【ダイヤモンド・ブリザード】 (デュエプレ)

《ダイヤモンド・ブリザード》を軸に添えたデッキ。

New Divisionでは、DMPP-09が実装されると同時に《ダイヤモンド・ブリザード》が使用不可能になった。
New Divisionでの使用不可後も、何度かスノーフェアリープッシュを受け、その度にAll Divisionの環境デッキとして返り咲いている。

ダイヤモンド・ブリザード SR 自然文明 (3)
進化クリーチャー:スノーフェアリー 5000
進化−スノーフェアリー
バトルゾーンに出た時、自分のマナゾーンから《ダイヤモンド・ブリザード》以外のスノーフェアリーを、手札の上限枚数になるまで手札に戻す。その後、こうして手札に戻したスノーフェアリーの数だけ、自分の山札の上からカードをマナゾーンに置く。

ここでは2020年5月7日の《ダイヤモンド・ブリザード》の弱体化(ナーフ)以降のデッキを主に扱うが、弱体化以前のデッキについても記載する。

共通

必須カード

カード名コスト概要
《ダイヤモンド・ブリザード》(3)コンセプト
《恋愛妖精アジサイ》(4)スノーフェアリー登場時にドローができるデッキエンジン。破壊時にはマナに行くため、《ブリザード》で即時回収可能

主要スノーフェアリー

《冒険妖精ポレゴン》(1)最軽量のスノーフェアリー
《霞み妖精ジャスミン》(2)墓地肥やしマナブーストを同時に行える
《剛勇妖精ピーチ・プリンセス》(3)大量展開や進化速攻でコスト軽減を活用しやすい
《天真妖精オチャッピィ》(3)S・バックでコストを踏み倒して展開&マナブースト
《雪精 ジャーベル》(3)状況に応じて自然のクリーチャーをサーチ
《雪精 ホルデガンス》(3)盤面を広げつつマナブースト
《ダイヤモンド・カスケード》(5)出ているスノーフェアリーの数だけパンプアップするパワード・ブレイカー
墓地に落ちたスノーフェアリーでマナ回復もこなす

スノーフェアリー以外のカード

《S級原始 サンマッド》(3)3コストのクリーチャーから侵略。デッキの性質上マナに置いておきやすく、3コストのクリーチャーも多く、盤面も広がりやすいと非常に強いシナジーを持つ。デッキに不足する除去能力すら補える
《母なる星域》(3)効果を使い終わった小型クリーチャーをマナ落ちした進化クリーチャーに変換することができる。デッキの性質上進化クリーチャーの数も多く、活用できる場面は多い
《進化の化身》(4)進化クリーチャーを確定サーチ パンプアップも大きい
《超神星ヴァルカン・アンチャンス》(6)スノーフェアリーを対象としたシンパシーで出現する進化GVフェニックス。相手のクリーチャー効果を封殺することができる大型フィニッシャー
《大神秘ビシャモン》(6)コスト軽減効果で展開を補助をする潤滑油。このカード自体がそこそこのサイズのため、もっぱら《母なる星域》が同時採用され、そこから出される。ジャイアントであるため《アンチャンス》の進化元になることもでき、相性が良い

現在ではあまり使われないカード

DMPP-27時点
《超神星ヴァルカン・アンチャンス》《S級原始 サンマッド》などの非スノーフェアリーの搭載も増えてきたことで、遠回りなマナブーストを行うスノーフェアリーやパワーだけが取り柄なカードも抜けていった。

《愛嬌妖精サエポヨ》(2)クリーチャー展開時パンプアップ
《雪溶妖精シャーマン・メリッサ》(2)破壊される代わりにマナゾーンに行き、《ブリザード》で回収できる
《呪氷妖精マッド・サクラン》(2)自分の進化クリーチャーがいるとパンプアップ
《雪布妖精ユウコ》(2)マナ爆誕(2)で手札がなくても展開可能
《暖氷妖精カオルン》(3)マナ爆誕等で減ったマナをブースト 《ブリザード》のマナ交換にも反応する
《ダイヤモンド・クラック》(4)マナ爆誕等で減ったマナをブースト

DMPP-15時点
《ダイヤモンド・カスケード》《ダイヤモンド・クラック》《天真妖精オチャッピィ》などのカードをDMPP-15で獲得したことから、半ば数合わせ的に搭載されていた以下カードは抜けていった。

