聖英雄(せいえいゆう) ゴール・ド・レイユ》

聖英雄 ゴール・ド・レイユ SR 光文明 (7)
クリーチャー:エンジェル・コマンド・ドラゴン 7500
ブロッカー
W・ブレイカー
バトルゾーンにある自分の光のクリーチャーはすべて「セイバー:エンジェル・コマンド」を得る。
マナ武装 7:自分のマナゾーンに光のカードが7枚以上あれば、自分の手札に加える光のクリーチャーのシールドカードはすべて「S・トリガー」を得る。

DMR-16真で登場したエンジェル・コマンド・ドラゴン

元となった《護英雄 シール・ド・レイユ》コストパワーブロッカーマナ武装7を持つ点は同じだが、能力は大きく異なっている。

1つ目の能力は自分のクリーチャーすべてに「セイバーエンジェル・コマンド」を付与するというもの。
エンジェル・コマンド・ドラゴンであるこのクリーチャーセイバーを適用して自身の除去耐性を強化できるのはもちろん、ブロッカーを主体とするデッキにとって天敵となる《熱血龍 GENJI・XXX》などの全体除去に対し、1体のエンジェル・コマンドにつき1体ずつセイバーを発動することで、実質的に除去されるクリーチャーを半分までに抑えることができる。

2つ目の能力マナ武装7で、自分のシールドから手札に加えるクリーチャーをすべてS・トリガー化するというもの。
進化に関する制限もないため、このクリーチャーの上に《聖霊王アルファディオス》を重ねて一気に勝負を決めることも可能。
《ヘブンズ・ゲート》から同時に呼び出すことができる《奇跡の精霊ネオ・ミルザム》と組み合わせれば、スーパー・シールド・プラスによって重ねられたシールドからクリーチャーを大量展開できるようになり、《音感の精霊龍 エメラルーダ》と組み合わせれば、即座にシールドからクリーチャーコスト踏み倒しで出したり、踏み倒したいクリーチャーシールドに仕込むことができる。どちらもエンジェル・コマンドを含む種族であるため、1つ目の能力との相性も抜群。

デュエル・マスターズ プレイスでは

聖英雄 ゴール・ド・レイユ VR 光文明 (7)
クリーチャー:エンジェル・コマンド・ドラゴン 7500
ブロッカー
W・ブレイカー
自分の、パワーが0より大きいエンジェル・コマンドが破壊される時、かわりにそれと《聖英雄 ゴール・ド・レイユ》以外の、自分の最もパワーの小さい光のクリーチャー1体を破壊する。(複数あるなら、その中からランダムに1体)
マナ武装 5:自分のマナゾーンに光のカードが5枚以上あれば、自分の手札に加える光のクリーチャーのシールドカードはすべて「S・トリガー」を得る。

DMPP-24で実装。ベリーレアになった。
セイバーキーワード能力でなくなり、《聖英雄 ゴール・ド・レイユ》のカード名と、破壊されそうなエンジェル・コマンド以外の最小パワーの光クリーチャーを強制で破壊するようになったほか、パワー低下には反応しなくなった。
また、マナ武装の条件が7から5に緩和した。

適用の有無と置換先の選定の二重の意味で強制のため、後述するような利敵行為が極めて起こりやすい。また、同時破壊時の処理で混乱するのかバグも抱えている。
光単デッキでは《星龍パーフェクト・アース》のように扱えるS・トリガー常在型能力についても、盤面最大数があるデュエプレではS・トリガー獣は決して出し得というわけではなく、そもそも《ゴール・ド・レイユ》がいなくてもほぼ勝ち確といえる強固な盤面に仕上げることも難しくはない。

うまく刺されば非常に「良いカード」ではあるものの、「なくても勝てるカード」「採用したせいで負ける原因になることもあるカード」と評することができる残念な調整がなされたカードである。

