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粛清者モーリッツ R 光文明 (4) |
クリーチャー:ソルトルーパー 3000 |
メタモーフ |
MM−このクリーチャーまたは自分の他のクリーチャーをバトルゾーンに出した時、バトルゾーンにある相手のクリーチャーを1体選び、タップする。 |
メタモーフで、自分のクリーチャーがすべて《雷光の使徒ミール》になる。
条件が揃えば非常に高い制圧力を持つシステムクリーチャーであり、クリーチャーコントロールでは相手のクリーチャーをことごとくタップキルしていくことが出来る。メタモーフを発動できる7マナ域には《不滅の精霊パーフェクト・ギャラクシー》やゼン&アクなど高いパワーを持つフィニッシャーが多く存在し、それらをリソース不要の除去として扱うことが出来る。
お互いに攻めきれずジリ貧に陥った状況ではフィニッシャーとして機能し、一方的にフィールドアドバンテージを稼ぎ出して相手の勝ちの目を完全に詰みとる。システムクリーチャーらしくハンデスと相性が良く、7マナ域には《ロスト・ソウル》が存在するのも好都合。
以上のことから《粛清者モーリッツ》を採用するデッキは白黒緑を含んだ3色以上のデッキであることが多く、《腐敗無頼トリプルマウス》や《無頼聖者スカイソード》から柔軟に7マナに到達することが出来る。
ニンジャ・ストライクやクリーチャーのS・トリガーなどクリーチャーの防御札とも相性が良く、それらの発動時に追加で1体をタップで止めることが出来る。
ニンジャ・ストライク7からは《威牙の幻ハンゾウ》や《怒流牙 サイゾウミスト》など強力なシノビが使えるようになるのも、やはり都合が良い。
《粛清者モーリッツ》自身が出た時にもタップ出来るのは地味ながら重要なポイントで、システムクリーチャーながら出す際の隙が少なく、コスト4と軽いこともあってバウンスを受けてもテンポロスを起こさない。制圧要員が先にバトルゾーンにいれば、即座かつ継続的なタップキルに移ることが出来る。
7マナあれば《粛清者モーリッツ》と《青銅の鎧》などの軽量クリーチャーと同時出しして2体タップも出来る。
メタモーフ前提なのもあってかパワーが3000と高めなのもうれしい点。単体でもパワー3000未満の相手をタップキル出来、《火焔タイガーグレンオー》などの全体火力に巻き込まれにくい。
総じてメタモーフの条件がタップ能力と噛み合っている上に、システムクリーチャー特有のフィニッシャー性を持ちながらも多くの弱点を克服しており、完成度の高い強力なカードとなっている。
マナが伸びるグッドスタッフならば深く考えずとも採用出来、タップキルによって戦略に幅を持たせてくれる。
古くは聖拳編の【マナソース】で使われ、極神編環境では【白黒緑ガーディアン】で使われた。
戦国編環境ではグッドスタッフ環境なのもあって採用できるデッキが多く、【ギャラクシーコントロール】、【ロマネスクリアニメイト】、【ゼン&アク】、【5色コントロール】などに採用された。
《不滅の精霊パーフェクト・ギャラクシー》がバトル要員としてあまりにも強力であり、その上《ソウル・アドバンテージ》で簡単に相手をジリ貧に陥れることが出来たため、それらに《粛清者モーリッツ》を添えれば完全な積みの状況を作ることが可能であった。《不滅の精霊パーフェクト・ギャラクシー》に関してはメタカードでもあり、質の高いタップ能力持ちかつシールドをブレイク出来るクリーチャーであるため、シールド・フォースを破るのに大いに役立った。
《聖鎧亜キング・アルカディアス》・《聖鎧亜クイーン・アルカディアス》らとも相性が良く、前者はロック前後の盤面整理手段として用いられ、後者は呪文ロックで《粛清者モーリッツ》を守りつつパワー9000のタップキルが行える状況を作ることが出来た。
《邪眼皇ロマノフI世》やゼン&アクともセットで使われ、アタックトリガーを使いたいがシールドをブレイクしたくない時にタップで攻撃対象を作ることが出来た。特にゼン&アクは高パワーな上Q・ブレイカーであるため、タップキル手段があるとG・リンク時の立ち回りを大きく改善できた。
ニンジャ・ストライクが登場したのもこの時期であり、それらの強化パーツとしても扱われた。
特に【ギャラクシーコントロール】、【ロマネスクリアニメイト】にはほぼ確実に採用され、《粛清者モーリッツ》は1枚積みが基本ながらも高い実力を持つカードとして認知されるようになった。
ギャラクシーマスターリーグ2008優勝デッキである【ギャラクシーコントロール】に1枚投入される実績を残した。
覚醒編からエピソード1にかけては【白黒緑超次元】で採用された。《超次元シャイニー・ホール》が優秀なタップキル手段であったために採用は選択であったが、《恐気の覚醒者ランブル・レクター》や《雷電の覚醒者グレート・チャクラ》で継続的なタップキルが行える、《時空の凶兵ブラック・ガンヴィート》を確定除去として扱える、複数のタップキルで《時空の封殺ディアス Z》の覚醒が狙える、小型サイキック・クリーチャーのばらまきで複数タップが出来るなど運用面で相性が良かったため、度々併用された。《超次元リバイヴ・ホール》で回収出来る点も地味ながら大きな差別点であった。