大神砕(だいしんさい)ジオ・アルデバラン》

大神砕ジオ・アルデバラン SR 自然文明 (7)
進化クリーチャー:ガイア・コマンド/エイリアン 15000
進化−自分の自然のクリーチャー1体の上に置く。
T・ブレイカー
スペース・チャージ:自然
SC−相手はバトルゾーンにある自身のクリーチャーを1体選び、持ち主のマナゾーンに置く。

DMR-02で登場した進化ガイア・コマンド/エイリアン

スペース・チャージ自然で相手クリーチャー1体にマナ送りによる選ばせ除去を放つ能力を持つ。

スペース・チャージは相手が選ぶマナ送りcipを使った後のウィニーなど不要なクリーチャーを選ばれることも多いが、自然文明特有のマナブーストを生かして複数回発動させれば、小型大型もろとも相手の盤面を一掃出来る破壊力を持つ。
システムクリーチャーとして盤面に残り続けるため、《ジオ・アルデバラン》が居座り続ける限りマナブーストだけで除去が飛んでいく。相手は盤面構築が非常に難しくなる他、下手をすればロックがかかってしまうことすらある。

マナ操作が得意な自然に属しているという事も相まって単色デッキでは鬼のような性能を発揮する。

自然らしく基本スペックも非常に優秀。ただのファッティ進化クリーチャーとしても十分なスペックを持つ。進化元の指定も非常に緩いため、《青銅の鎧》などのクリーチャーから簡単に進化することができる。

反面、除去があくまでもマナ送りである以上、相手の動きを加速させていることは気を付けたい。故に盤面処理をした後は迅速に勝負を詰めに行く必要があるが、下手に攻撃するとシールドで増えた手札をことごとく有効活用されてしまう可能性もある。
相手がソース切れを起こしたのならロックになるため話は早いのだが、そうでないのなら盤面整理後の攻勢に出るタイミングが非常に難しく、こちらが致命打を受ける前に勝負の要を抑える必要があり的確な判断力が求められる。

また、《ジオ・アルデバラン》核にしたデッキ【除去コントロール】としての性質を持つため、マナ送りという性質を相まってゼニスなどを軸にしたビッグマナなどは苦手。幸い《ジオ・アルデバラン》は基礎スペックが極めて優秀であるため、構築やプレイング次第ではある程度戦える性能を持ち合わせている。

相手に違った形でアドバンテージを与えてしまうことから立ち回りの難しい玄人向けのカードである。無論、相手に塩を送る反面で能力は強力であるため、是非とも使いこなしてやりたいところ。
《ジオ・アルデバラン》の性質上、彼を軸にする時は自然単色デッキであることが望ましい。専用デッキについては「【ジオ・アルデバラン】」を参照。

環境において

登場当初はスペース・チャージ自体がトリガーするための要求値が高い行為として敬遠されており、せっかくトリガーさせても1体選ばせでマナ送りという効果にとどまるため実にささやかだ、と過小評価されていた。しかしこのカードの登場から約1ヶ月後に《ボルバルザーク・エクス》が登場すると、潤沢なマナを使ってコストを支払い、《青銅の鎧》などを進化元にして出せる除去付きの召喚酔いしないT・ブレイカーとして評価が覆った。

新章デュエル・マスターズ環境になると、【ズンドコピエロ】というスペース・チャージをいとも簡単に発動できるデッキタイプが台頭し、ただ単に余ったマナから出しては繰り返し除去を使えるクリーチャーとして注目を集め、ここに来てようやく本来的な用途で需要を集めたと言える。

2024年5月中旬のオリジナルのチャンピオンシップでは、これを1枚積みした【青緑キャベッジ・セッションズ】が確認された(44人参加、4位)。《地龍仙ロマネアース》《コレンココ・タンク》を連鎖的に出すことでスペース・チャージを一気に発動でき、【黒緑アビス】への対抗手段となるため。

その他

  • マナ送りが相手選択であるため、相手の場にウィニーなどがいるとマナブーストで相手を助長しかねないので注意。能力任意であるため、使い所に気を付ければ問題はない。とはいえ延々と場にいられるのも問題なので火力などで対処するか、一気に大量にマナブーストすることで大型諸共消し去るのが望ましい。
  • アルデバラン(Aldebaran)とはおうし座にある恒星。

収録セット

参考