天罪堕将(てんざいだしょう) アルカクラウン》

天罪堕将 アルカクラウン P 光/闇/自然文明 (9)
クリーチャー:エンジェル・コマンド/デーモン・コマンド/ロスト・クルセイダー 12000
T・ブレイカー
このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、自分の山札の上から5枚を見る。その中から、コスト7以下の光のクリーチャー、水のクリーチャー、闇のクリーチャー、火のクリーチャー、自然のクリーチャーをそれぞれ1体ずつ選び、バトルゾーンに出してもよい。その後、残りを好きな順序で山札の一番下に置く。

DMBD-01で登場した//自然エンジェル・コマンド/デーモン・コマンド/ロスト・クルセイダー

cip能力により、各文明1体ずつ、最大5体ものクリーチャー山札からコスト踏み倒しできる。

非常に強力なコスト踏み倒し能力を持つ当該デッキのメインカードである。
《邪帝類五龍目 ドミティウス》と同等の能力で、そちらとはパワーは同じであるが、種族文明が異なる。能力の強さの評価等は、そちらを参考にして構わない。

種族サポートの豊富さは言わずもがな、文明が非常に強力で、//自然を三つそろえたカードは、DMBD-01以前の段階では、《希望の守り手ファンク》《霊騎秘宝ヒャックメー》《霊騎死爵サー・アルビデス》の三枚しか存在しなかった。マナ基盤としてカードを評価するとすれば、3色あるだけで申し分なく、それだけで希少性も高い。

また、《ドミティウス》同様、この手の大型踏み倒しカードでありながら、召喚時制限効果ではない。進化クリーチャーでもないため、《コクーン・マニューバ》《冥王の牙》スーパー・S・トリガーで出せれば、怒涛の大量展開から逆転する事も夢ではない。

マナ基盤としての優秀さと、多色であることを生かして、《邪帝類五龍目 ドミティウス》との差別化を図るなら、《フェアリー・ミラクル》《獅子王の遺跡》を駆使して、一気にマナ加速することが望ましい。この二種類のカードは、DMBD-01に一緒に収録されていることもうれしい。

《邪帝類五龍目 ドミティウス》にはない強みとして、種族が優秀なため、能力で進化クリーチャーをめくったら、そのまま進化という流れをとることもできる。《ドミティウス》と同様にコマンドなので《大神砕グレイトフル・ライフ》《悪魔神グレイトフル・デッド》はもちろん、デーモン・コマンドであることで《悪魔神バロム・エンペラー》多色であることでDMBD-01に収録されている進化アルカディアスなども考えられる。トップデック次第だが、無償で進化できる強みをうまく生かしたい。

総じて、高い能力と、豊富なサポートに恵まれたカードである。しかし、《異端流し オニカマス》等の対策や、9マナという決して少なくはないコストをいかにカバーするかが求められる。幸い、強力な着地サポートの《気高き魂 不動》コスト踏み倒し範囲内に入っているので、コスト踏み倒しメタはある程度何とかなるだろう。

ルール

  • 見たカードが多色カードの場合には、そのカードが持つ文明一つを選び、他の文明は選択の枠を取らない。
    例えば、見たカードが《トップ・オブ・ロマネスク》三枚と、呪文二枚だった場合、《ロマネスク》のうち一枚を「光のクリーチャー」として、二枚目を「火のクリーチャー」として、三枚目を「自然のクリーチャー」としてみなせば、三体の《ロマネスク》を踏み倒すことができる。

他のカードとの相性

その他

  • 名前にある「クラウン」は、「王冠」を意味する『Crown』か、「道化師」を意味する『Clown』のいずれかであると思われる。あるいはダブルミーニングか。
    また、闇道化マルバスの正体であること、同じDMBD-01キングクイーンジャックがいることから、トランプにおけるジョーカーを意識したと言える。
  • DM-02で一度だけ登場して以来、15年も姿を見せることがなかった闇道化マルバスの正体。背景ストーリーでは、聖鎧亜王家に近づき、五色の曲芸をもって王妃を狂わせ、王の暴走の果てに王子との相打ちで、王家を崩壊にまで陥れた元凶。その後は《龍仙ロマネスク》を始めとする聖鎧亜王家の好敵手の助けを借りた王妃によって討たれた。
    • ……しかし、彼がどこから来た存在なのかは不明である。また、王家を崩壊させた先に何をしたかったのかが語られることもなかった。
      単なる道化で終わったとは言い切れない、以下の様々な謎を残しており、今後その謎が解けるかが注目である。

関連カード

収録セット

参考