スペース・チャージ
DMR-01で登場したキーワード能力の一つ。
自分のマナゾーンに特定の文明のカードが置かれた時、何らかの効果を生み出すことができる。
《シーラネッシー》を唯一の例外として、原則的にエイリアンがこの能力を持つ。
この能力を持ったカードのイラストには、そのSC能力と似たような効果を持った既存カードの意匠が描かれていることが多い。
DMR-04を最後に見られなくなったが、6年以上隔ててDMEX-03で1枚だけ収録された。
武者の超人(ジオ・ムシャ・ジャイアント) VR 自然文明 (7) |
クリーチャー:ジャイアント/エイリアン 6000 |
スペース・チャージ:火(自分のマナゾーンに火のカードが置かれた時、このクリーチャーのSC能力を使ってもよい) |
SC−パワー6000以下の相手のクリーチャーを1体破壊する。 |
このクリーチャーが攻撃する時、火のカードを1枚自分のマナゾーンから手札に戻してもよい。 |
W・ブレイカー |
常勝ディス・オプティマス SR 光/水文明 (6) |
クリーチャー:グレートメカオー/エイリアン 6000 |
スペース・チャージ:光/水(自分のマナゾーンに光、水のいずれかまたは両方を持つカードが置かれた時、このクリーチャーのSC能力を使ってもよい) |
SC―光:呪文を1枚、自分の墓地から手札に戻す。 |
SC―水:自分のシールドを1枚、手札に加える。ただし、その「S・トリガー」は使えない。その後、自分の手札を1枚裏向きにして、新しいシールドとして自分のシールドゾーンに加える。 |
W・ブレイカー |
基本的に各ターンのチャージステップにマナチャージすることで誘発する。
どのようにマナゾーンにカードが置かれたかは関係ないため、《幻緑の双月》やチャージャー呪文等でも誘発する。確実ではないが、《フェアリー・ライフ》や《オットコマエ・ピーマン》を使用した際にも誘発する可能性がある。
《草原の種》や《魔天降臨》、《カラフル・ダンス》などで同時に複数のカードがマナゾーンに置かれた場合でも、置かれた枚数だけ能力が誘発する。
《薫風妖精コートニー》がバトルゾーンにある場合、マナゾーンに置かれたカードは5色レインボー扱いになるので、どの文明のカードを置いてもすべてのスペース・チャージに対応できる。
即効性は低いものの、マナゾーンの操作ができれば何度でも効果を使用できるので、除去されない限り永続的にアドバンテージを稼ぎ続けられる。どのカードを使う場合でも、うまくデッキを組んでやる必要があるだろう。
ルール
どんな形であれ、指定の文明のカードがマナゾーンにカードが置かれたら、スペース・チャージは発動する。
《常勝ディス・オプティマス》のように2種類のスペース・チャージを持ち、両方の条件を1枚のカードで満たした場合、SC能力は上から処理しなければならない。
- SC能力の部分は独立した能力ではなく、スペース・チャージ能力の効果節の一部である(つまり、「スペース・チャージ」の語から、アイコン能力の記述の最後までの1つの塊が、1つの能力)という扱いになる。
つまり、
『スペース・チャージ:(文明1)/(文明2)
SC(文明1):(効果1)
SC(文明2):(効果2)』
は、書き方を変えれば「自分のマナゾーンにカードが置かれた時、それが(文明1)であれば(効果1)を生成してもよい。その後、それが(文明2)であれば(効果2)を生成してもよい。」を意味する。通常のクリーチャー効果を複数トリガーさせるのとは異なることに注意。
- マナゾーンから指定の文明を持つクリーチャーを召喚した際に、《獣軍隊 ヤドック》の着地置換効果が発動するなどしてマナゾーンに残った場合、スペース・チャージは発動しない。
- 過去にどこでもないゾーンを経由し再度マナゾーンに置かれるためスペース・チャージが発動するという裁定が出ていた。保留状態へのルール変更により現在は消滅。
スペースチャージ能力を持つカード
擬似的なスペースチャージ能力を持つカード
参考
公式Q&A
Q.バトルゾーンに自分の《薫風妖精コートニー》、《激次元!グレンジュウ》、《マテン龍樹》がいます。《マテン龍樹》がバトルに勝った時の効果で墓地とマナゾーンを入れ替えました。この時、《激次元!グレンジュウ》の「スペース・チャージ:多色」はトリガーしますか?
A.はい、墓地にあるカードをマナゾーンに置いた枚数だけトリガーします。
引用元(2020.6.26)
Q.《ライト・ブーメラン》の効果で自身を手札に戻した場合、「スペース・チャージ:光」や「仁義」を持つクリーチャーの能力は発動しますか?
A.はい、「スペース・チャージ:光」は発動します。「仁義」は「自分の他のクリーチャーがバトルゾーンまたはマナゾーンを離れた時」なので、呪文が離れた場合は誘発しません。
+
| | (総合ルール 603.5)
| - 603.5.
