《ルピア
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ルピア炎鬼 UC 闇/火文明 (3) |
クリーチャー:ファイアー・バード/デモニオ 5000 |
プレイヤーが召喚以外の方法でクリーチャーを出す時、その持ち主はかわりにそのクリーチャーを墓地に置く。 |
DM22-EX2で登場した闇/火のファイアー・バード/デモニオ。
両プレイヤーに召喚せずに出すクリーチャーを着地置換効果で墓地送りにする制約を課すコスト踏み倒しメタ。
「相手の行動を妨害する」という観点からすると、こちらより1ターン早く出せる《赤い稲妻 テスタ・ロッサ》に軍配が挙がる。
しかも、着地置換効果は自分のクリーチャーにもかかるため、早期に出してしまうと自分の展開も妨害してしまう恐れもある。
一方、ターン指定がないことから自分のターン中の攻撃ステップなどにも妨害ができるというのは《赤い稲妻 テスタ・ロッサ》では達成できない大きなメリット。
コストを支払わずに召喚するS・トリガー獣は防げないが、《ヘブンズ・ゲート》や革命0トリガーなど召喚ではないクリーチャーでの防御手段を封殺できる。
この場合、自分に効果が及ばず、さらにはS・トリガー獣すら防げる《単騎連射 マグナム》がライバルとなるが、あちらは殿堂入りしているので差別化は楽な方か。無論、あちらの2枚目以降として使うのもいいだろう。
メタ能力が自分にも及ぶので、デッキ構築段階で踏み倒しに頼らない構築にしておく・邪魔になった際は進化などで能動的に退かせる手段を用意しておく、そもそも序盤の妨害札ではなく、フィニッシュ補助目的がメインで、相手への妨害はオマケ程度に考えておくなどの運用手段を予め考えておきたい。
シナジーでは自分の40枚すべてがコスト踏み倒し能力を持たない【赤黒我我我ブランド】が代表的。採用実績では、自身の《百鬼の邪王門》との相性が最悪ではあるが溜めてからこのカードを出す立ち回りの【赤黒テレスコ=テレス】が存在する。
システムクリーチャーとしては、コスト3・パワー5000と《赤い稲妻 テスタ・ロッサ》よりサイズが大きいため、コスト火力・パワー火力の双方に対して多少耐性がある。
耐性云々では《カチコミ入道 <バトライ.鬼>》の範囲内という時点で1体だけでは妨害が未遂で終わるが、《赤い稲妻 テスタ・ロッサ》と併用して合計8枚体制にしつつ2体以上を立てておくことで解消できる。《超神羅星アポロヌス・ドラゲリオン》が走り出すことを防げるほか、除去には侵略を要する《轟く侵略 レッドゾーン》なども防げる。
DM23-RP2期時点では【赤黒テレスコ=テレス】が主な居場所。【赤黒我我我ブランド】での入賞実績もある。
2024年のゴールデンウィーク明けには、【黒単アビスロイヤル】にタッチされた事例がオリジナルで見られた(59人、4位)。
多色のため《単騎連射 マグナム》のように気軽にマナチャージ用に切り替えることはできず、なおかつ出すタイミングを間違えるとデッキタイプによっては自分への被害も甚大となってしまう弱点はあるが、基本的にワンショット直前に出すだけなら《単騎連射 マグナム》に劣らないほどのロックを持ち、その上殿堂入り指定されていないという利点もあるため、《単騎》が入るデッキならどれにも入ると言っても過言ではない。
採用先のデッキのシナジーにより一概には言えないが、《単騎》を1枚も入れずに《ルピア炎鬼》を入れるというのはレアケース。基本的には《単騎》のほうが性能が上という認識が強い。デッキ全体でその枠をピン挿しにとどめるなら殿堂入りで最大1枚しか入れることができないハンデが相殺されてしまうのも《単騎》に追い風となっている。
DM24-EX1で【白黒赤ファイアー・バード】が成立すると、種族がドンピシャなカウンター封じ・メクレイドが召喚扱いなのでそこは邪魔しない[1]というメリットで採用候補になると期待された。
しかし多色カードであることと自分にもデメリットを生むということで基本的には入る余地がないと判明。『超CSⅦ in広島』(2024/8/24)でも《ルピア炎鬼》入り【白黒赤ファイアー・バード】はほとんど見られなかった。
DM24-EX1期には《極楽鳥》で火マナを捻出する前提または《キユリのASMラジオ》経由のクリーチャーとして、一見色が全く合わない【青黒緑オービーメイカー】にタッチされるケースまで見られた(オリジナル、80人、優勝)。
参考レシピでは《単騎》0枚と《ルピア炎鬼》1枚で、《単騎》は黒マナにならないから不採用にしたと思われる。