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雪渓妖精マルル C 自然文明 (2) |
クリーチャー:スノーフェアリー 1000 |
セイバー:アース・ドラゴン |
DM-14で登場したスノーフェアリー。アース・ドラゴンを対象としたセイバーを持つ。
アース・ドラゴンは《緑神龍ミルドガルムス》や《緑神龍ザールベルグ》などのcip能力持ちや《緑神龍バルガザルムス》や《無双竜機ドルザーク》のようなドラゴン同士で共鳴するものが多く、わざわざ他種族のウィニーである《マルル》で守る必要は薄かった。
後に登場した《ポッポ・弥太郎・パッピー》は文明は違うが性能面では上位互換であり、当時ドラゴンは火文明絡みが主力だったのもあり、役目すらも奪われていた。
長らく影の薄いカードだったが、《緑神龍ドラピ》のデメリットを打ち消せることから、突然有用性が見出だされる。こうして低コストでの早期《ドラピ》降臨を目指すデッキが【セイバードラピ】であり、それの主力カードとして日の目を浴びることとなった。
DM-14の発売からちょうど6年の歳月を経ての出来事である。
【セイバードラピ】に置いても《ポッポ・弥太郎・パッピー》は有用ではあるが、抱き合わせでの5枚以上の採用は無論、デッキを単色に出来る点であちらに勝る。
低コスト域での早期《ドラピ》降臨を目指すこのデッキにおいて、色事故を気にしなくても良いのは、安定性の向上および強さに直結するものである。《トレジャー・マップ》でサーチ出来る点やマナ武装を有効に扱えるなど、小回りの利いた構築が可能となる。
後に、範囲がドラゴン全体に広がりパワーも1000上がった《結界の面 ブオン》が登場し、【セイバードラピ】での主力を譲ると同時に自然単色での5枚以上採用が可能となった。
また、その《結界の面 ブオン》にも必ずしも劣るわけではなく、【スノーフェアリー】に【セイバードラピ】を組み込む際は橋渡しとして優秀。
スノーフェアリーはマナブーストとウィニーの扱いに長けた種族であり、《ドラピ》共々高い運用性を発揮できる。また、デッキを回す過程でマナやりくりの際、余剰に発生したマナに《ドラピ》をあてがうことで片手間に大型打点を用意することが出来る。
《ダイヤモンド・ブリザード》や《ダイヤモンド・カスケード》などスノーフェアリーの進化元兼サルベージにもあやかることが出来、基本使い捨てとなりがちなセイバーを繰り返し使用できるなど極めて相性が良い。
《ドラピ》のサルベージはそう簡単には行かないが、《天真妖精オチャッピィ》などでマナを経由すれば別に難しくもなく、粘り強く出していける。
また、《妖精の裏技ラララ・ライフ》を起動できるため、やろうと思えば2ターン目に《ドラピ》を出すことも可能。パーツも【スノーフェアリー】に普通に採用出来るものばかりであるため、狙ってみてもいいだろう。
《緑神龍ドラピ》の登場は無論、後々強化を受け続けるスノーフェアリーに属していたのが功を奏したといったところか。ドラゴンと人型種族は強化が顕著なため、今後更なる需要が発生する可能性は十分にある。登場時と比べて待遇は極めて良くなっており、覚えておいても損のないカードであろう。
雪渓妖精マルル UC 自然文明 (2) |
クリーチャー:スノーフェアリー 1000 |
自分の他のドラゴンが破壊される時、かわりにこのクリーチャーを破壊する。 |
DMPP-02で登場。セイバーの対象がドラゴンに広がり、アンコモンに昇格した。半面、身代わり能力が強制となった。DMPP-03で《ダイヤモンド・ブリザード》が登場した際には、ドラゴンを採用しないデッキであっても、2コスト1000の軽量バニラとして数合わせ的に採用される光景がしばしば見られた。
雪渓妖精マルル UC 自然文明 (2) |
クリーチャー:スノーフェアリー 1000 |
自分のドラゴンが破壊される時、かわりにこのクリーチャーを破壊する。 |
擬似セイバーはドラゴンを付与した《マルル》自身にも適用されていた。
ドラゴンを付与された《マルル》と別のドラゴンが同時に破壊される時、デュエプレの置換効果の適用順に従って、《マルル》自身の破壊を擬似セイバーで置換し、結局《マルル》は破壊され、ドラゴンには置換効果が適用されず破壊される。
デュエプレ特有の強制の置換効果適用によって余分なボードアドバンテージの消失が発生していた。
このクリーチャーが描かれているカード