- カードがゾーンを移動することを含む誘発条件は「ゾーン変更誘発」と呼ばれます。手札・バトルゾーン・マナゾーン・墓地・山札などゾーン間での移動を条件とするものは全てゾーン変更誘発能力です。
- 603.5a
- バトルゾーンに出た時の能力は、クリーチャーやクロスギア、ウエポンやフォートレスがバトルゾーンに出た時に誘発します。1つ以上のカードをバトルゾーンに出すたびに、今出たカードが持つ誘発型能力を含み、すべてのバトルゾーンに出た時に誘発する能力をチェックします。
- 603.5b
- カードの特性を追加・変更する継続的効果は、カードがあるゾーンに置かれた瞬間にすぐ適用され、本来の特性のままでそのゾーンに置かれたことにはなりません。特性を条件に持つ誘発型能力は、その継続的効果適用後の特性をチェックします。
例: 《薫風妖精コートニー》がいるときに、自然のカードをマナチャージすると、そのカードは全ての文明を持つカードとしてマナゾーンに置かれたことになります。この時、スペースチャージ(闇)の能力を持つクリーチャーがいれば、その能力は誘発されます。
- 603.5c
- 誘発型能力の中には、その能力を持つカード自身がバトルゾーンを離れたり、山札や手札に移動したときにも誘発するものがあります。それらの能力が誘発するかどうかを判断するために、ゲームは「過去の状態を見る」必要があります。これらは、そのイベントの直後ではなく直前のカードの存在や状態に基づいて誘発します。この際、過去の状態を見ることができるのは、その能力を持つカード自身についてのみです。
例: 2体のクリーチャーと、「クリーチャーが破壊された時、カードを引く」という能力を持ったクリーチャーがバトルゾーンにあるとき、すべてのクリーチャーを破壊する呪文を唱えた場合、その能力の誘発はそのクリーチャー自身の1回のみです。
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引用元(2020.11.13)
Q.自分の《空間型無限収納ストラトバッグ》と《環嵐!ホールインワン・ヘラクレス》、相手の《若き大長老 アプル》がバトルゾーンにいる状況です。
自分は《環嵐!ホールインワン・ヘラクレス》の「自分のターン中、クリーチャーを1体、自分のマナゾーンから召喚してもよい」の効果でマナゾーンからクリーチャーを召喚しましたが、《若き大長老 アプル》の効果で離れず、マナゾーンに残りました。この時、《空間型無限収納ストラトバッグ》の「各ターンはじめて、カードが自分のマナゾーンを離れた時」の能力はトリガーしますか?
類似能力:「スペース・チャージ」
A.いいえ、トリガーしません。「カードはマナゾーンを離れない」という効果がある時にもマナゾーンからクリーチャーを召喚しようとすることはできますが、召喚したクリーチャーはマナゾーンを離れたことにも、マナゾーンに置かれたことにもなりません。
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| | (総合ルール 409.2a)
| - 409.2a
- 保留状態になっているカードが元々置かれているゾーンに再度置かれた場合、そのゾーンにカードが置かれたことにはなりません。カードが置かれたことで誘発する能力は誘発せず、また、そのカードの位相は変化しません。
例 : 《Wave ウェイブ》の「出た時」の能力で墓地から呪文を唱えた際、唱えた呪文は解決した結果、再度墓地に置かれますが、それによってカードが墓地に置かれた時に誘発する能力は誘発しません。 例2: マナゾーンにタップ状態で置かれている《陰陽の舞》を召喚した際に、《獣軍隊 ヤドック》の置換効果を適用した場合、置換効果の適用後も《陰陽の舞》はタップ状態のままマナゾーンに置かれます。
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引用元(2023.4.10)
Q.自分の、クリーチャー側が水、呪文側が闇のツインパクト・クリーチャーをバトルゾーンからマナゾーンに置いた場合、「スペース・チャージ:闇」と「スペース・チャージ:多色」はどちらもトリガーしますか?
参照:《サイバー・K・ウォズレック/ウォズレックの審問》《シーラネッシー》《激次元!グレンジュウ》
A.はい、闇でも多色でもあるカードがマナゾーンに置かれているので、どちらもトリガーします。
なお、バトルゾーンからクリーチャー側が単色でカードが多色のツインパクト・クリーチャーをマナゾーンに置く際、置かれるカードは多色ですが、置く直前は単色のクリーチャーとしてバトルゾーンに存在していたため、アンタップ状態でマナゾーンに置かれます。
引用元(2023.11.17)
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| | 旧裁定
| Q.《バリバリ・ケドケド》がバトルゾーンにいる状況で、《陰陽の舞》をマナゾーンから召喚したらどうなりますか?
A.バトルゾーンに出すことができないので、マナゾーンに置かれます。その際、元々アンタップ状態で置かれていたらアンタップ状態で、タップ状態で置かれていたらタップ状態で置かれます。また、スペース・チャージ(自然)の能力を持つクリーチャーがいれば、その能力はトリガーします。(総合ルール 601.1a)
※URL削除済み
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