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唱える
呪文を使うことを意味するキーワード処理。
より具体的には、呪文を現在在るゾーンから公開しコストを支払い、書かれている呪文能力を実行すること。
「クリーチャー」に対しての「召喚」、「クロスギア」に対しての「ジェネレート」にあたる。
呪文のみ、バトルゾーンに出すことではなく、解決することでしか効果を生成しないため、コスト踏み倒しの際にも「唱える」を用いる。
「唱える」は以下の手順から成る。
- 現在在るゾーンから唱える呪文を公開する。(この時点で保留状態になる。)
- 追加コストや代替コストを持つ場合、どれを支払うか宣言する。
- コスト加重やコスト軽減がある場合、それらを適用する。
- 総コストを好きな順番で支払う。
原則として手札にある呪文カードのみ唱えられる。
カードの能力で唱える場合は例外も存在する。
また、《生命と大地と轟破の決断》や《フューチャー・スクラッパー》、《アカシック・ヴィジョン》のように、手札以外のゾーンからコストを支払って呪文を唱えられるカードも存在する。
ルール
- モードなどの選択を伴う効果は、効果を解決する際に選択する。唱える段階ではどうするかを決めておく必要はない。
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| | 過去の裁定
| - かつての裁定ではモードのうちどれを選ぶかは「唱える」段階で、上記手順でいう2.より前に選択する必要があった。さらに、複数枚のモード呪文を《暗黒皇グレイテスト・シーザー》などで唱える場合の複雑なルールとして、どの呪文の解決よりも前にモードを先に選ぶ必要があり、例えば《勇愛の天秤》を2枚同時に唱えた場合、まず最初に2枚の《勇愛》でそれぞれどちらのモードを解決するか選んでから効果を使っていく必要があった。
《超次元フェアリー・ホール》など、「効果を解決してからモードを選んで使う」ようなカードが直感的に使用できない原因になっていたほか、《フェアリー・トラップ》に(当時の)ルールを逸脱した特殊裁定が与えられる原因にもなっていたなど、紛らわしかったためか撤廃された。
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その他
- 「呪文を唱える」の類義語に「呪文を撃つ」という表現がある。また漫画では、「超動」と表現されることが多い。
- 俗に「キャストする」と言われることもある。また、「キャスト」が「唱える」の名詞形として使われることもある。日本語としては「詠唱」が存在するが、どちらかというとコンピュータゲーム的な表現。TCGでは「キャスト」がより一般的。
撃つ
呪文を唱えること。「唱える」より攻撃的な言い方である。表記の揺れで「打つ」となることもある。
主な使い方は「確定除去を撃つ」「とりあえず《エナジー・ライト》を撃って…」「《黒騎士ザールフェルドII世》で呪文を連打」など。
空撃ちとは呪文の効果が一部しかできない場合にもかかわらずその呪文を唱えること。
例としてチャージャー呪文をあえて不発させてマナブーストする、《炎晶バクレツ弾》をマナ回収のために唱える、などがある。
- DM-28から《魔弾〜》という呪文が登場した。登場前から「撃つ」は使われていたがそれまで以上にしっくりくる表現となった。
参考