仕様通り使っている時点での弱点

変更前は、《真・天命王 ネバーエンド》のような大きなクリーチャーに置換効果が及ぶことが少なかったが、変更後はそれが起こりやすくなる弱体化である。
その具体例を以下に示す。

上のように順調にクリーチャーを展開できたとする。ここでオールタップを食らい、《真・龍覇 ヘブンズロージア》以下のパワーラインに向かって3回タップキルされると、

ことになる。現在破壊されそうなエンジェル・コマンドが、必ずしも守られたいクリーチャーであるとは限らないというのに、強制置換効果が使われてしまうのが問題だろう。《ネバーエンド》には疑似真・エスケープの耐性はあるが、《聖英雄 ゴール・ド・レイユ》の置換効果からさらに置き換えることはできず、あっさりと《ネバーエンド》が退場してしまう。

変更前の状況では、4回目のタップキルを7500以上のパワーで《ゴール・ド・レイユ》を対象に行わなければ《ネバーエンド》破壊まで届かなかった。そちらのほうが達成難易度が高いことがわかるだろう。

他の悪影響として、《ゴール・ド・レイユ》の存在下で《聖槍の精霊龍 ダルク・アン・シエル》が「ブロックした時」で1体、チャンプブロックで破壊されて「離れた時」でもう1体の計2体止めようと画策しているのに、《ゴール・ド・レイユ》がおせっかいにも《ダルク・アン・シエル》の破壊を置き換えてしまう。
1体分のタップさせる効果が使えずに終わるだけではなく、何かしらの光クリーチャーを破壊して戦力ダウンにもなる二重の不利益が起こるだろう。

最悪の場合、結果的に置換効果で破壊されないとわかっている《ダルク・アン・シエル》が攻撃の的となってしまい、味方光クリーチャーが次々と破壊されていくこともありうる。

《革命龍 ガビュート》《悪魔龍王 キラー・ザ・キル》といった高いパワーとスレイヤーの両立にも弱い。バトルに負けて破壊と、バトルの後のスレイヤー効果の破壊の両方で破壊置換効果で味方の数を減らしてしまう。

性能変更後、仕様を逸脱したバグ挙動(修正済み)

「自分の、パワーが0より大きいエンジェル・コマンドが破壊される時」を複数体同時に適用する場面において、必要以上に破壊が発生するバグが確認されていた。

+  修正が確認された内容

2024/04/07(Ver.3.9.0)検証中、新たなバグを確認した。

《ゴール・ド・レイユ》を含めた同時破壊によって生き残る優先順位を考察中、「パワーの大きい順に決まるのではないか?」という仮説を立て、

《天海の精霊シリウス》《シリウス》《シリウス》《白騎士の精霊アルドラ》《アルドラ》《ゴール・ド・レイユ》(空き)

という盤面に《アポカリプス・デイ》を使うと《ゴール・ド・レイユ》1体のみが生き残った。
左から順番に破壊予定を置換するなら《シリウス》《シリウス》《ゴール・ド・レイユ》が残り、パワーの大きい順番に生き残りが決定するなら《アルドラ》《アルドラ》《ゴール・ド・レイユ》が残るはずだが、そのどちらでもない結果に終わった。

2024年2月22日メンテナンス前のテキスト

置換効果の能力が以下のテキストだった。

自分のエンジェル・コマンドが破壊される時、パワーが0より大きければ、かわりに自分の他の、最もパワーの小さい光のクリーチャー1体を破壊する。(複数あるなら、その中からランダムに1枚)

当時の仕様は以下の通り

+  ログ

関連カード

フレーバーテキスト

  • DMPP-24
    華麗なる黄金の輝きをご覧あれ。

収録セット

デュエル・マスターズ

デュエル・マスターズ プレイス

参考


[1] カード名ではなく、効果に割り当てられたIDを見ている模様。進化させて持つクリーチャーの名前を変えて引き継ぎしたら、その引き継ぎ先はかわりの破壊で抽選されない。