《神楽妖精パルティア》(2)山札を介した墓地回収
《雪渓妖精マルル》(2)スノーフェアリーの水増し
《薫風妖精コートニー》(2)色事故がなくなり、《ドルバロム》対策にもなる
《純潔妖精コスモス》(3)S・トリガー持ちのスノーフェアリー
《秋風妖精リップル》(4)

長所

進化クリーチャー特有の「進化元1体の上に乗せるため自分のクリーチャーの数が増えない」という弱点を、マナ回収による手札補充と疑似アンタップインによるマナ回復から更に展開する事で克服している。
展開力が非常に高く、少々除去ハンデスを受けた程度では止まらないばかりか、《ダイヤモンド・カスケード》でさらにリソースを稼ぐこともできる。

《ダイヤモンド・カスケード》搭乗前と規制後の緑単色の場合は長らくビートダウンデッキとしての側面が強かったが、《超神星ヴァルカン・アンチャンス》《S級原始 サンマッド》などのビートではなくワンショット向きのカードも取り入れることができるようになっている。

短所

速攻デッキ相手の場合は《ダイヤモンド・ブリザード》が真価を発揮する前にダイレクトアタックを決められるおそれがある。
《時空の探検家ジョン》/《冒険の覚醒者ジョンジョ・ジョン》で、進化速攻を止められるのもきつい。

《穿神兵ジェットドリル》は早期に除去できないと、《ブリザード》がただのセルフランデスになってしまうため、機能不全に陥る。
早期に対処するなら《ソーラー・コミューン》によるタップキルぐらいしかない。

《カスケード》なしだと《バースト・ショット》《マグマティラノス》などの全体火力に弱め。
相手に《アポカリプス・デイ》を使われる可能性がある。ミラーマッチだとS・トリガーで《アポカリ》→《カスケード》で逆転という展開が怖い。

デッキに大量のスノーフェアリーを入れることではじめて《ブリザード》の真価を発揮できるため、それ以外のカードの枠が少ない。

《アポカリプス・デイ》・《ソーラー・コミューン》・《霊騎コルテオ》投入により解消される弱点
デッキ内のウィニーが多くなるため、中型~大型のブロッカーが並ぶと突破が難しくなる。

《ダイヤモンド・カスケード》投入により解消される弱点
手札補充については《ダイヤモンド・ブリザード》への依存度が高く、ハンデス《ダイヤモンド・ブリザード》を失ったり、《根絶のデクロワゾー》などにより進化元が1体もない状態に陥れば手札が枯渇しやすい。

プレイング

マナゾーンに置いたスノーフェアリー《ダイヤモンド・ブリザード》で回収可能かつ、回収後もマナは減らないため積極的に置くことが望ましい。
ただし《ダイヤモンド・ブリザード》自身はマナ回収の対象外であることと、進化元がいなければ《ダイヤモンド・ブリザード》を召喚できないことについては考慮が必要である。

マナゾーンのカードが頻繁に入れ替わるため、自然マナの消失や公開情報から自分のシールドの中身の把握にも気をつけたい。

広げた盤面は《アンチャンス》に変換することで盤面を空けて再展開することができ、邪魔な相手クリーチャーは《サンマッド》で除去。圧倒的な過剰打点を《アンチャンス》の封殺効果を活用しながら押し付けてフィニッシュする。

その他

《秋麗妖精リップル》コマンドサーチ《幻想妖精カチュア》ドラゴンリクルート《薫風妖精コートニー》染色と言ったように、スノーフェアリーには他アーキタイプとの架け橋になるカードが様々に存在する。
マナが大きく伸びることも加味すると、様々な大規模コンボを実現する余地があると言えるだろう。
この場合の問題点は、元々のスノーフェアリー基盤が強力なため、コンボを実現する間もなく勝ってしまう非スノーフェアリーを増やすほど《ブリザード》の出力が下がってしまうところか。

【ザビミラブリザード】

主要カード

カード名コスト概要
《復活の祈祷師ザビ・ミラ》(8)フィニッシャー
《秋麗妖精リップル》(4)《ザビミラ》をサーチ
《薫風妖精コートニー》(2)疑似黒マナ
《デッドリー・ラブ》(2)軽量除去 《カスケード》の出力向上にも
《死海秘宝ザビ・デモナ》(4)《冒険の覚醒者ジョンジョ・ジョン》を出せる

