超七極(ちょうななきょく) Gio(ジオ)巨大設計図(きょだいせっけいず)

超七極 Gio UC 光文明 (9)
進化クリーチャー:エンジェル・コマンド/侵略者 11500
このクリーチャーを召喚する時、自分の手札にある他のコスト9のカードを好きな数、相手に見せてもよい。こうして見せたカード1枚につき、このクリーチャーの召喚コストを1少なくする。ただし、コストは0以下にはならない。
進化:光のクリーチャー1体の上に置く。
ブロッカー
W・ブレイカー
巨大設計図  UC 自然文明 (2)
呪文
自分の山札の上から4枚を表向きにする。その中から、コスト7以上のクリーチャーをすべて手札に加え、残りを好きな順序で山札の下に置く。
※殿堂入り

DMEX-17で登場した/自然エンジェル・コマンド/侵略者ツインパクト
《超七極 Gio》《巨大設計図》が合体してツインパクトになった。

デッキのほとんどがコスト9【九極侵略】《巨大設計図》と非常に相性が良く、さらにこのカード自身もコスト9サポートを受けられる。白緑【九極侵略】に投入して下さいと言っているようなカードである。

《超七極 Gio》のコスト軽減能力は2枚以上回収できればマナコスト的にお釣りが来る。また自身の呪文面で自身のクリーチャー面を回収することができるため、積極的に唱えて引き込んだはいいものの重すぎて出せるカードがない、ということが起こりにくい。

元となった《巨大設計図》《超七極 Gio》を併せてそれぞれ4~8枚体制で《極まる侵略 G.O.D.》を目指したい。さらに序盤に墓地へ落としたこのカードを《God of Dream/Grenade of D-moll》リアニメイトしてやろう。

《極まる侵略 G.O.D.》デッキは、コスト9のクリーチャーには恵まれながらも、早期に繰り出せる《G.O.D.》の侵略元が《超七極 Gio》しか存在しない(=デッキに4枚のみ)という致命的かつ根本的な問題を抱え続けていた。
しかしこのカードの登場により《超七極 Gio》を通常版と合わせてデッキに8枚投入することが可能に。
このデッキタイプが長年抱え続けてきた侵略元問題を解消できる待望のカードであり、呪文面も扱いやすいドローソースであった為、【九極侵略】の大きな躍進に繋がる1枚と言っても過言ではない。

  • 後に【九極侵略】以外のデッキを強化しすぎてしまったため本カードは殿堂入り。通常版と合わせてデッキに5枚しか入れられなくなってしまった。なまじこのカードを使うために緑を入れるぐらいのカードパワーがあったため、【九極侵略】は大ダメージを受けた。

環境において

DMEX-17期にメインデッキの約半分を《巨大設計図》の回収対象で占めた白青緑【ナウ・オア・ネバーループ】オリジナルCSで優勝した。
【ナウ・オア・ネバーループ】のループパーツはコスト7に偏っているため、構築次第で《ストリーミング・シェイパー》を超える手札補充効率のカードを8枚採用できることが判明し、注目を集めるきっかけになった。

DMBD-18期には 《樹食の超人》【墓地ソース】【グルメ墓地ソース】)が活躍し始める。
これは本家《巨大設計図》以外の36枚をこのカードとコスト7以上のクリーチャーで固めることで安定した2ターン目4ドローを可能にし、増えた手札《樹食の超人》墓地に落として爆発的で墓地メタの効かない墓地肥やしを行う、まったく新しいデッキタイプだった。

回収対象に収まるコスト7以上のクリーチャーのカードプールの広さから、様々なカードに【グルメ墓地ソース】のパーツとしてスポットが当てられた。よく知られる《天幕船 ドンデンブタイ》《シリウ・ヘブン》の他にも、《熱血星龍 ガイギンガ GS》《龍装者 ジスタジオ》《アーチャー・チュリス/ボルカニック・アロー》なども再評価がなされた。中には墳墓避け的に回収対象を5、6種類程度1枚積みした型も結果を残している。
実際のゲーム運び上ツインパクト元の《巨大設計図》を4枚採用しなくとも困らず、むしろ手札補充における濁りとなることから、そちらを3枚に抑えた構築もしばらくすると増えていった。

【4色ウェルキウス天門】【白緑天門】というデッキタイプも誕生した。特に《光の兄妹 るる&ルシファー》から《我怒の鎖 パンサーベア》を踏み倒す構築は環境を席巻。一般に【巨大天門】と言うとこの構築を指す。

王来篇末期のオリジナル環境では抜き4色で《巨大設計図》基盤の【ナウ・オア・ネバーループ】が流行した。この型は単なるコンボデッキではなく、コントロールプランが取れるグッドスタッフ寄りの構成なのが特長だった。

その後2022年8月15日付で《樹食の超人》と共に殿堂入り。登場から296日での殿堂入りは、1発プレミアム殿堂を除けば殿堂入り指定時点で《月下旋壊 ド・リュミーズ》と並んで史上9位タイのスピード記録。ツインパクト化を遂げたカードの殿堂入りはこれが初。[1]

  • 余談になるが、直前の2022年7月1日に4マナで最大5ドローの《アクアン》が殿堂入りに復帰している。

《樹食》を殿堂入りさせた上でこのカードまで殿堂した理由は《巨大設計図》との8枚体制であれば比較的容易に1枚制限の《樹食》を引っ張り込むことができ、規制の意味が薄くなるためか。

殿堂入り後も通常版の《巨大設計図》と合わせてドロー基盤としたデッキが散発的に入賞実績を残していた。

DM23-RP1期から【巨大天門】の入賞数が上向いた。『DMGP2023-2nd』で予選突破実績上位デッキに輝いた【我我我ブランド】【青黒赤緑邪王門】に強いためか。

その後、【ムザルミ天門】でツインパクト元の《巨大設計図》の強力さが再認識されると、その1枚目として【白緑巨大天門】【アカシック3】でまた連日見かけるようになった。

その他

アニメ・漫画において

関連カード

収録セット

参考