聖沌大忍者(せいとんだいにんじゃ) シキソクゼック》

聖沌大忍者 シキソクゼック SR 光文明 (8)
クリーチャー:メカ・デル・ソル/シノビ 13000
ブロッカー
T・ブレイカー
このクリーチャーがタップした時、自分の手札から好きな数のメカ・デル・ステラを出してもよい。
自分のメカが攻撃またはブロックした時、自分の山札の上から1枚目をシールド化してもよい。
自分のシールドが10以上あれば、自分のメカはすべてのバトルに勝ち、相手に選ばれない。

DM23-RP2で登場したメカ・デル・ソル/シノビ

自身がタップした時に手札から任意の数のメカ・デル・ステラを踏み倒せる能力と、メカ攻撃またはブロックした時にシールド追加できる能力、更にシールドが10以上あれば自分のメカすべてのバトルに勝つアンタッチャブル状態にする能力の3つを持つ。

コスト8の大型メカであり、メカ戦略の切り札を担える性能のクリーチャー。
最も目を引くのは一番目の踏み倒し能力だが、対象はメカ・デル・ステラ限定。メカ・デル・ディネロやその他メカ種族は出せず、範囲はやや狭い。また、踏み倒し元が手札なので、事前にドローしたりシールドを割られていない限り、思ったより派手に大量展開とはいかない。
しかし、それでも強力な能力には違いない。ブロック《新星姫 マルシドループ》アタックトリガーハイパー化のコストにするなど受動・能動問わずタップの機会は多いので、上手く活用してやりたい。《聖カオスマントラ》を自身を残しながら展開できるのは明確な利点だろう。

メインとなるのは、2番目以降のシステムクリーチャー的な常在型能力
メカの攻撃とブロックという1アクション毎にシールド追加を可能とするため、自分のメカの数次第では凄まじい速度でシールドを増やす事ができる。シールドを大きく削られた後の立て直しに強いのは勿論、《星姫械 エルナリク》《獲銀月 ペトローバ》などシールド枚数を参照するメカを強力にサポートできる。

さらに、シールドが10以上まで貯まればメカ全体がすべてのバトルに勝つアンタッチャブル状態となり、非常に除去されづらくなる。一度条件を満たしてしまえば、ブロッカーでシールドを守り続ける事で容易に耐性を維持し続ける事ができる。どんな軽量ブロッカーでも攻撃を受け止めてしまうため、相手は攻める事が難しくなる上、こちらからの攻撃は中々止められないという事態に陥る。
システムクリーチャーながら大型かつ自身も能力の対象内である為、有利な状況を維持しやすいのも長所。

オールタップには弱いが、自身がタップした時の効果で展開して立て直したり、《聖カオスマントラ》攻撃を防ぐなど対抗策はある。

問題となるのは8コストという重さ。素直に召喚するのはやはり難しいため、メクレイド8で出してやりたいところ。中でも、安定して場に出すには《フラウム・ゴルギーニ》を使うのが最も無難。各ターンの終わりにメカが全員アンタップするためシールド追加の機会を増やす事もできる。

また、耐性付与の面では《ハイパー・エン・ゲルス》も相性が良く、あちらをハイパー化させつつシールドを10以上にすれば、自陣を「アンタッチャブルで離れない、かつすべてのバトルに勝つ」という無敵の軍団にする事が可能。両者を揃えられれば達成は難しくないので、この状態を実現してフィニッシュする事を目指すメカデッキを組んでみるのも面白いだろう。

  • 種族能力の条件が共通する《光霊姫アレフティナ》とは、シールドが10になった時点であちらの効果特殊勝利するため、ややシナジーは薄い。とは言え、シールド追加を容易にするこのクリーチャーで盤面とシールドを維持し、メクレイド等を経由して《アレフティナ》を出して勝つ、といった戦略は十分に考えられる。

その他

  • 《MAX・ザ・ジョニー》と同じ理由で、意図的に「10以上」の表記にされている。「10つ以上」が誤りな理由はそちらを参照。
  • カード名の由来は、般若心経の一節「色即是空」だろう。
  • その姿は、全身が無数の武器の集合体で構成され、各部にシノビの仮面を備え、切り刻まれたような形の細い上半身が無数の武器を構えている、という異様なもの。背景に浮かび上がる無数のクナイも相まって、非常に荘厳かつ畏怖を感じさせるようなイラストとなっている。通常版のイラストレーターである増田 幹生氏は「クナイがうねるように連なっていて自身も切り刻まれてる感じのデザインです。」と言及している。

サイクル

DM23-RP2で登場したスーパーレアのコスト8クリーチャーサイクル。同弾に収録されているメクレイドに対応した種族コストを持つ。

関連カード

収録セット

参考


公式Q&A

  • 3つ目の能力について

Q.相手のターン中、相手の《首領竜 ゴルファンタジスタ》が攻撃し、自分は《聖沌大忍者 シキソクゼック》でブロックしました。
《首領竜 ゴルファンタジスタ》の「このクリーチャーがブロックされた時」の能力と、《聖沌大忍者 シキソクゼック》の「自分のメカが攻撃またはブロックした時」、「このクリーチャーがタップした時」の能力は、どのような順番で解決しますか?
A.「ブロックされた時」の能力と、「攻撃またはブロックした時」、「このクリーチャーがタップした時」は、すべて同タイミングでトリガーし、複数の能力が同時にトリガーしている場合はターン・プレイヤーの能力から順番に解決します。
まず、ターン・プレイヤーである相手の《首領竜 ゴルファンタジスタ》の能力を解決し、自分のシールドが3つブレイクされます。
ブレイクされたシールドの「S・トリガー」や「G・ストライク」の処理を終えた後、《聖沌大忍者 シキソクゼック》の「自分のメカが攻撃またはブロックした時」の能力と、「このクリーチャーがタップした時」の能力、また、「S・トリガー」で召喚したクリーチャーの「出た時」の能力などを、好きな順番で解決します。
上記をすべて解決した後、《首領竜 ゴルファンタジスタ》《聖沌大忍者 シキソクゼック》がバトルします。
引用元(2023.6.23)