サイキック・クリーチャー

プレイング

ミラーマッチ受けの弱いデッキ相手なら白緑型の【ブリザード】と同じように速攻を仕掛ける。
受けの固いデッキ相手なら、《霞み妖精ジャスミン》《天真妖精オチャッピィ》マナ加速した上で、横並べから《復活の祈祷師ザビ・ミラ》召喚《時空の戦猫シンカイヤヌス》《ハイドラ・ギルザウルス》《竜骨なる者ザビ・リゲル》《ガロウズ・セブ・カイザー》の順にサイキック・クリーチャーを呼び出す。
《時空の戦猫ヤヌスグレンオー》の効果で《ザビ・ミラ》にスピードアタッカーを付与し、リーサルを仕掛ける。

長所

白緑型の【ブリザード】と比較すると、《復活の祈祷師ザビ・ミラ》からの《死海竜ガロウズ・デビルドラゴン》によるS・トリガー無効化+バウンス付きのT・ブレイクにより、受けの強いデッキに対して強く出ることが出来る。

DMPP-16期中期の《ダイヤモンド・カスケード》ナーフにより、白緑型がワンショットしづらくなり、相対的にワンショット性能も向上した。

短所

白緑型と比べると受けが脆く、殴り合いではやや不利。

サンプルレシピ

GRAND MASTER決定戦2022(2022年11月12日開催、DMPP-16期・《カスケード》ナーフ後)で夜長アンジー選手が登録していたAll Division仕様のデッキ(出典)。

白緑型(DMPP-15DMPP-16の型)

候補カード

《ダイヤモンド・カスケード》(5)ナーフ前は最大パワー23000のQ・ブレイカー
墓地に落ちたスノーフェアリーでマナ回復もこなす
《進化設計図》(2)多数の進化クリーチャーを手札に
《愛嬌妖精サエポヨ》(2)クリーチャー展開時パンプアップ
《呪氷妖精マッド・サクラン》(2)自分の進化クリーチャーがいるとパンプアップ
《雪布妖精ユウコ》(2)マナ爆誕(2)で手札がなくても展開可能
《暖氷妖精カオルン》(3)マナ爆誕等で減ったマナをブースト 《ブリザード》のマナ交換にも反応する
《密林の総督ハックル・キリンソーヤ》(3)チャンプブロックをすり抜けるマナ進化《進化設計図》でサーチ可能
《ダイヤモンド・クラック》(4)マナ爆誕等で減ったマナをブースト
《ソーラー・コミューン》(3)スノーフェアリーがたくさんいればコスト3で複数タップ
《アポカリプス・デイ》(6)全体除去 自分は《ブリザード》《カスケード》から再展開
《DNA・スパーク》(6)盤面のスノーフェアリーが全除去されても確定オールタップの優秀なS・トリガー
《ホーリー・スパーク》(6)《DNA・スパーク》の下位互換だが、併せて最大8枚体制とすることもある

概要

バトルゾーンに7体のスノーフェアリーを並べれば最大パワー23000のQ・ブレイカーにもなるナーフ前《ダイヤモンド・カスケード》でビートダウン、もしくはワンショットする。
小型を多く出すデッキなので《アポカリプス・デイ》を自分で狙って使うこともでき、その場合も《カスケード》によるマナ回復が大きなアドバンテージにつながる。

サンプルレシピ

GRAND MASTER決定戦2022(2022年11月12日開催、DMPP-16期・《カスケード》ナーフ後)でBorsalino選手が登録していたAll Division仕様のデッキ(出典)。
ブラフの超次元ゾーンは省略。

白緑型(DMPP-04DMPP-14の型)

候補カード

《ソーラー・コミューン》スノーフェアリーがたくさんいればコスト3で複数タップ
《転倒専機コロビナー》S・トリガー獣 相手のクリーチャーを1体タップ、グレートメカオー
《予言者コロン》《ミリオンパーツ》のブロッカー付与を受けたくない場合に
《キャプテン・ミリオンパーツ》グレートメカオー以外のブロック不可、自身と《コロビナー》をブロッカーに
《霊騎コルテオ》擬似オールタップのS・トリガー
《密林の総督ハックル・キリンソーヤ》チャンプブロックをすり抜けるマナ進化《進化の化身》でサーチ可能
《進化設計図》多数の進化クリーチャーを手札に
《幻緑の双月》手札からのマナブースト
《DNA・スパーク》優秀なS・トリガー
《ホーリー・スパーク》
《アポカリプス・デイ》全体除去 自分は《ブリザード》《カスケード》から再展開
《青銅の鎧》マナブースト 2(スノーフェアリー)→3→5と《ペトローバ》に繋がる
《光器ペトローバ》スノーフェアリーをパンプアップ

