《「十尾(じゅうび)」の(いただき) バック・トゥ・ザ・オレ》

「十尾」の頂 バック・トゥ・ザ・オレ  SR 無色 (10)
クリーチャー:エンジェル・コマンド/ゼニス 11000
W・ブレイカー
このクリーチャーが召喚によって出た時、自分の山札を見る。その中からコスト6以下の呪文を2枚まで、表向きにしてもよい。その後、山札をシャッフルする。表向きにした呪文のうち1枚を相手に選ばせて墓地に置く。もう1枚をコストを支払わずに唱える。
このクリーチャーが攻撃する時、コスト6以下の呪文を1枚、自分の墓地からコストを支払わずに唱えてもよい。その後、その呪文を自分の山札の下に置く。
エターナル・Ω(このクリーチャーが離れる時、かわりに手札に戻す)

DMR-08で登場した無色エンジェル・コマンド/ゼニス

召喚時に山札からコスト6以下の呪文を2枚選び、相手が選んだ方をコスト踏み倒しで唱え、もう1枚は墓地に置く。

また、アタックトリガー墓地からコスト6以下の呪文を更に唱える事ができる。全体的に《邪眼皇ロマノフI世》の強化版といったようなスペックである。

能力で唱えられる呪文コスト以外に制限が無い。
自身が無色である事もあり文明を問わず幅広いコンボが考えられるだろう。
ドロー《トリプル・ブレイン》除去《地獄門デス・ゲート》《グローバル・ナビゲーション》、各種超次元呪文と選択肢はかなり広い。

無色エンジェル・コマンドなので《ウェディング・ゲート》から踏み倒せるのも特徴。召喚した時の能力は使えないが、次のターンまで生き残れば、墓地の《ウェディング・ゲート》を再び唱えてさらに展開できる。

ただし、すべての能力呪文に依存しているため、呪文唱えることを禁じられると非常に危険。《偽りの王 ナンバーナイン》などがバトルゾーンにあればエターナル・Ωを持つ中堅ファッティに過ぎないので、呪文メタ対策は必須。

ルール

「召喚によって出た時」の能力の処理について

呪文表向きにする効果と唱える効果が句点「。」によって別々のテキストに区切られているため、唱えられない呪文表向きにしてもよい。こうして唱えられなかった呪文山札の上にとどまる。
(類似例:《甲型龍帝式 キリコ³》)

呪文/呪文のツインパクトの片側を参照して表向きにした後、墓地に置かれなかった場合、そのツインパクトの好きな側を唱えることができると考えられる。
ツインパクトの片側を参照して、その物理的な状態を変更する場合、ツインパクトの両側が物理的な状態を変更する効果の影響を受けるためである。
(類似例:《ローゼス・イノベーション》)

  • DMR-08版の旧テキストに従うと、呪文を選んで相手に見せる効果によって、選ぶ効果の影響を受けた呪文のみ唱えることができる。つまり、呪文/呪文のツインパクトの、自分が選んだ側のみ唱えることができることになる。両側がコスト6以下の呪文であるツインパクトを相手に見せる場合、相手が選ぶ前に自分がどちら側を選んだか相手に伝える必要があることになる。

その他

  • カード名の由来は映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」とそちらの主演俳優である「マイケル・J・フォックス」。冠詞は漫画「NARUTO -ナルト-」に登場する「十尾」を連想させるが、あちらが漫画に登場したのはDMR-08発売半年前ほどの時期。それほど早く流行のネタを開発に取り込めるのかはやや疑問が残り、むしろ妖怪の「九尾」からの連想ということですっきりと説明がつきそうである。

デュエル・マスターズ プレイスでは

「十尾」の頂 バック・トゥ・ザ・オレ R 無色 (10)
クリーチャー:エンジェル・コマンド/ゼニス 11000
W・ブレイカー
エターナル・Ω
召喚によってバトルゾーンに出た時、自分の山札からコスト6以下の呪文を探索し、その中から2枚を公開し、相手に1枚選ばせる。選ばれたカードを墓地に置き、残りのカードをコストを支払わずに唱える。その後、山札をシャッフルする。
攻撃する時、自分の墓地からコスト6以下の呪文を1枚を、コストを支払わずに唱えてもよい。その後、その呪文を自分の山札の一番下に置く。

DMPP-19で実装。テキストはなるべく同じになるよう調整されているが、効果の弱体化は免れないためかレアとして登場している。

召喚時のcip探索仕様かつ強制になった。
探索は「種類」で提示するため、同種のカードは1つの選択肢になる。ゆえに、同名の呪文2枚を公開することができない。同じ名前のカード2枚から相手に選ばせ、相手の選択肢を実質奪うテクニックは使えなくなった。

山札に1種類しかコスト6以下の呪文が残っていなかったら、必ずその1枚だけを公開し、先にその1枚を墓地に置くせいで「残りのカード」が存在せず、何も唱えられずに終わる。

  • やや紛らわしいが、探索の3択で登場はしたが公開しなかったカードは「残りのカード」に含まれない。あくまで自分自身が選んだ2枚が唱える候補カードとなる。
  • TCG版の「1枚を相手に選ばせて墓地に置く。もう1枚をコストを支払わずに唱える」から「相手に1枚選ばせる。選ばれたカードを墓地に置き、残りのカードをコストを支払わずに唱える」にカードテキストが変更されているが、相手が選んだ方のカードが《デュエマの鬼!キクチ師範代》などの効果によって墓地に置かれなくとも、そのカードは「残り」ではなくなる扱いを受けている(2024/8/18検証)。したがって、《キクチ師範代》などを悪用して探索した2枚の両方を唱えることはできない。

フレーバーテキスト

  • DMPP-19
    その尾に宿る「俺」を束ねし者、それが「十尾」の頂なり。

収録セット

デュエル・マスターズ

デュエル・マスターズ プレイス

参考