヘルボロフ】では自軍の盤面を破壊する戦術と噛み合わないため採用されなかった。
革命編環境に入ると高速化の影響で《サイバー・N・ワールド》が型落ちとなったため評価が上がった。【白青黒超次元】を中心に闇系のデッキで広く使われるようになった。以降革命ファイナルまで使われ続けた。
ツインパクトの登場時はそのメタカードとして注目が集まったが、程無くして登場した《ポクチンちん》によって墓地をリセットされればそれまでなので、呪文メタとしては猛威を振るっていない。《傀儡将ボルギーズ/ジェニコの知らない世界》などの呪文面が除去を持っているツインパクトやスマッシュ・バーストに弱いのも、思ったより活躍していない理由であろう。【零龍墓地ソース】にはこのコストですら速度的に間に合わない場合も稀ではない。
十王篇環境でも【カリヤドネループ】や【オカルトアンダケイン】への対策の巻き添えを受けてしまっている。
新章デュエル・マスターズ以降活躍らしい活躍の機会がなかったが、DM23-RP2発売日にはオリジナルの【青黒緑CRYMAX ジャオウガ】でのチャンピオンシップ4位入賞報告が為された。ツインパクト比率がある程度高く、墓地肥やしを初動の動きとする【絶望神サガループ】の準備の動きを縛り、【青魔導具】にも呪文ロック無視の《卍 新世壊 卍》存在下で有効な呪文メタとして機能する。もっとも、無条件で呪文メタとして機能する《ガチャンコ ミニロボ1号》とはマナ基盤の都合で振り分けという立ち位置なのが実情で、件の入賞レシピに《ガチャンコ ミニロボ1号》が2枚入っていたのに対し、こちらは1枚採用であった。
DMPP-18で実装。
Q.自分の墓地に《サイバー・ブレイン》と他に呪文が1枚があり、相手の《虚構の影バトウ・ショルダー》がバトルゾーンにいる状況です。《邪帝縫合王 ザ=デッドルナ》の「攻撃の終わりに」の能力で、墓地から《サイバー・ブレイン》を唱える場合、その支払うコストは5ですか?4ですか?
A.支払うコストは4です。まず、カードを使う時点で《サイバー・ブレイン》は保留状態になります。保留状態の呪文は元々あったゾーン(墓地)の枚数としては数えず、墓地には他の呪文が1枚あるため、《虚構の影バトウ・ショルダー》の効果によって支払うコストは1多くなり、さらに《邪帝縫合王 ザ=デッドルナ》の効果によってコストは1少なくなるため、結果的に支払うコストは4になります。
引用元(2022.02.18)