《ダイヤモンド・ブリザード》
DM-11で登場した初の進化スノーフェアリー。 全体除去などで失ったアドバンテージを一気に取り戻すことができ、上手くデッキを組めば途切れない連続攻撃を仕掛けることが可能に。 反面、この能力は強制であり、回収するカードの枚数の指定もできないため、考え無しに使えば一気にマナが減り、展開が遅れる。デッキに合わせた独自のプレイングが必要になってくるカードだろう。 場合によってはより使いやすい能力の《ダイヤモンド・カスケード》を採用してもいい。
デュエル・マスターズ プレイスでは最新バージョンの性能
DMPP-03で実装。レアリティがスーパーレアに昇格。デュエプレの「手札は10枚まで」という仕様に配慮された回収方法になっている。《ダイヤモンド・ブリザード》は回収できなくなったものの、TCG版でのマナを強制効果で減らしてしまうという弱点が、補充したスノーフェアリーの枚数だけマナブーストで帳消しになる調整を受けている。一方で、墓地からの回収はできなくなった。 マナゾーンに積極的にスノーフェアリーを落としてから召喚すれば、《アストラル・リーフ》と同等以上の手札補充を行い、かつ実質的に0マナやマイナスのマナで召喚酔いのないパワー5000のクリーチャーが出せる。進化元がいれば最速3ターン目から可能であり、それ以降に出しても強力である。
Ver.1.2.1以降の環境においてナーフ以降も主にDMPP-03期-DMPP-07期、DMPP-15期-DMPP-16期、DMPP-25期において活躍を続けている。以下にその経緯を示す。 DMPP-04期は【ヘブンズ・ゲート】の登場に伴い、《スパイラル・スライダー》でバウンスできないコスト7以上のブロッカーが序盤でも出てくるようになった。これに対抗し、《光器ペトローバ》や《ホーリー・スパーク》で乗り越えられるようにした【白緑ブリザード】が登場した。この時期の《無双竜機ボルバルザーク》系統の主流デッキであった【ハンデスボルバルザーク】に対し、《ブリザード》さえ出せれば、大量の手札補充と展開力でハンデスや除去に対抗することができた。 DMPP-05期前半(バランス調節前)は主流デッキがDMPP-04期とあまり変わっておらず、引き続き活躍を続けた。一方、《アポカリプス・デイ》の登場で、大量展開後に全滅させられる可能性も生まれた。 DMPP-05期後半(バランス調節後)は、ハンデスの弱体化と《無双竜機ボルバルザーク》のDP殿堂により、やや有利な相手である【ハンデスボルバルザーク】が事実上消滅。これによりやや苦手な相手である【ヘブンズ・ゲート】、【ウェーブストライカー】が増加し、使用率は減少する。両デッキに対抗できる除去カードやブロッカー破壊を入れづらい弱点が浮き彫りになった。 DMPP-06期には、《ブリザード》を確定サーチできる《進化の化身》が登場した。《ブリザード》が引けない事故が減少し、1ゲーム中に《ブリザード》を出せる回数が増加した。さらに、《進化の化身》はパンプアップを持っており、デッキ全体のパワーが低くなりがちな【ダイヤモンド・ブリザード】にとって非常にありがたい存在であった。バトルゾーンを制圧されたときは《アポカリプス・デイ》を自分で打った後に再展開するデッキも登場した。この結果、再びトップメタの地位に返り咲いた。 DMPP-07期には、《ソーラー・コミューン》が登場した。スノーフェアリーを並べていれば複数タップでき、場合によってはコスト3の《ホーリー・スパーク》として扱える。展開ついでに小型クリーチャーのタップ&デストロイやブロッカーの突破に使える。
DMPP-08期にはNew Divisionで《雪溶妖精シャーマン・メリッサ》が使用不可能になったこと、インフレの進行などから環境の主流からは外れた。しかし、第4回BATTLE ARENAにて【白緑ブリザード】がベスト4となり、All Divisionにおいてはまだガチデッキとして戦えることを示した。 DMPP-09期には《ブリザード》本体もNew Divisionで使用できなくなり、デッキとして組めなくなった。一方で《連珠の精霊アガピトス》や《超鎧亜キングダム・ゲオルグ》といった盤面制圧力が高いカードがナーフされたため、All Divisionでは少し環境に復帰した。また、新たに《剛勇妖精ピーチ・プリンセス》を獲得し、4マナでの進化速攻がしやすくなった。 DMPP-15期には《ダイヤモンド・カスケード》、《天真妖精オチャッピィ》等を獲得し、猛烈な強化を受けた。《ブリザード》と《カスケード》はマナに置けばお互いを回収できる他、《カスケード》により墓地のスノーフェアリーまで回収できるようになり、ナーフ前《ブリザード》に近い動きが取れるようになった。さらに《カスケード》のパワード・ブレイカーによりワンショットまでできるようになった。 DMPP-16期には《霞み妖精ジャスミン》を獲得し、スノーフェアリーだけでマナを伸ばすことがさらに容易になった。