概要

※弱体化前の能力を前提とした型は下の「Ver.1.2.0でのみ存在した【ダイヤモンド・ブリザード】」参照。

光のカードを採用することによりスノーフェアリーの弱点である対ブロッカー性能を補強する型。

DMPP-04環境において【ヘブンズ・ゲート】の登場に再評価されたデッキタイプ。
《スパイラル・スライダー》バウンスできないコスト7以上のブロッカー(特に《悪魔聖霊バルホルス》)を《光器ペトローバ》《ホーリー・スパーク》で乗り越えられる点が長所である。

DMPP-06《進化の化身》が登場したことにより色の組み合わせはこちらが主流になった。
相手クリーチャーの除去に乏しく、積極的にシールドブレイクしていくデッキのため、【青単ツヴァイランサー】と相性不利な殴り合いをしなくてはならない。
逆転するにはこちらのシールドに《ホーリー・スパーク》《アポカリプス・デイ》がないと駄目である。

DMPP-07《ソーラー・コミューン》が登場したことにより序盤でも複数タップができるようになった。
この時期になると、このデッキではコスト5は重いため《光器ペトローバ》は抜けていき、光は《ソーラー・コミューン》+その他S・トリガーを採用することが基本となった。
防御札がS・トリガーのタップしかない場合、《超神星アポロヌス・ドラゲリオン》は出されると一発でダイレクトアタックに持ち込まれてしまう。

公式大会

  • 同年11月21日の第2回バトルアリーナでも、全出場者のうち11.7%が【ダイヤモンド・ブリザード】を使用、4番目に使用率の高いデッキタイプとなった。8名での決勝トーナメントにもリザーバー枠の1名が進出した。
  • 翌2021年2月13日の第3回バトルアリーナでも、多様化した環境において使用率9.7%(第5位)を記録。8名での決勝トーナメントにも1名が進出した。
    第1回から第3回まで毎回決勝トーナメントへの進出者を出しているデッキタイプは【ダイヤモンド・ブリザード】の他には【ヘブンズ・ゲート】のみであり、ここからも【ダイヤモンド・ブリザード】が長い期間環境に定着している数少ないデッキタイプであることが窺える。
  • 第4回では使用率が激減したが、8名での決勝トーナメントに1名が進出し、ベスト4まで勝ち上がった。

青緑型

《聖天使グライス・メジキューラ》やブロッカーなど、速攻メタになるクリーチャーを《スパイラル・スライダー》除去しながらビートダウンする型。

《アストラル・リーフ》を併用する型としない型があり、併用するデッキは【リーフブリザード】とも呼ばれる。
《アストラル・リーフ》入りは進化クリーチャーが2種入ることになり事故率が高まるが、爆発力はかなり高い。
豊富な手札により、ランダムハンデス《ダイヤモンド・ブリザード》が落とされる確率も下げられる。

《進化の化身》の登場前は、《アクア・ハルカス》で打点を増やしつつ《ダイヤモンド・ブリザード》を引く役割があったが、《進化の化身》の登場により確実に山札に残っている《ブリザード》を手札に加えられるようになり、青を使う必要性が薄れた。

主要カード

候補カード

採用されづらいカード

《エマージェンシー・タイフーン》2マナを使って手札交換をする動きが現状あまり強くはない。弱体化後は墓地肥やしも恩恵がない。
《緑神龍アーク・デラセルナ》ハンデスの保険としては非常に有用だが、理想的な動きは相手にハンデスを撃たせるスキを与えない猛攻を仕掛けることである。同様の理由で相手からのブレイクが前提となるS・トリガーの《エマタイ》コンボも後ろ向きである。自分のターンにS・トリガーで出た《ゴースト・タッチ》《汽車男》には無力なのも痛い。
《ソーサーヘッド・シャーク》相手のウィニーバウンス ミラーマッチ対策だが弱体化後は5コストクリーチャーだと重く使いづらい。

赤緑型

速攻型。《ダイヤモンド・ブリザード》の大量回収による手札補充で速攻の手札消費をカバーしている。

主要カード

候補カード

Ver.1.2.0でのみ存在した【ダイヤモンド・ブリザード】

《ダイヤモンド・ブリザード》を使用したデッキはあまりにも環境を席巻していたため、2020年5月7日、アプリのVer.1.2.1への更新と共に能力の弱体化(ナーフ)が行われた。そこに至るまでの経緯などは《ダイヤモンド・ブリザード》参照。
以下は、《ブリザード》弱体化後は使用されることが少なくなったか、あるいはコンセプトの崩壊などにより使用が不可能になったデッキである。

+  展開

参考