【デフォーマーループ】
《アクア・デフォーマー》のcip能力によって相手のマナを毎ターン減らし、相手の行動を封じるループ系のロックデッキ。
「【デフォーマーランデス】」とも呼ばれる。
自分のマナも減らしてしまうが、《メビウス・チャージャー》を使うことによってそれを補いながら、ループへつなげる。場合によっては《ロスト・ソウル》で完膚無きまでに叩きのめすことも。
アクア・デフォーマー R 水文明 (8) |
クリーチャー:リキッド・ピープル 3000 |
このクリーチャーがバトルゾーンに出たとき、各プレイヤーは自分自身のマナゾーンからカードを2枚ずつ選び、それぞれの手札に戻す。 |
序盤は《メビウス・チャージャー》を使ってマナブーストする。
9マナある状態で、バトルゾーンにクリーチャー、マナゾーンに《アクア・デフォーマー》が存在し、手札に《メビウス・チャージャー》《アクア・デフォーマー》がそろえば以下のループが完成する。
- 《メビウス・チャージャー》でクリーチャーをマナゾーンに置く
- 《アクア・デフォーマー》を召喚し、マナゾーンから《メビウス・チャージャー》《アクア・デフォーマー》を手札に戻す
- 次のターンに《メビウス・チャージャー》で《アクア・デフォーマー》をマナに置き、同じことを繰り返せる
序盤は条件を整えるために、ドローやマナブーストを優先して行う。
相手の攻撃は《ストーム・クロウラー》などのブロッカーや《ノーブル・エンフォーサー》、S・トリガーなどでしのぐ。
条件がそろう前にも《アクア・デフォーマー》を出し、相手のマナをこまめに減らすのも有効。
一度条件がそろってしまえば、「マナチャージは原則1ターンに1回」というルールがある以上、毎ターン2枚のマナを減らすのは非常に強力。
また、自分のマナゾーンから必要なカードを回収できるため、状況に応じてカードを選択して使うことができる。
闇文明を加えれば《停滞の影タイム・トリッパー》や《英知と追撃の宝剣》を使用でき、拘束力が強くなる。
相手のクリーチャーを除去したい時には《英知と追撃の宝剣》、自分のマナを回収したい時には《アクア・デフォーマー》と使い分ける事によって相手の行動を封じる事ができる。
弱点
条件を整えるのに時間がかかるため、速攻が弱点。
また、マナブーストの速いデッキには《アクア・デフォーマー》の効果が薄い。
特に《龍仙ロマネスク》を使用したデッキには総じて効果がなく、絶望的な相性といえる。
大集結!アクア・ブラザーズ P 水文明 (3) |
クリーチャー:リキッド・ピープル/ハンター 1000 |
自分のターンに自分の手札が7枚以上あれば、各ターンに一度、自分のリキッド・ピープルを1体、コストを支払わずに召喚してもよい。 |
自分のターンの終わりに、バトルゾーンにある自分のタップしているリキッド・ピープル1体につき1枚、カードを引く。 |
アクア・ナルトサーファー UC 水文明 (7) |
クリーチャー:リキッド・ピープル/ハンター 5000 |
このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、バトルゾーンにあるクリーチャーを2体まで選び、持ち主の手札に戻す。 |
《メビウス》型と違って、マナブーストではなく手札補充が重要になってくる。
最終的なループ方法は、2体以上の《大集結!アクア・ブラザーズ》の踏み倒しを駆使して、《アクア・デフォーマー》を召喚してランデス→《アクア・ナルトサーファー》を召喚して自身と《アクア・デフォーマー》をバウンスするのを、毎ターン繰り返すことで、相手のマナを空にできる。
かつてこのデッキは、地雷としても中途半端なデッキであり、後に【イルカロック】が成立すると《アクア・デフォーマー》自体が過大評価されていたと言われることもあったが、王来篇で《偽槍縫合 ヴィルジャベリン》が登場してからは、公認大会で優勝報告があがるほどにデッキパワーが一気に上がった。
《夜露死苦 キャロル》とディスカードを伴う手札交換で始動のための手札枚数を稼ぐ型においてはデッキカラーに赤が含まれるため、ランデスを仕掛けてから《サイコロプス》で相手の盤面を処理するという動きも取れる。
後に《超七極 Gio/巨大設計図》が登場すると、《超七極 Gio/巨大設計図》と《巨大設計図》の8枚体制で迅速に手札を集めて《大集結》の条件達成を目指す型が成立。回収対象には《天幕船 ドンデンブタイ》のような置きドロー、各種高コストS・トリガーなどがあり、勿論《アクア・デフォーマー》も回収の範囲に入る。
【5色ザーディクリカ】など折角マナを空にしても厚いS・トリガーで挽回を狙うデッキもあるため、遅くとも王来MAX期には次第に《S級宇宙 アダムスキー》で安全に詰める型も見られるようになった。
参考