《アクア
|
アクア特攻兵 デコイ C 水文明 (2) |
クリーチャー:リキッド・ピープル閃 1000 |
マナ武装3―相手が自分のクリーチャーを選ぶ時、自分のマナゾーンに水のカードが3枚以上あれば、相手は《アクア特攻兵 デコイ》しか選べない。(ただし、自分の他のクリーチャーを攻撃またはブロックしてもよい) |
DMR-18で登場したリキッド・ピープル閃。
マナ武装3により、自身以外のクリーチャーをアンタッチャブル化する。
《ピュアキャット》などを見ても分かるように、実質3コストでアンタッチャブルを付加できるのは強力。自身のスペックも2コストのリキッド・ピープル閃と恵まれており、《超閃機 ジャバジャック》などのアタッカーや、《アクア・ジェスタールーペ》などのシステムクリーチャーを除去から守れる。
フリーズや攻撃制限などバトルゾーンから離さない除去の多くに備えてこのカードを立てるとフルスペックを発揮する。
後に登場する「可能ならこのクリーチャーを選ぶ」効果の《ギギギのギタロー》や《同期の妖精》などよりも相手への妨害性能が高いのが特徴。
第一に、割り振り火力など1発の効果で複数体選ぶ効果には、「可能ならこのクリーチャーを選ぶ」だとそれを最大まで含んでいれば他のクリーチャーも巻き込めるが、《アクア特攻兵 デコイ》なら1発の効果中で他のクリーチャーを選ぶことができない。
さらに比較対象は、それ自身を《ペトリアル・フレーム》をクロスさせるなどして避雷針自体をアンタッチャブルにすると、「可能なら」を自分から損なわせてしまい他の味方を自由に選べるようになるアンチシナジーだが、《アクア特攻兵 デコイ》をアンタッチャブルにすると、誰も選べなくなって効果を空撃ちにさせられる[1]。
《アクア特攻兵 デコイ》を選ぶことが可能であるか不可能であるかは問わず、相手は常に《アクア特攻兵 デコイ》以外は選択できなくなる。例えば《アクア特攻兵 デコイ》とブロッカーがあって相手が1体選択のブロッカー破壊を使ってもブロッカーを選べない[2]し、タップした《アクア特攻兵 デコイ》とアンタップした他のクリーチャーがあって相手が《地獄門デス・ゲート》を唱えてもやはりアンタップしたクリーチャーすら選べない。
難点はマナ武装の数値が3のため、2ターン目に出すと効果を発揮できない事と、このクリーチャー自身のパワーが1000と非常に低い事。強力な効果には間違いないが、過信はせず保険程度に考えておくのが一番だろう。
その特性上マナ武装を早めに達成する必要もないので、その分単色デッキに限らず水を多く採用した混色デッキでもそれなりに活躍できるだろう。2〜3色を入れたデッキで水3枚確保の難易度は《疾封怒闘 キューブリック》が参考になる。
後にクリーチャー側だけ見ても疑似アンタッチャブル付与が無条件となった上にパワーも1000上がった《同期の妖精/ド浮きの動悸》が登場。こちらは前述の微妙な挙動の違いや、《マインド・リセット》のような呪文指定ハンデスに引っかからないという差別化点はあるが、どちらも活かせる場面が限定的かつ、メガ・ラスト・バーストとS・トリガーで防御札としても使えるほうがスペースの圧縮になるため基本的にはあちらが優先されるだろう。
革命編ブロック構築環境では【青単侵略】に使われた。高パワー・高打点の侵略持ちを守り、ビートダウン性能を上げることができることから、能力の評価自体は非常に高かった。