さらに、元々の展開力を生かし、《復活の祈祷師ザビ・ミラ》から《死海竜ガロウズ・デビルドラゴン》を出してブロッカーやS・トリガーを突破する【ザビミラブリザード】という型も成立した。そのあまりの活躍から《ダイヤモンド・カスケード》がナーフされたが、依然としてトップメタの一角に立ち続けている。 その後しばらくは、細々と愛好家によって使われるデッキとして活躍していた。 DMPX-01ではスノーフェアリーから進化できる《超神星ヴァルカン・アンチャンス》を獲得。クリーチャーのcipを無効化できるようになった。また、《恋愛妖精アジサイ》も登場し、リソース補充能力が格段に向上した。 DMPP-27では《ブリザード》からも侵略が可能な《S級原始 サンマッド》が登場。また、《母なる星域》、《大神秘ビシャモン》を絡めて爆発的な展開を可能にする型も開発されており、DMPP-27環境においてもADのトップメタの一角として君臨している。 アップデート履歴2020年4月23日に使用可能になってから、2020年5月7日実施のメンテナンスまでの14日間、以下のような性能だった。
TCG版と比較して、かなりハイスペックなクリーチャー。 自分のマナゾーンと墓地にあるスノーフェアリーを回収しつつ、同量のアンタップ状態のマナに置き換える。加えて回収したスノーフェアリーをそのまま展開できる自己完結した動きを持つ。 何らかの理由でスノーフェアリーが墓地へ送られた時のアドバンテージの損失を帳消しに出来るため、ハンデスや除去に滅法強い。《ダイヤモンド・ブリザード》の存在故に全体除去や殴り返しをあまり恐れずスノーフェアリーを展開することが出来る。 能力の強さはマナゾーン、墓地にあるスノーフェアリーの枚数に依存するが、1度《ダイヤモンド・ブリザード》を出すとマナブーストにより山札からスノーフェアリーを掘り出すため、2体目以降はカードパワーが増していく。 《ダイヤモンド・ブリザード》で《ダイヤモンド・ブリザード》は回収できなくなっているため、別のサルベージ手段が入っていないなら、《ダイヤモンド・ブリザード》本体をハンデスや除去されれば、その分は確実な消耗になる。また、大量のマナブーストをするため山札の減りが非常に早く、消耗戦になると性能を発揮できなくなる。
Ver.1.2.0環境において登場以降、短期間でデュエル・マスターズ プレイス環境を【ダイヤモンド・ブリザード】に染め上げた。 墓地とマナゾーンから回収する能力により、進化元スノーフェアリーを破壊やマナ送りで除去したりハンデスで墓地送りにしても《ダイヤモンド・ブリザード》 で根こそぎ回収されるどころか、相手のマナブーストを手助けしかねない。 能力の回収対象外の《ダイヤモンド・ブリザード》そのものを、利用できないゾーンに置かせたいが、ピーピングハンデスは存在していないため、ランダムハンデスで使われる前に落とせることを期待するしかなかった。なお、前述の通り進化元をハンデスしても回収されるし、マッドネスを引いてしまえば敗色は濃厚となる。 《ダイヤモンド・ブリザード》を使ったデッキは基本的に展開力を武器とするビートダウンとなるため、ブロッカーや《聖天使グライス・メジキューラ》で制圧することが対策になっていた。 ただし《ダイヤモンド・ブリザード》はリソース回収能力に長け、デッキの自由度も高いため逆対策も多く存在した。光をいれて《光器ペトローバ》や《ホーリー・スパーク》でパワーの低さを克服及びブロッカー対策してくる型や、《ガルクライフ・ドラゴン》で光のクリーチャーを全体除去するケースもある。
公式による調査とカード能力の変更ここまで跋扈することは想定外だったためか、4月27日には公式アカウントにて「《ダイヤモンド・ブリザード》を使用したデッキがゲームバランスに与えている影響について、調査を行っている」というツイートが行われ、ゲーム内でも同様の告知がなされた。第3弾アップデートの4月23日から1週間以内の出来事である。 その後、4月30日に公表された公式の告知によると、集計の結果《ダイヤモンド・ブリザード》を使用したデッキの勝率は55.3%(1位)、使用率は25.3%(1位)だったとのこと。 これは当初運営チームが想定していたゲームのバランスから逸脱するものと明言された。 5月7日、告知通りにアプリのアップデートが行われ、《ダイヤモンド・ブリザード》の能力は変更された。デュエプレ史上初の、デザインの変更が行われたカードとなった。 プレイヤーに対する補償として、2020年5月7日(木)メンテナンス終了後 〜 2020年5月21日(木)メンテナンス開始までノーマル版《ダイヤモンド・ブリザード》の分解ポイントが600から2400(生成と同額)に、プレミアム版《ダイヤモンド・ブリザード》も1700から2400(変更後のノーマル版と同額)に変更された。
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